欧州連合(EU)の気象観測機関、コペルニクス気候変動パネルは6日、8月の世界の気温が同月として観測史上最高だったと発表した。最高を記録するのは6月、7月に続き3カ月連続。
コペルニクスによると、8月の気温は、産業革命以前の平均気温を約1.5度上回ったとみられる。
観測史上最も暑い月は引き続き7月。8月は北半球が1940年の観測開始以降、最も暑かった。
8月の欧州は、中欧と北欧の大部分で平年より雨が多く洪水に見舞われる一方、フランス、ギリシャ、イタリア、ポルトガルは雨が降らず山火事も発生した。
オーストラリア、南米、南極大陸でも気温が平年を大幅に上回った。
海面温度も世界的に最も高くなった。
あと4カ月残した段階で今年は僅差で2016年に次ぐ気温が高い年となっている。