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国立科学博物館認定サイエンスコミュニケータ×武田計測先端知財団によるサイエンスカフェWEcafe公式ブログ

東京・上野【国立科学博物館】大アマゾン展

2015年05月11日 | 展示レポート

こんにちは

WEcafeサイエンスコミュニケータの古垣内(ふるがいち)です。

上野・国立科学博物館で開催中の大アマゾン展に行ってまいりましたので、レポートいたします!

 

ちなみに今年は、アマゾン川の流れるブラジルと日本が国交を樹立して120周年という節目の年だそうです

 

<大アマゾン展の みどころ

珍しい動物のはく製がたくさん!

南米大陸は、日本から最も遠い大陸なので、日本人に馴染みのない種も多くいます。

このアマゾン展では、そんな動物たちのはく製を一挙に見ることができます

 

 

アマゾンの熱帯雨林に生息するモンキーたち。生涯を深い森の木の上で過ごす種が多いため、その生態は、よくわかっていないものが多いそうです。

 

 

愛嬌のあるキャラクターで人気の「カピパラ」の仲間たち。おそらく森の動物たちにとって欠かせない食糧となっているのでしょう。。。

 

 

くるっと丸くなって身を守るイメージの強いアルマジロ。実は、完全に球状になれる種のほうが少ないのです。

 

アマゾンの熱帯林は、色とりどりの鳥たちの宝庫でもあります

ハチドリ、オオハシ、大型インコ…たくさん展示されていますが、アマゾンに生息する鳥類のほんの一部です。

 

 

<大アマゾン展の見どころ2>

公式サポーターは、なんとあの「さかなクン」さんです。

そのおかげか、アマゾン川に生息するお魚たちもばっちりたっぷり紹介されています

はく製だけでなく、なんと水族館のように生きたお魚も展示されているので、実際に泳ぐ様子も観察することができますよ。

 

さかなクンがアマゾンで採集したお魚も! 壁には、さかなクン直筆のお魚解説☆

 

 

<地球の裏側のアマゾン…それでも日本とつながっている!>

たくさんのはく製の中には、こんな鳥のはく製がありました。「ゴイサギ」です。

この「ゴイサギ」は、日本中どこでも簡単に見ることができる鳥なんです。

(上野公園にも飛んできますよ。)

地球の裏側のアマゾンにまで、生息しているとは、地球はつながっているんだなぁと感慨深くなると同時に、ゴイサギの繁栄っぷりに感服しました。

 

 

 

こちらは、「ゴボウフデ」という日本固有種の菌類です。ゴボウフデ属は、世界で2種しか確認されていない希少種ですが、そのうちの1種が日本に生息しています。

そして、なぜかもう1種は、日本から遠く離れたアマゾンで確認されているんです。日本とアマゾンの不思議なつながりを感じさせてくれますね

 

 

<アマゾン川は、こうしてできた!>

アマゾン川は、太平洋プレートの沈み込みによって、アンデス山脈とともにどんどん形を変えてきたそうです。

 

3千万年前は、南アメリカ大陸の北側に向かって流れる川でしたが、1千万年前には、現在のように南米大陸の東側に流れ出るようになりました。

その後、流域面積を広げていき、現在の世界一の流域面積を誇るアマゾン川となったのです。この川の流れをも変える、大陸の大きな変化がアマゾンの多様な生物層と関係があるようですよ! 要チェックです

 

以上、大アマゾン展の見どころをちょこっとご紹介しましたが、まだまだご紹介しきれなかった展示がたくさんあります

小さなお子様から大人まで楽しめる特別展ですので、ぜひお出かけになってみて下さい

 

ちなみに、大アマゾン展は、恩寵上野動物園と相互割引実施中です。大アマゾン展で紹介された動物を上野動物園で観察してみるのも面白いですよ

 

大アマゾン展 開催概要> 

【会場】国立科学博物館 東京都台東区上野公園 7-20

【交通】
・JR「上野」駅(公園口)から徒歩5分
・東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅(7番出口)から徒歩10分
・京成線「京成上野」駅(正面口)から徒歩10分 


【特別展入館料】一般・大学生 1600円、小・中・高校生600円、未就学児は無料

※特別展チケットで常設展も見ることができます。

【開館時間】9:00 ~17:00 (金曜日のみ9:00 ~20:00 )

