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ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

小4男子児童失踪事件@オキナワ本部町

2021-02-24 04:42:12 | やんばる
小4の息子がいない!


いつもの小学校の駐車場で、一時間以上待っても出て来ない。

学校は森の中の家から歩いて行けないこともないけど、徒歩で40分はかかるのでいつも車で送り迎えしている。
お迎えの約束の時間に15分程遅れたが、いつもならランドセルを置いてボーっと車を探して突っ立って待っているんだけど、いないのだ。

ちょうどこの日、真ん中の子の入学説明で小学校へ来ていた相方にLINEする。同級生の子に聞いたらもう帰ったと。

相方は校内と、週に1〜2回行く徒歩
1分の所にある学童を探すと。
こちらは、行く訳がないと思いつつも、よく一緒に遊びに行くマチグァー(町営市場)、今日行く予定の歯医者、町役場、自宅と車で探しに。

しかし、どこにもいない。

学童にも居ないと、LINEがあった。
もう心当たりは、どう考えても何もない。

まず一人でどこかへ遊びに行くはずはないなのだけれど、
どこかへいく途中で川に落ちたとか、
変質者の児童誘拐とか、
虐められていて何処かに閉じ込められているとか、
悪いことしか頭に浮かばない。

とにかく、もうお手上げ。
事態が遅れたら、何かの時に手遅れになるかも。
だったら、早めに手を打たなくては。
いよいよ、捜索願いを出そうかと相方に電話すると、、、

いた!と。

相方の車の中に、、、
しかも、イビキかいて寝てました、と。

いくら平和な町でも車の鍵くらい、しめましょうね。












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サンゴでサンゴを埋め立てる辺野古

2020-12-27 18:47:03 | やんばる
この2年で、本部半島の山が急速になくなっている。
本部町から名護方面へ出掛けるときに通る道沿いに採掘現場があるので、デカイ山が削られて低くなっていくのや、辺野古基地移設反対派の抗議や土砂を運ぶトラックを見ることになる。
来年9月までに予定面積の4分の1の埋め立てを終える計画だけど、投入された土砂の量は、11月末時点で4%に満たない。
2年で4%って、全部埋め立てるのに50年掛かるのか??

ここらの山は琉球石灰岩と言って、元々は珊瑚や貝殻が堆積して出来たもの。セメントの材料になるんだけど、その余りの土砂を埋め立てに使っている。

生きた珊瑚を珊瑚の亡骸で生き埋めにしているわけだ。
こんな愚かな人間の行為から触発されたある芸術系の映画の手伝いをすることになった。主なロケ地は名護市安和の部間。




権現様の周りだけ、緑が残る。
この西海岸辺りでは珍しく、埋め立てでなく道路に橋がかかっている為に海と集落と森とがつながっている。自然生物が行き来できるはずが、その周りは砂ぼこりの丸ハゲな土地。


撮影は、およそ3週間で全部取り終えるタイトなスケジュール。東京から撮影部隊やダンス指導兼出演者などが来沖。

主に私の役目は「エアーダンサー」
通行人をやる位に思ってたけど、数名の同志と共に身体の節々が痛くなるほどの大ハッスルをすることになりました。
どんな内容かは、来年の夏に、東京の美術館で発表されるので、それを見てみないと何とも分かりかねますが、きっと素晴らしいものであることは間違いないです。





セメント工場はなかなか巨大で、稼働していても廃墟感がある。



今は1集落数軒しかないけど、昔は5集落で96軒あった。山の方にあった3集落は、跡形も無い。




沖縄は宝の島じゃんね

2020-03-29 15:15:45 | やんばる
沖縄は宝の島。

違う!
いや、そう!
 
