北朝鮮ノドン発射兆候なし

韓国政府当局者は、北朝鮮が五月中に中距離ミサイル「ノドン」を発射する兆候があるとした日本での一部の報道について「兆候はない」と否定した。

同当局者は発射準備を進める時に見られる車両などの目だった動きはないと指摘した。

インド 廃棄処分のガンマ線照射装置で被ばく者死亡

インドの首都ニューデリーにあるデリー大学が2月に廃棄処分にしたガンマ線照射装置で被ばくした廃棄物処理業者の男性1人が27日、多臓器不全のため病院で死亡した。

　29日の警察発表によると、この装置はデリー大学の化学実験室が複数の廃棄物処理業者に売却したものだった。12日に放射能漏れが見つかると7人が体調の異常を訴えて入院し、同市のくず鉄市場に近い現場周辺の住宅地域はパニック状態となった。

タイ バンコクで衝突

タイの首都バンコクで28日、タクシン・シナワット元首相支持派の「赤シャツ隊」と治安部隊が衝突し、兵士1人が頭を撃たれて死亡した。また18人が負傷した。

タクシン元首相派の抗議行動が続くバンコクでは、一時的に事態が沈静化したのもつかの間、市中心部にある集会拠点から移動した赤シャツ隊の一群を、治安部隊と警察の機動隊などが数百人で阻止すると、激しい衝突が発生した。

中国 投票権比率三位に

世界銀行のゼーリック総裁は、世銀の統治改革で、中国を出資比率とそれを反映する投票権比率で三位に引き上げることなどで各国が合意したことについて

「世界経済における中国の存在感の高まりをより反映させることが出来、喜んでいる」と語った。

総裁は今回の合意について「歴史的な改革」と指摘。
「世界は、多極的な世界経済へと急速に移行している。世銀もその現実を認識し、変化しなければならない。」
と意義を訴えた。

フィリピン マニラで火災

フィリピンのマニラ首都圏ケソン市のスラム街で25日午後、600棟以上の住宅が焼ける大規模な火災が発生した。

火は夜まで燃え続け、数千人が焼け出された。火災の原因は分かっていない。マニラのスラム街は拾った木材で作られた住宅が密集し重なり合っているため、火災に弱い。