※入館は各閉館時刻の30分前まで

※開催日時が変更となる場合があります

※特別開館延長:4月25日(土)~5月10日(日)は午後6時まで。ただし、5月1日(金)・5月8日(金)は午後8時まで。

【休館日】毎週月曜日 

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【群馬】群馬県立自然史博物館レポート

2014年11月23日 | 展示レポート

こんにちは。WEcafeサイエンスコミュニケータの古垣内(ふるがいち)です。

群馬県の自然史博物館へ行ってきました

 

今年世界遺産に認定された富岡製糸場の近くにある、平成8年開館の素敵な博物館です

↓入り口には、珪化木(けいかぼく:木の化石…つまり、木の形をした石です☆)。

 

1階には、群馬の自然を紹介した「群馬の自然と環境」と太古の生物を紹介する「地球の時代」の2つの展示室があります。

↓吹き抜けなので、2階からはいい眺め!

 

 

この博物館は、さわって観察できる展示がたくさんあります

↓グリズリー(北米に生息する大型のクマ)の頭骨。

大きくて鋭い歯!噛まれたらひとたまりもないですね

 

↓他にも虫眼鏡で観察したり、標本を回転させて背部、腹部と観察できたりします。


↓2階には、進化論で有名なチャールズ・ダーウィンに敬意を表して作られた「ダーウィンの部屋」。


↓ノスタルジックな雰囲気の標本展示室。


↓棚の引き出しには、貝の標本が

まるで、博物学者の研究室を探検している気分です。


↓木箱の中には、恐竜の化石

こちらもさわってみることができますよ

触感は・・・まさに石!硬くて冷たいです(笑)

 

↓「自然界におけるヒト」の展示室には、こんなユーモラスな展示も。

 尾の退化した霊長類のお尻を見比べてみよう

尾は無くても骨には、その痕跡が残ります。

上からオラウータン、ゴリラ、チンパンジー、ヒト、どうしてお尻の形が異なるのだろう?

 

 

最後にちょっと変わった展示を紹介します

↑なんだかわかりますか?

これは、水槽です。もちろん、ただの水槽ではありません。

この水槽は、1996年10月20日に封印されて、密封状態 の水槽なんです。

中には、光合成を行って酸素と栄養分を生産する水草と

小魚や小さなエビ、貝類が入っています。

もう18年間も水槽のむ中の生物は、生産者と消費者のバランスを保って、世代交代をしながらこの閉ざされた環境の中に生きているそうです。

地球という閉ざされた環境をどのように守り、次世代につないでいくのか、来館者に問いかけてきます

 

かなり広く、展示物も多い博物館なので、お伝えできたのは、ほんの一部ですが、とっても雰囲気のある博物館でした

博物館好きを満足させることはもちろん、そうでない方にも楽しんでいただけそうな素敵なところです。

今回は、子連れで行きましたが、大人だけでもお勧めですよ

群馬県富岡市のほうへお出かけの際は、ぜひお寄りになってみてください

 

2014年11月30日(日)まで企画「闇夜の動物たち」を開催中です

これが、ハイセンスな特別展でした

まず、展示室が真っ暗なのです


↓闇夜の観察体験。ヤマネの剥製発見!

 

↓闇夜そのものの体験。

嗅覚、触覚、聴覚を試すような体験展示もあります。

暗闇の展示室の中で、闇夜に生きる動物たちの秘密を探ってみませんか?

まもなく、会期終了。お早めに!

ちなみに今、群馬県は、紅葉がとってもきれいなのでおすすめです

 

 

 

群馬県立自然史博物館 Gunma Museum of Natural Historyl

〒370-2345 富岡市上黒岩1674-1
Tel:0274(60)1200 Fax:0274(60)1250

 

休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)年末年始

 

開館時間:午前9時30分から午後5時まで(ただし、入館は午後4時30分まで)

 

料金:一般 510円 大学・高専・高校生 300円 中学生以下 無料

※企画展開催中は料金が変わります。

 

アクセス

上州富岡駅・タクシー15分・乗り合いタクシー黒岩線「総合公園」下車1分

・無料レンタル自転車あり 

上州七日市駅 ・徒歩25分

上州一ノ宮駅 ・徒歩25分・無料レンタル自転車あり

 

駐車場:無料

 

授乳室:有

 

ベビーカー・車いすの貸出:有



 

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【国立科学博物館 特別展】太古の哺乳類展をレポート!