リサイクルショップやオッチャンが車で集まる各地のローカルフリマ(これは沖縄独自のノスタルジックな風情がある)へ行っても、まず良いモノや掘出し物はない。
やはり、内地と比べてカツカツで暮らしてるオキナワは圧倒的にモノが少ない。

コザの基地のフェンスに並ぶローカルフリマ(どろぼう市)なんかでは
「こんなモノまで売るんですか??」
って、燃えないゴミで出していそうなものまでもが並んでいる。しかも、基地のフェンスを無断で利用してディスプレイしてたりして。



ところで、コロナ騒ぎでは学校の休校以外は特に何も変化のない我が家。細く長く生き延びる田舎の自然の遊びに行く気もしないので、日の落ちるのが遅くなった最近は学校帰りにチビ二人連れて、毎日ビーチへ行っている。
ワタシは庭の水はけを良くするためのサンゴをせっせとバケツに入れる作業。
子供たちは岩に登ったり、石拾ったり、シーグラス(漂流して角が取れたガラスの破片)拾ったり。毎日行っても全然飽きないらしい。彼らにとってビーチは宝の山。
こちらでは「くんじだー」と呼ばれる
(ちなみに、ワタシは流木でも、板状のものを専門に収集してます)




宝の島と言えば、「沖縄宝島」という地元限定の売ります買いますのサイトがある。
不便な田舎住まい者なんで、amazonにAli Express、メルカリにヤフオクは必須で、宅配便や郵便の方々には本当に感謝している。
以前は買うだけだったが、売ることも始めた。ネットで聞けないようなCDをPCに取り込んで処分するためだ。
ついでに、コンテナ倉庫に眠っている不用品も少しずつ処分し始めた。
しかし、大きなものは沖縄からだと送料が高くついて売るに売れない。

そんな時、役にたったのが「沖縄宝島
これがなかなか良いのだ。
建築資材関連の大物で、もう使いそうにないものはここで処分することにした。

本島内なので、基本直接引き取り。顔を合せての売買が、こんなに良いものとは思わなかった。
メルカリなんかだと、転売屋みたいのが無礼で一方的なコメントを寄越してきたりして、気分悪かったりするが、このローカルサイトで買ってくれる人は何故か皆んなたのしげ。ウチに尋ねて来るのが結構な楽しみとなっている。
 
ある角材用の金物は、中部在住の左官業を営むオジサンが、北部の大宜味で養鶏の小屋を建てるのに買ってくれた。自然に近い環境で育てたニワトリの卵を作って学校等へ卸す予定だそう。ウチのコテージを見て、こんな所で鳥の声を聞きながら暮らしたいね〜などど言って帰っていった。

工業用の扇風機を取りに来たのは、中部の基地で働く仲良しおじさん二人組。夜勤明けでドライブがてら来て、ウチの敷地を見たいというので、ひと通り案内した。中部あたりの中高年には、ヤンバルの田舎は憧れというか、彼らにとっての原風景なのかもしれない。
カブト虫はいないか?高く売れるはず〜とか、カルストの尖った岩は、大石林山がオープンした頃は、高く売れたさあ〜とか楽しい話が続く。三線の爪のキーホルダーを何故かプレゼントしてくれた。

余った角材を取りに来たのは南部に住む男性。元々韓国人だそう。子供と遊ぶために、ゴルフの練習場を自宅の屋上に作るつもりらしい。
東北の公立の大学を出たが、歳がいってたため就職出来ず、17年前に思い切って沖縄へ移住。基地の仕事なら国籍や年齢も関係ないと聞いて就職して、もう長いそうだ。美ら海で遊んで、花人逢(近所の眺めの良いピザ屋)でランチしてから来た。基地の職場に製材機があるから色々使えると言って喜んでバンに積んで持っていった。










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小さく生き延びる

2020-03-24 06:58:18 | やんばる
思い起こせば「あの時」もそうだった。
世間が不安になると、自分は不安が解消されると言うか、これでいいんだという安らかな気持ちになる。


あの時というのは、東日本の震災の年に長年暮らした東京をおさらばした時だ。
比較的恵まれた東京ローカルな暮らしをしていたが、仕事も趣味もパッとせず楽しい事よりも腹立たしい事の方が段々と増えていった頃、
「そろそろ、こんな都会の生活ともお別れしなくてはいけないんじゃないか?」
と思うようになっていた。
そんな時、あの社会を見つめ直す機会は訪れた。


