男性同士、女性同士の結婚を法律で認めるべきだと思いますか」
2015年2月の電話調査で尋ねた時、「認めるべきだ」41%、「認めるべきではない」37%と、世論は割れていました。6年後、今年3月の調査では「認めるべきだ」は65%に上り、「認めるべきではない」22%を大幅に上回りました。どんな変化があったのでしょうか。
まず男女別にみてみます。15年調査では、女性は「認めるべきだ」42%が、「認めるべきではない」30%を上回っていました。一方、男性は「認めるべきではない」44%の方が、「認めるべきだ」39%より多かったのです。これが今回の調査では女性の67%、男性も62%が「認めるべきだ」と答えました。
年代別では、若い層ほど同性婚を肯定的に捉える傾向は15年も今回も変わっていません。ただ、15年に「認めるべきだ」が半数を超えたのは20代と30代だけ。60代以上では「認めるべきではない」と答える人の方が多い結果でした。
今回は30代以下の8割、40~50代の7割、60代も66%が「認めるべきだ」と答えました。70歳以上では「認めるべきだ」37%、「認めるべきではない」41%に割れましたが、15年の「認めるべきだ」16%と比べると、高齢層にも理解は進んでいるようです。