2014年09月03日 | 展示レポート

こんにちは!WEcafeの村田倫子です

WEcafeブログでは、国立科学博物館の地球館リニューアル直前・見納めレポートが盛り上がりましたね

今回のレポートでは、同じ国立科学博物館でも、期間限定の特別展「太古の哺乳類展-日本の化石でたどる進化と絶滅-」を紹介します。

 

太古の哺乳類展では、1億2000万年前~1万年前に日本に生息していた哺乳類の化石が展示されています。

 

ところで皆さん、「タイプ標本」ってご存知ですか?

タイプ標本とは、新種と認定の根拠となった標本のことで、以後、その種であると特定する際の基準となるものです。

そのためタイプ標本は替えが効かずとても貴重なため、通常標本庫で大切に保管され、一般に公開される機会は少ないとか。

しかし、今回の特別展では、このタイプ標本が惜しげもなく展示されているんです!

これは要チェックですよ

 

こちらは恐竜が繁栄していた中生代(約1億2000万年前~6600万年前)の哺乳類、テドリバーターのタイプ標本(下アゴ)です!

ほんの数センチ程のサイズです。

 

えっ、こんなに小さくても新種だってわかるのとびっくり

日本の中生代哺乳類の化石は少なく、熊本県や石川県から6種類しか見つかっていないそうです。

 

そして約2800万~1200万年前に生息していた、日本を代表する化石哺乳類デスモスチルス類(束柱類)にも注目です

デスモスチルスとは、「円柱(スチルス)を束ねた(デスモス)」という意味。その名のとおりの形の臼歯を持つ、現在は絶滅した哺乳類です。

 

こちらがデスモスチルス・ジャポニクスの下アゴの歯です。

確かに円柱を束ねたような歯ですね

さらにデスモスチルス類(束柱類)の仲間、パレドパラドキシアの全身骨格は世界で初めて岐阜県で発見されました。

こちらがパレドパラドキシアの実物化石を使って復元された骨格と復元模型です。

水辺に生息していたと考えられています。

 

6/7に開催したWEcafe vol.43「ペンギンモドキカフェ」のゲスト安藤達郎さんが勤務している足寄(あしょろ)動物化石博物館からやってきた標本もありました

 

それがこちら

原始的なデスモスチルス類(束柱類)、アショロアです。アショロアは日本でしか見つかっていないそう

(足寄で発見されたからアショロア…

 

哺乳類の化石だけでなく、各時代の植物の化石も展示してありました。

当時の植生を知ることで、哺乳類たちが生きていた環境もわかります。

これらの化石から、例えば、約4000万年前の北海道は温暖で、平均気温が17度前後だったと推定されているそうです。

日本からはあまり化石が出土しないイメージを持っていましたが、中には東京都中央区から見つかったナウマンゾウや、埼玉県で見つかったデスモスチルス類なんかも

哺乳類の化石がこんなにも日本から発見されているとは知りませんでした。

 

哺乳類の化石の魅力も、恐竜に引けを取りませんよ

太古の哺乳類展は夏休みが終わってもやっています。10月5日(日)まで!

 

太古の哺乳類展-日本の化石でたどる進化と絶滅-

【会期】平成26年7月12日(土)~10月5日(日)

【会場】国立科学博物館 東京都台東区上野公園 7-20

【交通】
・JR「上野」駅(公園口)から徒歩5分
・東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅(7番出口)から徒歩10分
・京成線「京成上野」駅(正面口)から徒歩10分 
【特別展入館料】一般・大学生 1600円、小・中・高校生600円、未就学児は無料

※特別展チケットで常設展も見ることができます。

【開館時間】9:00 ~17:00 (入館は16:30 まで)
*金曜日のみ9:00 ~20:00 (入館は19:30 まで)

【休館日】9月8日(月)・16日(火)・29日(月)

 

 

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【国立科学博物館】恐竜の謎を探る ―地球館リニューアル直前・見納め展示レポート⑤―

2014年08月21日 | 展示レポート

こんにちは、WEcafeスタッフの熊谷です。

2014年9月から始まる国立科学博物館・地球館 一部のリニューアル工事に

あわせて実施している、見納め展示レポート。

最終回となる今回は、地球館地下1階の恐竜展示をご紹介します!