そして、世界的に社会が不穏な方向へ行こうとしている今、新型コロナウイルスの騒動。
何が何でも東京オリンピック開催で、コロナの対策を今までおろそかにしてきて、いきなり首都封鎖もありえるとか、
事をオバサンが言ってる。
 
沖縄の北部のド田舎の山の中に住んでいると、コロナの蔓延よりも、雑草の勢いを防ぐ事のほうが重要。
下の娘(5歳)が、数ヶ月前から
「ノマちゃんオクラ好き」
「オクラっていつなるの?」
「ノマちゃんオクラ食べたい」
などと、ワタシに催眠術をかけるので、絶対やりたくなかった(蚊に刺されるから)畑をやる事になった。子供たちは、種植えて、気の向いた時に水をやるだけだ。
2011年には、各地の有機農業の住み込みのお手伝いから、自然農法の大御所のいる奈良へまで見学に行ったワタシですが、、、


失敗するとメゲルので、暮らしも小さいが畑も小さい。

どうせなら、オクラだけじゃなくトマトにゴーヤー、うん夏にはやはり枝豆だな。
はたして、雑草や虫の勢いが凄まじいこの条件の悪い山の中でうまく育つか?
過去に、物好きな友人がウチの敷地に畑を、作って何種類か野菜を植えたが全滅したことがある。

バナナも今まで植えた10本中3本しか生き残ってない。2500円の大きな苗を植えて、一房しか収穫出来なかったこともある、、、


ところで、春休みの家族四人での内地行きのキャンセル、他にあと2回の内地行きも怪しくなってきた。
格安航空はこういう時、お金が戻らないので厳しい。もうPeachなんか、累積でANAやJALのファーストクラス並の金額を支払ってるよ!
あと、2台分の車検料が同時期に。なるべく小さく暮らすにしても、こういった経済の打撃は厳しい。沖縄は決して物価はやすくないのだ。

牛乳、300円近くするさぁ〜ね。



博物館自体が博物館入りの名護

2019-02-08 09:04:00 | やんばる
未だに謎の名護市。




沖縄自体がそうであるが、取り立てて何かを生産しているわけてはないが、人口だけは多い名護。

ホームセンターと図書館とパン屋さんへ行きたい時、おでかけする名護。

つい最近までは、映画館もあったそうだが、カルチャーらしき匂いがしない、がカレーの匂いのする名護。

旧市街を車で通り掛かると、赤提灯やタイカレーの看板に釣られ、ついつい散歩してしまいたい気分になるけど、那覇の賑やかな。公設市場裏とは大違いな名護。

ジャズやレゲェのライブハウスがあるが、やってんのかどうか良くわからない人の気配のない、名護。

唯一、中古楽器屋とサブカル系も扱う古本屋が各一店づつあるが、新刊書店にはレココレもギターマガジンもなく立ち読みできない名護。



そんな名護市の旧市街にある、博物館へ初めて行って来た。
清村勉という建築家の企画展があったから。


市営市場から、5分も歩けば到着する。
この辺り、どこもかしこも一歩裏路地へ入れば廃墟の街を歩いているような気分になれる。
昔は、この辺りが中心街で、こじんまりと栄えていたのであろう。

近くの馬鹿でかいヒンプンカジュマルもスゲーが、ここの入り口のカジュマルと、ど太いフクギもとってもディープオキナワンな雰囲気で、いとステーキ。そういえば、名護の食堂で食ったステーキ定食、かたかったなぁ、700円也。

ギャラリー以外は整理日で入れてないが、入り口売店辺りからして眩暈がするほどレトロな匂いが充満していた。このまま保存したい、、、





コンクリート建築自体にはあまりひかれないが、関東大震災以降に盛んになったらしい内地よりも先に、沖縄で盛んだったのはうなずける。極悪なシロアリや猛烈な台風を考えると、木造はやはり躊躇したくなるだろう。

