よく噛むべし！

　よく噛むべし！
以前、某医師に聞いた話なのだが、アトピーについて興味深いことを話してくれた。
アトピーの子は食事をよく噛まない子が多い。食事をよく噛んで食べると、消化・分解がスムーズにいく。小分子にしてやると、腸内から吸収されやすくなるが、よく噛んで食べないと、腸から吸収されるときに、網の目になった腸壁から体内に異物が入ったという反応が起きるので、そのときにアレルギー反応が起きる。それがアトピーとして発症することがあるそうだ。だから本来ならば、アトピー即薬ではなくて、まず食事をゆっくり、かつしっかりと噛むことを指導する必要があるそうだ。

もうひとつ、よく噛むと、三叉神経が刺激し、そこから脳内の満腹中枢神経に刺激が行く。したがって、よく噛むことで、満腹感が発生する。満腹感を感じるのは食事をはじめてから２０分くらいだそうで、よくかまずに早食いの人は、満腹感がくる前に次から次へと胃袋の中に食べ物を注ぎ込むことになるので、ちっとも満腹感を感じない。また、脳内のセロトニンとドーパミンの分泌が正常でなくなると、いつも満腹感を得られない状態なので四六時中なにか食べていることになる。そしていきつく先はゴム風船のようになる。

ふーむ、妙に納得ですー。なんでかって小生、あまり噛んで食べていないことを自分が一番よく知っているから。でも３０回噛もうとすると、それほど硬い食べ物ってあまりないから、たいして噛めないのもまた事実。
今夜からは、ちゃーんとよく噛んで食べようと肝に銘じる小生であった。