2017年3月12日(日)に、
東京・千駄木のさんさき坂カフェにて、
WEcafe vol.58「義手・義足のお仕事」を開催いたしました。
ゲストには、公益財団法人鉄道弘済会義肢装具サポートセンターの、
義肢装具士 桑山大介さんをお迎えして、
WEcafe久しぶりのスタートです。
まずは、参加者の自己紹介です。
今回はからだがテーマということで、
「気になる人体のパーツ」を皆さんに言っていただきました。
「男性ですが、仕事でネイルサロンに言って以来爪が気になります」
「学生時代に鎖骨を折っていて…」
「偏平足なんです…」
意外にも、皆さんいろいろな「からだ」エピソードをお持ちでした。
桑山さんも解決法をアドバイスしてくださったりして、
自己紹介だけで20分ほど盛り上がってしまいました。
(鎖骨をさわる桑山さん)
トーク本編では、
初めに義肢装具士の仕事内容、
義肢(=義手や義足のこと)の作製手順、
義肢の種類などをお話しいただきました。
また、昔の義足と現在の義足を比較して、
技術の移り変わりも教えていただきました。
最近の義足には、人工知能(AI)を搭載したものも登場しているそうです。
足の振り方を検知して、
より自然な動きができるように調整するそうです。
(上記義足に関する鉄道弘済会の紹介ページはこちらです)
最近パラリンピックなどで注目されるようになった、
スポーツ用義足の話題も出ました。
桑山さんがおっしゃっていたことで印象に残ったのは、
「義肢はあくまで道具であり、
スポーツでの成果は、99.9%、選手本人の努力によるもの」
というお言葉でした。
さらに、話題は義手へ。
なぜ義手は義足に比べて普及していないの?
自由に動かせるために必要な技術とは?
といった話で議論が盛り上がりました。
現在使われている筋電義手(腕の筋肉に力を入れたときに出る電気信号をもとに、義手の動き方をコントロールする仕組み)を、
さらに使いやすくするための技術として、
ここでもまた、人工知能による機械学習の可能性が挙げられました。
(特殊な義手に関する鉄道弘済会のページはこちらです)
(どんどんお酒も進みます)
初めて聞くこと、考えることが多く、
あっという間の1時間半でした。
お越しくださった皆様、どうもありがとうございました。
ある参加者の方の一言、
「誘われなかったら来なかった、でも来たらすっごく面白かった」
WEcafeをやっていて良かったなと思いました。
次回もぜひ、お待ちしております。
今回の様子は、twitterでもご覧いただけます。
まとめページはこちらです。
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