庶民の住宅は、戦後アメリカーの影響でブロック積み、そしてコンクリートへと変化していった。




沖縄へ来て建築の勉強をした時、初めて知った大宜味役場庁舎。
まだ、手探り状態のコンクリート建築なのに、見た目も含めて素晴らしいものをつくった清村さん。


沖縄で現存する最古のコンクリート建築。
風には六角形が良いらしい。
清村勉さんが、手を振っている。

手掛けたのは学校や役場など、公共の建築が主であったが、72年本土復帰に伴い沖縄振興開発の金のせいで、沖縄の戦渦を免れた貴重な建築物が次々と立て替えられてしまった。

清村の建築した校舎は、風が良く通るように工夫されており、開口部が広く、天井に熱気を抜けさせる穴が開けられていた。
立替のために解体された鉄筋には全然錆が入っていなかったそう。
逆に、そのころ新しく建てられたコンクリート建築は、セメントの砂を良く洗ってないので、塩が残っていて鉄筋が錆びて危険ということで今や有名。当時も今も目先の欲に駆られて、何も学んでいなかった沖縄建築業界。仕事がなくなるから丈夫なものを作る気がないのか??




さて、沖縄としては有名なオリオンビール工場が博物館のすぐ隣りにあるが、最近外資と本土企業に買収された。ここの見学コースは最高!(要予約)無くならないことを祈るのみ。






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那覇から本部が90分!

2018-08-26 06:45:00 | やんばる
空港のある那覇から、美ら海水族館のある本部までの交通手段、
旅行者の多くはレンタカーを選択するけど、バスの便がやたら増えて便利になってきた。

路線バスの117系統
空港リムジンバス
やんばる急行バス

に加えて、
沖縄エアポートバス
というのも最近できた。

レンタカーは、借りるのに時間がかかるし、交通事故がけっこう多い。

自分などは、内地へ出るときに、空港の駐車場料金や予約の煩わしさを考えると、バスは楽で最近良く利用している。

ほぼ同じ路線で、違うバス会社がいくつもあるのは、さすがアジアっぽく、判りづらい。

↓は、見やすいので、大変ありがたい。
http://oki-park.jp/sp/kaiyohaku/acc/147



そして、とうとう試験的にではあるが、那覇から直行の高速船が出ると。
時間にして、なんと90分!


http://taxitrip.0152.jp/marine/

本部港に着いてからどうすんの?というのが、問題であるが、1日乗り降りフリーになる循環バスが出されるよう。



あとは、那覇~名護までの電車ができればね、那覇でライブや映画見て呑んで帰るなんて夢みたいなことが出来るんだけど、、、

生きている内にできると良いな。
 







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沖縄やんばる街デート、半日コース

2018-05-28 06:39:00 | やんばる
Nちゃん(3歳)の保育園が午後おやすみ。久しぶりのデートだ。

最近のNちゃん、困ったことに毎日お下がりで貰ったフリフリドレスを着たがる。園への持ち物はワタシが準備するのだが、こっそりフリフリを入れたりするのだ。しかも、何種類もあって、パーティか結婚式にしか着ないようなやつまで、、、

昼過ぎ迎えに行くと、フリフリで待っていた。
ま、今日のは比較的カジュアルなやつで安心。

園では、いつもこの時間帯に昼寝をする習慣なので、軽バンの後に乗せ、
「横になって眼をつむって」
と言うと、
ニコニコしながら素直に転がる。(/▽\)♪ワイい。

5分もしない内に寝たので、昼飯はまたしてもポケットマーニーのカレー弁当(250円)
ま、日本でこれ以上安くて美味くて中毒性のある弁当は他にないだろう。
21世紀の森公園の日陰に車停めて食した後、メイクマンで土嚢袋とグランドカバー用の腐葉土10体を積んでいるところで、Nちゃん目を覚ます。

