中秋の名月

床前名月光
疑是地上霜
挙頭望名月
低頭思故郷

李白の詩、子供のごろから大好きで、たくさん暗記していた。
詩人のロマン、哀愁、情熱、御月様の光りとともに、 故郷離れの我が心が幼いごろより一層深く広く照らされました。

思えば、昨年の名月の日は、海上で過ごしました。大きな浪の中で、「荒城の月」を演奏しながら御月様を観賞したのです。
今年は、近年の願いであり、上海の空の下で、日本のウサギ団子の代わりに月餅を食べながら、名月の光りを浴びていました。

名月の日の上海、夕方頃からタクシーをキャッチするのが困難になり。
運転手さんに伺ってみると、「今日はスペシャルな日ですから、我々も早く家に帰り、家族と団らんするのだ。心の休暇をとりたいのだ！」

千年の風習、今も人々が続いていて、絆を確かめ、心の源に包まれたいのです。


◆ 中秋の名月の物語◆
旧暦八月十五日、中国伝統節日【中秋節】zhong qiu jieと言います。

日本では月の中に兎がいるとよく聞きますが、中国では「嫦娥奔月」と言う物語がよく知られてます：
伝説では、昔、「尭」の時代、10個の太陽が出て植物は枯れ、猛獣、大鳥、大蛇が暴れ、「後?」と言う弓の名手が9個の太陽を射落とし、猛獣などを射殺すと天下太平にさせヒーローになった。その後、「後?」は人々に尊敬され、その後「嫦娥」と言う善良な美女と結婚し、 沢山の生徒も付き、安易な生活を過ごしています。ある日、彼は崑崙山に住んでいる友人の家行く途中、偶然通り道の王母娘娘（崑崙山に住み、その庭に植えてある桃を食べて不老長寿になったの仙女、西王母とも呼ばれてます）と出会い、そこで、「後?」は即刻、王母娘娘にあの不老長寿の薬をもらいました。でも彼は愛妻「嫦娥」と別れたくないので、薬飲まずに、薬を持って「嫦娥」に保管してもらうことにしました。あいにくその場面を、心がけが悪い生徒、「逢蒙」に見られてしまった。三日後、「後?」は生徒たちと外出して狩猟に行く時、下心を抱いている生徒「逢蒙」は具合が悪いと嘘をついて、一人で家に休んだ。「後?」が達遠く行った後、彼は剣を持って「嫦娥」の部屋に行って不老薬を出せと威嚇した。「嫦娥」は強制されてどうしようもない時、即断して不老薬を自分の口に入れて飲んだのです。その後「嫦娥」はすぐ月に飛んでいきました。夜、「後?」が帰宅後、女中達からこの話しを聞いて悲しみ、空に向いて愛妻の名前をずっと呼びかけた。突然とても丸くて綺麗な月が出てきて、よく見ると妻「嫦娥」の影が月の中に入っていると気がついた。そして、すぐ女中たちに「嫦娥」一番好きな果物と食べ物を用意してもらい、庭で妻と一緒に食事をしました。
その後、「嫦娥奔月」事件はすぐ民間に広まり。人々も月に向かって善良な「嫦娥」に食べ物を供養して吉祥平安を祈り始めたのです。

それから、毎年八月十五日満月の日にどの家も家族全員集まって月を供養する習慣になりました。

節目

ご無沙汰しています。

気ままに更新ブログは、本当に気に任せ、約一ヶ月ぶりの更新になりました～

皆さん御元気でしたか？
私はもちろん元気でした！

この一ヶ月、いろいろなことについて、考えていました～

日本に来て５年目のとき、同じような心境が訪れたことがありました。
「私は今奮闘しているところは、どこですか？私が本当にいまのままでいいでしょうか？」
思えば、この質問は、とても馴染みであります。

２０代に入ったばっかりのとき、私は同じような質問を自分に聞かせたことがあります。今はどこにいます？これから、どんなことを夢見るのです？これは日本語でいうと『節目』という言葉に嵌めあてるでしょう。
二胡とバイオリンと両親からの「帰り道の飛行機代」を手にし、日本にやって来ました。明日の夢はどんな形でもいいから、見たい！と夢見つづけ、あっという間に日本に来て５年にたった１９９６年。同じ質問を耳のそばから聞こえてきました。夜、吉祥寺の井の頭公園で、私は彷徨っていました。月を眺め、月光はとても綺麗に光っていました。光りはだんだん広がってきて、目が開けられないほど眩しく、私はステージに置かれた感じをしました。
ステージ、幼い頃から慣れていた場所、ここに、私が立ち続けなければ・・・
その夜、私が「Soul Moon」を作曲しました。
そして来日初めてのアルバムをその年で誕生しました。「Lover’s Tears」。

節目、いま、新たな人生の扉を開けるごろでしょう。