 

国立科学博物館のWEBページによると、この展示については改修後も

大部分は残るようです。

ただ、改修中は閉鎖されてしまうため、9月から一年ほど、お別れとなります。

 

 

ここはコンパクトなフロアですが、恐竜の化石がいたるところに並んでいます。


大迫力のティラノサウルス・レックスや、

 

 

今にも動き出しそうなパキケファロサウルス

 

  

などなど、ずっと眺めていても飽ない展示ばかり!

やはり、実物大の骨を前にすると、生きている姿が目に浮かんできますね!

 

そんななか、ぜひ注目していただきたいのが、こちらの化石、

 


三本の角が特徴的な、トリケラトプスです。

 

この展示だけ、なぜか土に埋まっています。

実はこれ、この化石が見つかったときの状態をそのまま残しているのだそうです。

 

恐竜の化石は多くの場合、バラバラの状態で、しかも一部分しか発見されません。

そのため、どの骨をどうくっつければよいのかは、

今の生き物などを参考にしつつ、試行錯誤して決めることになります。

(なので、絶滅した生き物の復元はときどき訂正されます。イグアノドンの

親指の爪が、発見当時は角だと思われていた、という話を聞いたことが

ある方もいらっしゃるかもしれません)

 

そんななか、このトリケラトプスは、このように、

骨のつながりが完璧に残った状態で発見された、というのです

これはほんっっっとうに珍しいことで、学術的にも貴重、ということで、

このトリケラトプス化石は発見されたままの姿で展示されているんですって。

 

化石の手前にある解説モニターを操作すると、なぜ、このような状態の化石が

見つかったのかを知ることができます。

ぜひ、チェックしてみてください

 

 

また、もう一つのおすすめが、この恐竜、

 

デイノニクスです。

 

隅の方に展示されている小柄な標本ですが、実はこのデイノニクス、

鳥の祖先が恐竜だったのではないか?という説が生まれるきっかけを作った、

とても重要な恐竜なのです。

 

ちなみに、なぜこの化石が串刺しになっているかというと・・・・・・

 

 

  

なんと、化石を自由に回転させることができるんです

 

化石の腹側など、普段は見えにくい部分も見られます。

 

じっくり観察してみると、たしかに鳥の骨のように見えてくるかも?

 

解説モニターでは、このデイノニクス化石の見どころも教えてくれます。

研究者になったつもりで、じっくり骨を眺めてみては??

 

               

 

動き出しそうな化石たちに囲まれていると、この恐竜たちが

生きていた時の姿が目に浮かんできました。

目の前にはティラノサウルス、横にはトリケラトプス、

後ろにはパキケファロサウルス……

こんなにも巨大で、こんなにも多様な生物が、何千万年も前の地球上に

いたのって、本当に驚くべきことですよね。

ぜひ、リニューアル前に、この驚きを味わってはいかがでしょうか?

 

 

なお、日本館にあるシアター36○でも、恐竜が生きていた時の世界を

旅する番組があります。

そちらもぜひ、チェックしてみてください!


※残念ながら、8月は恐竜の番組は上映されないようです。

番組表はこちらよりご確認ください。

 

 

 こちらの記事もあわせてどうぞ 

【国立科学博物館】 宇宙・物質・法則 ―地球館リニューアル直前・見納め展示レポート②―

【国立科学博物館】海洋生物の多様性 -地球館リニューアル直前・見納め展示レポート③-

【国立科学博物館】 たんけん広場 ―地球館リニューアル直前・見納め展示レポート④―

 

 国立科学博物館  

【リニューアル工事について】

*工事等による閉鎖期間: 平成26年9月1日(月)~平成27年7月頃まで

*展示改修エリアはこちらをご覧ください。

*国立科学博物館WEB「大規模リニューアル直前 地球館見どころ紹介」

 

【住所】東京都台東区上野公園 7-20

【交通】

・JR「上野」駅(公園口)から徒歩5分

・東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅(7番出口)から徒歩10分

・京成線「京成上野」駅(正面口)から徒歩10分

【常設展入館料】一般・大学生 620円、高校生(高等専門学校生含む)以下 無料

*国立科学博物館大学パートナーシップ入会校の学生さんは常設展入館無料!