文化の乏しい北部で(一件だけサブカルな大型古本屋あるけど)、比較的本が多い名護の図書館へ。
返却手続きしている間、子供コーナーへ行かせたら、フリフリ姿でアンパンマンの本をソファーに座って大人しく見てた。(/▽\)♪ワイい。

次に、最近やり始めたらしい小さな焼き菓子屋さんへ。
象設計集団で有名な名護市役所と北部合同庁舎の間辺りの露地裏にあるらしいので、歩いて探す。
「お菓子屋さんあるかな?ないかな?」
と歌いながら、暑いんでブロック塀の日陰を選んで歩いて裏通りの更に路地を行くと、目的地らしい古民家を発見。何故か柱時計が外についている。

「ヤバイ休みか?」
家の中は薄暗く、看板も入り口も分からない。

「ただの民家か??」

しかし、甘いにおいがするねー、とNチャンも同意。

勇気を出して、2度ほど呼ぶと、奥からお店のおねぇさんの姿が見えた。

やっていた、、、

サンダル脱いで入店!

キャラメルカフェ


ちゃぶ台1卓だけのカフェ、ワタシはパッションフルーツのチーズケーキ、Nチャンはあんこの挟まったカステラ持ち帰りました。

帰りに、パーラーマルミットでフワフワのぜんざい(沖縄かき氷)を1つ分けあって、イオンへ。
UNIQLOでは、何故か様々なデザインのドラえもんTシャツが一杯。
これ大人が着るのか?
アジア人旅行者が買うのか??

本部へ戻り、学童へH君を迎えに行きゴリラチョップ(シュノーケリングスポット)で一遊び。
Nチャン、フリフリで岩登りは駄目じゃない?
ワタシは流木拾い。小屋の壁面用に以前から古材のような流木をコレクションしているのだが、中々良いのが集まらない。今日は何枚か拾えたので、良い日でありました。





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森の精霊に守られて

2017-10-28 18:51:13 | やんばる
サオラー嬢は、なかなか激しい台風だったけど、木々に守られた「森のおうち」は何の被害もなく無事です。
ホテル小屋一号も被害なしだけど、木で造作した北側の扉と窓二ヶ所は、上部から雨が吹き込み少々内部が濡れていた。他の場所はサッシなんで問題なし。
木は見た目は良いが、台風と後々のメンテを考えると、アルミサッシの採用を止めるわけにはいかなそう。小屋2号の課題だな。

沖縄では、台風の来る前にレンタルビデオ屋やスーパーが大繁盛するのが風物詩だけど、うちは材木が飛ばないようにしたのと、雨戸を閉めたくらい。


土曜日は、全ての機関がお休み。
先週に引き続き、週末缶詰で退屈きわまりない。
子供と遊ぶために、ネットで将棋版やオセロを買おうと思っていたが、今回思いつきで、将棋版を制作することに。


板は丁度良い大きさの端材があった。
駒は、今工事に取り掛かっているタイルのサンプルの余りを流用。
案外かわいいぞ。積み木崩しは出来ないけど、
ま、いいか。
アクリル絵の具で漢字を書くけど、汚い字だな。
さらに!裏面は凹凸があるんで、より汚い‼
ま、いいか。

先の先を読むのは苦手な性格なんで、将棋はめっぽう弱いが、
鼻先の人参にしか興味のない、Hクン6歳にはさすがに軽く勝てるんで、結構楽しい。
生意気な年頃の息子に、父親の偉大さを見せてやったぞ、ハハハ!大満足。

そのあと、カーちゃんとやって、勝って喜んでたね、よかったね。

 
昼間雨が止むと、急になにもなかったかのような静けさに。
ネットの雨雲レーダーを見たら、丁度台風の目に入ってた。

ノロいから4、5時間は大丈夫だろうと、缶詰で元気有り余る
子供二人を連れて車でパトロール。

海洋博方面への近道の本部の大橋は通行止め。瀬底大橋は、通行止めの表示はあったけど通過できた。
スーパーのビック、サンエーは開いてたけど、ダイソー、かねひで、ガソリンスタンド等はしまってた。

