MGデスティニー以来、久しぶり?の模型ネタ、現在絶賛放送中の『機動戦士ガンダム00』に登場する人類革新連盟軍の主力機MSJ-06Aティエレン地上型です。
ヤラレメカながら、そのフォルムや劇中での演出のおかげで巷で絶大な人気を博しているティエレンを簡易モデルであるFG(ファーストグレード)ではなく、その上のHG(ハイグレード)でリリースされた物です。
その形式番号やモノアイなど名機ザクを彷彿とさせる部分が多く、オールドファンにも馴染みやすい機体ではないでしょうか。
キットは安価ながらティエレンのボリューム感満点のフォルムをよく再現してある好キットだと思います。

1/144と小スケールながら、可動部も多くて様々なポージングが可能ですが、立ち姿が一番美しい気がします。
無機質というか、機械然とした姿に戦車のイメージを重ねる人も多いと思います。また作業工作機械にも通ずるイメージも内包していますね。
仕上げはいつも通り、ゲート跡や合わせ目などを処理した後、各部の面出しとエッジ出しをしっかり行う事でより機械ぽさを強調しました。
そのまま塗装してもよかったのですが、更に一味加える意味でバトルダメージを各部に入れてます。
あまりうるさくならないように注意しながら、パッケージイラストやイメージイラストを参考にして、エッジ部に切り裂きを入れたり、アーマー部分に松本零士風(笑)弾痕を入れたりしてみました。
一生懸命磨き出した面やエッジにキズを入れるのは、自分で作った砂の城を自ら崩すような作業で少々切ないですね(汗)
塗装は関節色に近いガンダムカラーのファントムグレーを下地にして全体に吹きつけ、その上から同じくガンダムカラーのジオングリーン1(ワッパ用にアソートされています)で基本色を塗りました。
普段はパーツ同士が擦れて塗装が剥がれると「ミギャー」となるのですが、ティエレンの場合はキズが付いた部分から下地のグレーが現れて天然のダメージ再現になってます(笑)
バトルダメージは、エッジの切り込みはデザインナイフで三角に切り込みを入れ、弾痕はアロマ用線香を使ってプラ表面を溶かして入れてますが、そのままだと生々しいので、軽くサンディングして馴染ませています。
ウェザリングはリアルタッチマーカーを使ったり、フラットブラックをクリアに溶かした物をススとして吹き付けたりしてます。

サイドビューです。
肩の人革軍章は電撃ホビー1月号付録のシールを利用しました。
ウェザリングについては、極僅かしか行わずなるべく塗装による使い込まれた機体表現をしてみたつもりです。
理由は……AFVの知識やウエザリングに関するセンスではとてもそのスジの人(笑)には敵わないからです。

リアビューです。
背部コンテナ?から生えているアンテナについては、キットの物は安全基準からかとても太いので、基部だけ利用し、先のアンテナ部は市販のアンテナパーツを流用してシャープなイメージにしてあります。

バストアップです。
頭部には市販パーツを利用しアンテナを増設。モノアイも市販パーツを埋め込んでみましたが、非常に小さいパーツで撮影時にうまく光らなかったので画像加工でモノアイは点灯してあります。
第10話でアンカーが収められていた胸部両サイドにあるオレンジ部分は、コストダウンの為かパーツ分割されていなかったので、マスキングにより塗り分けました。何故ここにオレンジ色が配してあるのかということを想像して、識別色であると解釈し、設定画よりは劇中に近い明るめの色で塗ってあります。
左側にある30ミリ機銃は、市販パーツを埋め込みバレルを再現してみました。

パッケージイラストを意識して。
カーボンブレードは、その名の通り金属ではなくカーボン性であることを意識して、メタリック色を使わずに光沢のブラックにたっぷりのクリアを上掛けした後、コンパウンドで磨いてギラっとした輝きを目指しましたが、撮影時の落下事故(汗)により一部の塗装が剥げてしまいました……あーあ(涙)