【開館時間】9:00 ~17:00 (入館は16:30 まで)

*金曜日のみ9:00 ~20:00 (入館は19:30 まで)

 

夏季期間中について

8月中は休館日なし

8月9日(土曜日)から8月17日(日曜日)までの9日間

・午前9時から午後6時まで(入館は午後5時30分まで)

・金曜日は従来通り午前9時から午後8時まで(入館は午後7時30分まで)

 

 

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【国立科学博物館】たんけん広場 ―地球館リニューアル直前・見納め展示レポート④―

2014年08月12日 | 展示レポート

こんにちは!WEcafeスタッフ『ほろ酔い1号』です

今回紹介するのは、国立科学博物館 地球館2階のたんけん広場

こちらも2014年9月からリニューアル工事に入るということで、見納めに行ってきました

 

ここでは、遊びながら科学の不思議を体験できる約20個の展示が揃っています

ご覧のようにたくさんの人で賑わっていて、あちらこちらから、ガチャガチャ、チーンというような博物館らしからぬ(?)音や、歓声、時には拍手まで聞こえてきて何とも賑やかです。

お子さんは勿論、大人の方もわくわくすること間違いなし

では、その中からいくつか、ほろ酔い1号がハマった展示をご紹介します

 

モノトーンの円盤を回転させると何かが起こる!?

 

まずこちら、「ベンハムの円盤」です。

 

手前のハンドルを回すと、円盤が回転します。その円盤をじーっと見つめると・・・
白と黒以外の様々な色が見えてくるという不思議な展示。

これは、円盤を素早く回すことで目が模様の動きを捉えきれず、目の錯覚によって違う色が見えてくるという仕組み。

見える色は、回す速度や人によっても違いますし、残念ながら写真にも写せないので、ぜひ足を運んで体感してみてください

 

 

3色の光を足し合わせると何色になるかな?

 

こちらは赤、緑、青の3色の光を自由に組み合わせられる「光の三原色」という展示。

これらの色は光の三原色と言われていて、それぞれの色の組み合わせで、3色以外の様々な色が作れるんです

テレビを虫眼鏡で拡大してみると、赤、緑、青の小さいつぶつぶが見えるので、テレビも同じ仕組みで色を作り出しているのが分かりますよ~。

ところで、色の三原色は赤、黄、青で、その3色の絵の具を混ぜると、真っ黒になります。

でも、光の三原色の場合は3色の光を合わせると白になるんです。絵の具と逆なんて、不思議ですよね

 

ではここでクイズをひとつ

光の三原色(赤・緑・青)を足し合わせた光によってできる影は、いったい何色になるでしょう

・・・答えはぜひ展示で確かめてみてくださいね。

 

すり抜けの術!?

続いてこちらは「まぼろしの壁

透明な板で囲まれた通路の中央に、黒い壁が見えますが・・

 

あら不思議

 

手が壁を突き抜けています

(モデルとして協力してくれたのは展示解説のボランティアさん。)

実はこれ、通路を囲む板に「偏光板」を使ったトリック。

偏光板は、ある一方向の光しか通さない性質があり、2枚の偏光板を重ねて、そのうち1枚の角度を90度回転すると、光がほとんど通らなくなります。壁のように見える場所は、ちょうど角度を変えた2枚の偏光板が重なって見えている所で、実際には何も無いのですが、そこだけ光を通さないのでまるで壁があるように黒く見える、というしかけ

(もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください)

この偏光板が作り出す壁も、光の三原色のしくみと同じようにテレビに応用されているしくみだそう。「テレビの明るさや色を調節するために使われているんだよ」とボランティアさんが教えてくれました。

 

ほろ酔い1号も挑戦
ギャラリーの歓声を受け、気分はマジシャンです。笑

こんな風にみんなでわいわいしながら見ると、より楽しいですし、ボランティアさんから詳しいしくみ、種明かしや、何に応用されているかなどの裏話を聞くと面白さが倍増しますよ

 

他にも、風を当てているはずなのに遠くへ吹っ飛んで行かない不思議なボールで遊べる「エアーバスケット」や、

 

 

強力磁石

 

子供たちが、鎖を使って誰が一番面白い形を作れるか競争していました。

 

人間が電池の一部になれちゃう!?「人間電池

 

左右の金属板に右手、左手を置いて、真ん中の電流計が振れたら電流が流れた証拠
一人じゃなくて何人かで手を繋いでも出来ます

 

博物館にはいろいろな楽しみ方がありますよね。

一人でゆっくり回って思いを馳せるのも良し。メモを片手にがっつり勉強するも良し。そして時には身体を使ってわいわいしながら楽しむのも、また新しい発見があると思います。ぜひ今月末までに、足を運んでみてください

 