ま、外に出でも何もすることないから、すぐに寝ちゃったNちゃん(三才まだオッパイ呑んでます)に内緒で、スーパーでアイスクリーム購入。
泥のような海と、のら猫がしばしくつろぐのを見て帰ってきました。









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実はワタシ修行してます

2017-07-02 08:36:00 | やんばる
新聞取ってない、テレビは映らない、本屋も行かない、人にも滅多に会わない。
文字や言葉に会うのはたまに行く名護の図書館くらいか、、、

カルチャーから、見放されたワタシが最近やっていること、それは

修行

ま、どこかに弟子入りして俗世をすべて投げ捨てて涅槃目指しているわけでわない。
ナチュラルな地産の木材を使った、木工雑貨をあちこちに卸している工房へ間隙を縫っては通ってるんですの。
非常に丁寧な手仕事をしている所で、そこそこのロット数をこなすんだけと、すべて手作り(木工機械は使うけど)
スタッフが皆また素晴らしく、丁寧な仕事をするのは当たり前って雰囲気。

場所がまた良くって、家族との生活で日常化してしまった森のおうちから、山を越えて川沿いのジャングルの中を進んで行くと、だんだんあの世の近くに入って行く感じ。

何が修行かって?

ナイスなミュージックが流される工房で、簡単のようで微妙な手加減が必要なヤスリがけなどの単純反復作業などやってると、
もっと綺麗に、
もっと美しく、
と、
深いところへ入って行くような感じで、
瞑想状態になるのだ。

この辺は、作家(芸術家)に要求される、個性や反主流的なものよりも、
職人技に近いものがあるんだな。


以下、永 六輔「職人」より


「職人とは職業ではなく生き方だ」

では、ワタシも職人ですのと言っても良いかも、、、


「職業に貴賤はないと思うけど、生き方には貴賤がある」

見苦しい生き方をしている、政治家や官僚に捧げたい


「人間、〈出世したか〉〈しないか〉ではない。〈いやしいか〉〈いやしくないか〉だ」













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マルホランド(伊豆味)ドライブ-イン

2017-05-04 07:35:00 | やんばる
何度も通ってる、本部半島の通称「ソバ街道」

ドライブイン(昔ながらのファミレス)があるのは噂で知っていたけど、今まで気が付かなかった、、、
メニューは、洋食盛合せのAランチやらBランチなどでなく、


「鰻」





B級グルメが当たり前な沖縄で、期待度ゼロの鰻を食べる理由がない。
が、新たに本部で暮らしていく上で、御近所のあらゆるお店には一度は足を運んでおかないといけないと言う使命感で入店を決意。



亜熱帯沖縄の強力な植物に、沖縄バブルであった海洋博時代のコンクリートがのみ込まれる姿に、唖然として立ち尽くしていると、扉が開きオバァが手で看板を指差す。
鰻専門のお店ですよ、と。
既に半袖シーズンなのに、厚手のコートをお召しになってる。






室内から天井を突き抜けてはえている巨木に、レトロなライト。窓ガラスの四方はガムテープが貼ってある。




安いうな丼にしようとすると、ティッシュの箱の紙に書かれた文字を見せて、鰻が小さいから800円のうな重にせよと、ジェスチャーされる。
確かに、那覇の覇の字は書くのが面倒。

この辺で、オバァがうまく喋れないのと、海洋博以前の建物だと分かる。






中略



食後に牛乳が出てきた。
給食牛乳、、、




何度も振り返りながら、店をあとにする。
デビッドリンチのツインピークスが27年ぶりに復活するようだが、、、




謹賀新年2017

2017-01-02 19:18:00 | やんばる
森のおうちの裏山から、
日の出



今年もよろしくお願いいたします




震災後、愛すべき文化の多く残る東京を脱出
家族三人で農家や酪農家の手伝いや宿のヘルパーを住み込みでやること約一年
そんな国内放浪後、沖縄読谷に漂着
いつのまにか四人家族になり、
昨年9月には、更に北部やんばるとよばれる田舎の本部山里にやって来た。



うちなんちゅう(沖縄人)として育っていきます❗


ところで、
実は、
この山すごいんです。

ほとんど知られてないけど、
12月にライトアップされるのよ。
毎年電球の数が増えていき、かなりはでになってきた。



頂上には、あれま星マーク!