肩ブロックが胴体のレールに合わせて可動したりと特徴的な構造のティエレンですが、個人的に一番感心したのがこの『振り向きざまシュートBy桜木花道』です。
劇中でも描かれていましたが、脚部の進行方向とは別の角度へ上半身を回転させて射撃するという、戦車などを見れば当たり前の構造なのですが、今までモビルスーツではあまり取り入れられなかった構造です。
ガンタンクではキャタピラを利用して方向転換しなくてはならず、マゼラアタックでも分離機能のせいで砲塔を回転させることができず、モビルスーツでも腰の回転に制限のある物が殆どなので、この機構は大変合理的で有意義なデザインだと思います。

キットの説明書に載っている射撃ポーズです。
本当はシールドのくぼみにライフルが収まるのが正解なのですが、色々頑張ってみましたが実現できませんでした。説明書の写真も角度から見てどうも胡散臭いんですけどね(笑)
劇中でこのスタイルで射撃している場面は見た覚えがないですが、とてもカッコイイので動いている画面で見てみたいです。

ユニオンフラッグと。
正反対のフォルムを持つ2つの量産機です。
開発された国の違い理由だけではここまでの違いが出るとは思えないので、ユニオンと人革連ではモビルスーツに対する考え方が根本から違うんでしょうね。
フラッグは航空戦力として戦闘機に代わる物として、ティエレンは地上戦力で戦車に代わる物としてそれぞれ開発されたというのが見て取れます。

最後にエクシアと絡めて一枚。
ティエレンの場合、やはりエクシアにぶった切られているのが一番の見せ場ですよね(笑)
今後、アンフなんかがキット化されれば、強いティエレンを演出できると思うので、バンダイさん是非アンフもキット化して下さいませ。
キットを組んでの感想は、とてもいいキットだと思うのですが、もう100円200円上げてでもオレンジパーツを別パーツ化したり、リアアーマーの裏側を塞いだりしてくれたら完璧でしたね。
現在放送中の番組に登場するメカだけに、価格的に低年齢層のことも考慮しないといけないのは分かるのですが……
HGでガンダム3種、1/100デュナメス、グラハム専用フラッグカスタムと作りたいキットが山積みなのですが、次回は多分、年末最大の話題キットMGユニコーンになると思います。
あのサイコフレーム発光をどう再現するかが最大の課題ですねぇ……
ヤラレメカながら、そのフォルムや劇中での演出のおかげで巷で絶大な人気を博しているティエレンを簡易モデルであるFG(ファーストグレード)ではなく、その上のHG(ハイグレード)でリリースされた物です。
その形式番号やモノアイなど名機ザクを彷彿とさせる部分が多く、オールドファンにも馴染みやすい機体ではないでしょうか。
キットは安価ながらティエレンのボリューム感満点のフォルムをよく再現してある好キットだと思います。

1/144と小スケールながら、可動部も多くて様々なポージングが可能ですが、立ち姿が一番美しい気がします。
無機質というか、機械然とした姿に戦車のイメージを重ねる人も多いと思います。また作業工作機械にも通ずるイメージも内包していますね。
仕上げはいつも通り、ゲート跡や合わせ目などを処理した後、各部の面出しとエッジ出しをしっかり行う事でより機械ぽさを強調しました。
そのまま塗装してもよかったのですが、更に一味加える意味でバトルダメージを各部に入れてます。
あまりうるさくならないように注意しながら、パッケージイラストやイメージイラストを参考にして、エッジ部に切り裂きを入れたり、アーマー部分に松本零士風(笑)弾痕を入れたりしてみました。
一生懸命磨き出した面やエッジにキズを入れるのは、自分で作った砂の城を自ら崩すような作業で少々切ないですね(汗)
塗装は関節色に近いガンダムカラーのファントムグレーを下地にして全体に吹きつけ、その上から同じくガンダムカラーのジオングリーン1(ワッパ用にアソートされています)で基本色を塗りました。
普段はパーツ同士が擦れて塗装が剥がれると「ミギャー」となるのですが、ティエレンの場合はキズが付いた部分から下地のグレーが現れて天然のダメージ再現になってます(笑)
バトルダメージは、エッジの切り込みはデザインナイフで三角に切り込みを入れ、弾痕はアロマ用線香を使ってプラ表面を溶かして入れてますが、そのままだと生々しいので、軽くサンディングして馴染ませています。
ウェザリングはリアルタッチマーカーを使ったり、フラットブラックをクリアに溶かした物をススとして吹き付けたりしてます。

