【ジャカルタ時事】インドネシア国家災害対策庁によると、スラウェシ島で15日午前2時28分(日本時間同3時28分)、マグニチュード(M)6.2の地震があった。約300の建物が崩壊し、34人が死亡。600人以上が負傷した。
インドネシア・スラウェシ島中部スラウェシ州で11月27日、人里離れた集落が武装したグループに襲われ、住民4人が殺害される事件がおきた。
現地治安当局は殺害を免れた住民らの証言や殺害された4人が全員キリスト教徒であることなどから、襲撃グループは同州ポソ周辺を本拠地として活動を続けるイスラム教系テロ組織「東部インドネシアのムジャヒディン(MIT)」である可能性が極めて高いと断定して捜査を続けている。
インドネシアのジョコ大統領は16日、国会での年次教書演説で、首都をジャカルタからカリマンタン(ボルネオ島)へ移す方針を表明した。具体的な移転先は明らかにしなかったが、同島各地ではすでに、発展の起爆剤になるとの期待が高まっている。
インドネシア東部のマルク諸島で14日午後6時10分(日本時間同)ごろ、マグニチュード(M)7・3の地震があった。津波警報は発令されていない。米地質調査所(USGS)によると、震源は北マルク州ハルマヘラ島で、震源の深さは10キロ。インドネシア国家防災庁によると、一部地域で警察施設などが損壊したという。15日午前0時現在、死傷者は確認されていない。(シンガポール)
インドネシア中部スラウェシ島沖で12日午後7時40分(日本時間同8時40分)ごろ、マグニチュード(M)6・8の大きな地震があった。同国の気象庁は直後に津波警報を出したが、まもなく解除した。