異界からの戻りかた

2016-12-31 21:17:36 | やんばる
そんな聡子に出会ったのは去年の夏のことだった

何月頃かは覚えるよしもない

そう、沖縄の夏は長い

気温はそう低くはないかが、北風がひんやりさせる短い冬以外は、すべて夏



そこは、廃墟となって放置された沖縄北部の山小屋

とある、うちなー(沖縄出身)の億万長者と呼ばれる絵描きが、地元のおじさんたちと時間をかけて自力で造り上げたカルスト岩の独特な庭と木造の画廊喫茶

それがその後、品のよい老夫婦に受け継げられたはいいが、体を悪くして管理出来なくなってしまう


敷地の草は身長以上に伸び、周りの森は凶暴なつるにおおわれ、昼でも暗く風も通さない



小屋においた小さなCDラジカセをrepeatにして、CDを再生する

作業着に安全靴
右手にノコ、左手にナタ

最初はビクビクしながらも、道具を持った人間ってものは、次第に恐れを忘れてどんどん切り込んでいく

くそー、負けるもんか
あぎゃー、やられるもんか

が、所詮は人力
せいぜい、半日で一本の木に絡んだツルを落とすのが精一杯

ターザンがぶる下がって移動に使うような太さにまで成長したやつなら二日がかりだ

中にはやっかいなトゲトゲのサルカケミカンってのもある
しかもそのトゲは逆さにむいていて、もがけばもがくほど抜け出せなくなるときた


さすが、に一ヶ月もやっていくと四方にがんがん進んでいく

どういうわけか、ちっぽけな生き物ってやつは、周りからだんだん進まず、トンネルを掘るように細く長く先へさきへとすすんでしまう

森の奥へ奥へと進んで行くと、聡子の声は届かない


しかし

山小屋には確かに

「うた」

がある


間違いなく気配がある


何かの気配にとりつかれるのは、死期の迫ってきた証拠?

魂を半分落としかけているかもしれない

雑木林を切り開く作業していても、もしや死に場所を探してるんじゃないかとふと思う


たとえば、亜熱帯の強力なツルで覆われた木の下
真っ暗なテントの中にでもいるようだ

下草は生えず、土はむき出し、空気は冷たく、虫さえ一匹もいない





そこに100人いたら、100人の聡子がいる
そんな余白にあふれる聡子の歌はすべてが傑作だ

「そして命の恩人でもある」

何故って?

今日も無事に、山の暗闇に飲み込まれず戻ってこられたからだ





本部町で、風街ろまん

2016-10-03 16:08:37 | やんばる
夏なんです

花いちもんめ

あしたてんきになあれ

の次に来るものといえば、、、


久々に、日本的情緒に浸りたい時聞くことがある
はっぴいえんど

今じゃ、音楽やるような都会の男子には必須アイテムのような日本語ロックバンド。


次に来る曲はね
「颱風」
曲自体は、大体気分的にそういうのこのバンドに求めてないんで、なんともうっとおしくて、飛ばしたりすることが多いんだけど、
避けて通れないのは沖縄の実際の台風。

大体南で発生して出来立てなので大きいんです。
そして、島民の生活は2~3日は完全にストップしちゃう。

今日は朝の町内放送で、暴風警報が発令され幼稚園や学校は休校。
子供は大喜び。
大人は台風が近づく前に買出し、スーパーやツタヤは大混雑。
みんな、昼から風呂入って、シマ(泡盛)飲んで、DVD鑑賞するんです。



しかし!今回の台風、なかなか来ない。
もう夕方だというのに(昼飲みして昼寝した)まるで穏やか。
学校余裕で行けたじゃん、、、
いったい、いつになったら来るんだ??