サイドビューです。
肩の人革軍章は電撃ホビー1月号付録のシールを利用しました。
ウェザリングについては、極僅かしか行わずなるべく塗装による使い込まれた機体表現をしてみたつもりです。
理由は……AFVの知識やウエザリングに関するセンスではとてもそのスジの人(笑)には敵わないからです。

リアビューです。
背部コンテナ?から生えているアンテナについては、キットの物は安全基準からかとても太いので、基部だけ利用し、先のアンテナ部は市販のアンテナパーツを流用してシャープなイメージにしてあります。

バストアップです。
頭部には市販パーツを利用しアンテナを増設。モノアイも市販パーツを埋め込んでみましたが、非常に小さいパーツで撮影時にうまく光らなかったので画像加工でモノアイは点灯してあります。
第10話でアンカーが収められていた胸部両サイドにあるオレンジ部分は、コストダウンの為かパーツ分割されていなかったので、マスキングにより塗り分けました。何故ここにオレンジ色が配してあるのかということを想像して、識別色であると解釈し、設定画よりは劇中に近い明るめの色で塗ってあります。
左側にある30ミリ機銃は、市販パーツを埋め込みバレルを再現してみました。

パッケージイラストを意識して。
カーボンブレードは、その名の通り金属ではなくカーボン性であることを意識して、メタリック色を使わずに光沢のブラックにたっぷりのクリアを上掛けした後、コンパウンドで磨いてギラっとした輝きを目指しましたが、撮影時の落下事故(汗)により一部の塗装が剥げてしまいました……あーあ(涙)

肩ブロックが胴体のレールに合わせて可動したりと特徴的な構造のティエレンですが、個人的に一番感心したのがこの『振り向きざまシュートBy桜木花道』です。
劇中でも描かれていましたが、脚部の進行方向とは別の角度へ上半身を回転させて射撃するという、戦車などを見れば当たり前の構造なのですが、今までモビルスーツではあまり取り入れられなかった構造です。
ガンタンクではキャタピラを利用して方向転換しなくてはならず、マゼラアタックでも分離機能のせいで砲塔を回転させることができず、モビルスーツでも腰の回転に制限のある物が殆どなので、この機構は大変合理的で有意義なデザインだと思います。

キットの説明書に載っている射撃ポーズです。
本当はシールドのくぼみにライフルが収まるのが正解なのですが、色々頑張ってみましたが実現できませんでした。説明書の写真も角度から見てどうも胡散臭いんですけどね(笑)
劇中でこのスタイルで射撃している場面は見た覚えがないですが、とてもカッコイイので動いている画面で見てみたいです。

ユニオンフラッグと。
正反対のフォルムを持つ2つの量産機です。
開発された国の違い理由だけではここまでの違いが出るとは思えないので、ユニオンと人革連ではモビルスーツに対する考え方が根本から違うんでしょうね。
フラッグは航空戦力として戦闘機に代わる物として、ティエレンは地上戦力で戦車に代わる物としてそれぞれ開発されたというのが見て取れます。

最後にエクシアと絡めて一枚。
ティエレンの場合、やはりエクシアにぶった切られているのが一番の見せ場ですよね(笑)
今後、アンフなんかがキット化されれば、強いティエレンを演出できると思うので、バンダイさん是非アンフもキット化して下さいませ。
キットを組んでの感想は、とてもいいキットだと思うのですが、もう100円200円上げてでもオレンジパーツを別パーツ化したり、リアアーマーの裏側を塞いだりしてくれたら完璧でしたね。
現在放送中の番組に登場するメカだけに、価格的に低年齢層のことも考慮しないといけないのは分かるのですが……
HGでガンダム3種、1/100デュナメス、グラハム専用フラッグカスタムと作りたいキットが山積みなのですが、次回は多分、年末最大の話題キットMGユニコーンになると思います。
あのサイコフレーム発光をどう再現するかが最大の課題ですねぇ……