『Welcomeのぶ・ろ・ぐ』A recluse in Manila

隠遁オヤジは今日もまた桜散る散る日本と陽はまた昇るマニラにて世の無常を嘆きつつ、後は野となれ山となれ。

臥薪嘗胆で勝ち取った八重山商工

2005年11月07日 | 趣味(高校野球観戦)
今秋の九州大会で見事準優勝して来春のセンバツ当確を果たした八重山商工は、日本最南端にある石垣島の高校だ。人口4万人の島から甲子園に出場する可能性が高まって、島もこれからさらに盛り上がっていくことだろう。

ところで、八重山商工は順調に秋季大会準優勝への道のり(甲子園への道のりといいたいがまだ未決定なので)を歩んできたかというとそうではないそうだ。

伊志嶺監督は八重山商工監督→少年野球監督→八重山商工監督と指導者としてここまでやってこられた人だが、監督の練習が厳しすぎて商工の部員は一人、また一人と退部して、ついには部員3人までになったと聞く。
監督はいつか部員が入ってきて野球が出来るその日に備えて、手袋をはめてネットの修理をひたすらやっていたそうだ。その手袋が額に飾ってあり、そこには「臥薪嘗胆」と書かれている。(「臥薪嘗胆」の意味がわからない人は辞書を見て調べよう。ちなみに「がしんしょうたん」と読む。)

八重山の少年野球は大変強くて、世界大会で3位に入ったこともあるが、有力選手はほとんどが島から出て九州などの強豪校に進学する。
伊志嶺監督は少年野球に在籍する子の家を一軒一軒まわって、八重山商工への進学を説得した。その努力が実って少年野球チームから10名が商工に進学した。その子たちが今回のメンバーである。

伊志嶺監督の指導は厳しい。
TV関係者が「監督は厳しいですか?」と選手に聞くと、「厳しいですけど、僕たちには大きな目標があるので、それをめざしていますから」との返事。
商工部員のTシャツの左袖には「臥薪嘗胆」の四文字が縫い込められている。
しっかりした目標を定めてそれに向かって「臥薪嘗胆」で取り組んできた結果が今回の九州大会準優勝という結果をもたらしたのだろう。

少しが早いが、センバツでは商工旋風を期待したい。<M/font>  

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2 コメント

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応援したい (春一番)
2005-11-07 17:57:56
そうでしたか!部員が3人の時代があったとは、苦難の道のりだったんですね。センバツに出たらぼくは八重工を応援しますよ。
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道のり (welcome)
2005-11-08 10:53:31
厳しい道のりだったんですねぇ。

センバツに出場したら以前の宜野座のように暴れ回るかもしれません。注目です。
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