ミャンマー政府軍の弾圧から逃れるため、イスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)が隣国バングラデシュに一斉避難している問題をめぐり、ミャンマーおよびバングラデシュの両国は、ロヒンギャの帰還を「2年以内」に完了させることで合意した。バングラデシュ政府が16日、明らかにした。帰還に向けて明確な期限が設けられたのは始めて
国連総会は24日、ミャンマーのイスラム系住民ロヒンギャへの人権侵害に懸念を表明する決議を122か国の賛成多数で採択した。
中国やロシアなど10か国が反対し、24か国が棄権した。決議はミャンマー政府に国際機関による実態調査の受け入れを求めている。日本は、ミャンマー政府の協力がなければ効果がないとし、11月の委員会での採決と同様に棄権した。
中国やロシアなど10か国が反対し、24か国が棄権した。決議はミャンマー政府に国際機関による実態調査の受け入れを求めている。日本は、ミャンマー政府の協力がなければ効果がないとし、11月の委員会での採決と同様に棄権した。
国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は22日、ミャンマーからバングラデシュに逃れたイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)難民のうち、5歳未満の子供の4分の1が、生死にかかわる深刻な栄養失調に陥っていると発表した。
ミャンマー北東部の中国国境付近で6日に警察署などが武装集団が襲撃され約30人が死亡した戦闘で、中国外務省の耿爽副報道局長は9日の定例会見で、「現在2万人あまりのミャンマー国籍の住民が中国側に避難している」と明らかにした。また、中国側に戦闘の流れ弾が入り、中国人1人がけがをしたという。
ミャンマー西部ラカイン州を舞台にした治安部隊によるイスラム系少数民族ロヒンギャへの人権侵害疑惑で、ロイター通信は8日、治安部隊の弾圧で1000人以上のロヒンギャが死亡した恐れがあると伝えた。