多くの木々に守られているけれど、木造トタン屋根のこの山小屋、はたして大丈夫か?
古いカワラヤー(木造瓦屋根の古民家)に住む人などは、避難所に朝から出てるけど。




雨樋、最近友人と一緒につけたんで、いきなり台風でのお試しです。
飛んでったらショックだよな~

いつまで、この工事中の看板かけてるんだ~?


それよりも、屋根だけ飛んで空から勝手にウチの生活撮影されたらもっと嫌だな。
4年前の台風で那覇の食堂、
こんなんなったら、大変だ、、、








、、、

森の訪問者

2016-09-18 19:25:00 | やんばる












いよいよ、ここまで来てしまった、、、
かつて暮らしたヨミタンソンは、那覇や沖縄市、北谷等の繁華街にも近く、沖縄バブルで潤ったウチナンチュウや便利で金持ちも多い田舎リゾート地でもありましたが
ここモトブチョウは、沖縄の中でも「やんばる」と呼ばれる北部の過疎の土地
かつては漁港で栄えたもんですが今は、かなり貧乏。 
未だに頑張ってる公設の市場を中心に街が形成されてますが、観光客で行列ができる特殊な店以外はひっそり。
表向きは世界的に評価の高い「美ら海水族館」を含む海洋博公園があるので、綺麗な南国リゾートを装ってるけど、図書館はぼろぼろ、河に掛かる橋もいつ下することやら。





そんな本部の街から車で5分ほど
世にも不思議な2憶4千年前の円錐カルスト大地の森の中
可愛い妖精二人と、しぶとい妖怪二人が
これから完成に向かうであろう森ホテルのモニター係として一時的に住み着いてます。





明け広げなので、人間以外のお客さんが、色々訪ねてきます。
黄金のサナギからどでかい蝶になる、幻のオオゴマダラ。




とり




寂しいので、人間さんも訪ねてきてくださいね。
今なら無料で泊まれます。



ゆたさるぐとぅ・うにげーさびら!








これから始まるヤンバルライフ

2016-08-16 21:19:25 | やんばる

本部の森のおうち、、、

夜が凄いんです!







「凄い」は言い過ぎか、

でも、初めてここの環境を見た人の中には
「背筋がゾクゾクして、鳥肌が立った」との感想もあり、自分が初めてここを見たときとは随分変化したのだと安心。
何しろこの物件を見たときは、廃墟か山の魑魅魍魎どものいすわる幽霊屋敷かと違う意味でゾクゾクしたもんでありましたから。

夏の夜の、ちょっとだけひんやりした空気を浴びてしんみり飲むビールの美味いこと。

本書いたり、絵を描いたりしたくなるな~
どっちも出来んけど。

宿泊客をとるようになる前に、モニター期間として少なくとも年内は家族で住んでみます。
あらゆる意味で、落ち着かない我が家には、この森と一体化したおうちは贅沢過ぎる環境。
鳥や虫の音のと共に静かに過ごすなんてまずないでしょう。どう考えても、静かな山に子供の叫び声や相方の怒鳴り声がこだまするノイズ発生源なので。




沖縄の本部町は、カツオ漁やヤンバルから那覇方面へ向かう輸送の船の中継地店としてかつて栄えた港町。
吉祥寺や高円寺等とは比べようがないけど、昔ながらの市場に若い人たちが営む珈琲屋や、スウィーツ屋等が混在し、月に一回手作り市が開催される。
時々夜市も開催され、有名なDJが皿を回す中でフェイスとぅフェイスとの楽しいお買い物ができちゃう。




映画館もライブハウスもない過疎の田舎町だけど、14日が命日の山口富士夫のドキュメンタリー自主上映をやりたいとか、jazzの野外フェスを開催(11月に)するだの、楽しい話がちらほら。
那覇や、空港から遠くなっちゃうけど、スタバも近所になくなっちゃうけど、、、
楽しみは、自分でつくるしかないね。