 こちらの記事もあわせてどうぞ 

【国立科学博物館】 発見の森 ―地球館リニューアル直前・見納め展示レポート①―

【国立科学博物館】 宇宙・物質・法則 ―地球館リニューアル直前・見納め展示レポート②―

【国立科学博物館】 海洋生物の多様性 -地球館リニューアル直前・見納め展示レポート③-

 

 国立科学博物館 

【リニューアル工事について】
*工事等による閉鎖期間: 平成26年9月1日(月)~平成27年7月頃まで
展示改修エリアはこちらをご覧ください。
*国立科学博物館WEB「大規模リニューアル直前 地球館見どころ紹介」

 

【住所】東京都台東区上野公園 7-20
【交通】
・JR「上野」駅(公園口)から徒歩5分
・東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅(7番出口)から徒歩10分
・京成線「京成上野」駅(正面口)から徒歩10分
【常設展入館料】一般・大学生 620円、高校生(高等専門学校生含む)以下 無料
*国立科学博物館大学パートナーシップ入会校の学生さんは常設展入館無料!
【開館時間】9:00 ~17:00 (入館は16:30 まで)
*金曜日のみ9:00 ~20:00 (入館は19:30 まで)

 

 
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【国立科学博物館】 海洋生物の多様性 -地球館リニューアル直前・見納め展示レポート③-

2014年08月10日 | 展示レポート

海の中に顔をつけて目を開けると、胸がドキドキしますよね。

もちろん、息を止めているせいもあります。

でも、怖いような、ワクワクするようなあの気持ちは、どこから来るのでしょうか。(って私だけ?)

 

さて、今回レポートする地球館1F「海洋生物の多様性」のコーナー

WEcafeスタッフ 宮崎が行って来ました!

酸素ボンベなしでも海の世界へ入り込むめるような作りになっています。

 

冷たい海から暖かい海、浅い海から深い海…

海の多様な環境がジオラマで再現されていて、

例えば下の写真は、温帯の海の磯です。

一面茶色で何もいないように見えても、しばらく見ていると至る所に生き物が隠れているのに気づく、というリアルさ

 

また、ここで注目してもらいたいのは、それぞれのジオラマ展示についたキャッチコピー!

その海の特徴をわかりやすく表していて、想像が膨らみます

 

 

そして、天井を見上げると、広大な海を回遊する生き物たちの実物大の模型が!

イカやイワシの群れ、それを追いかける大きなマグロ、マンボウなどがフロアを取り囲んでいます~

 

大海に思いを馳せ、次の「陸上生物の多様性」コーナーへ向かおうとすると、頭上にこんなメッセージが…

 

“生物は陸上に進出し、大地は生命であふれた”

 

なんと!!私も海とつながっていたんだ!

 

 

展示を見ている間は、普段の暮らしとは別の世界を見ている気持ちでした。

本物の海に潜るとドキドキするのも、別世界が迫ってくるからだ思います。

最後のメッセージは、命は海で誕生し、多様な種に分かれ、そして陸上にも広がったという繋がりを気づかせてくれました。

そして、その後の展示では何を見ても感動してしまうという・・・

地球館は、あと1ヶ月でリニューアル工事に入ってしまいます。ぜひ、多くの皆さんとこの体験を共有したいです。


最後に、「海の多様性」コーナーを訪れた人にあわせて見ていただきたいのが、シアター36○で上映している「海の食物連鎖」

タイトルそのままのテーマの映像作品で、ジオラマ展示で見た多様な生き物が全て「食う・食われる」の関係でつながっていることがわかります。

海の生き物の圧倒的な生き物の密度、スピード感、浮遊感が体験できるのは、シアター36○ならでは!

おすすめです!!


 


 

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【国立科学博物館】 発見の森 ―地球館リニューアル直前・見納め展示レポート①―

【国立科学博物館】 宇宙・物質・法則 ―地球館リニューアル直前・見納め展示レポート②

 

【国立科学博物館】 たんけん広場 ―地球館リニューアル直前・見納め展示レポート④―

 

 

 

 

 国立科学博物館 

 

【リニューアル工事について】
*工事等による閉鎖期間: 平成26年9月1日(月)~平成27年7月頃まで
展示改修エリアはこちらをご覧ください。
*国立科学博物館WEB「大規模リニューアル直前 地球館見どころ紹介」

 

【住所】東京都台東区上野公園 7-20
【交通】
・JR「上野」駅(公園口)から徒歩5分
・東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅(7番出口)から徒歩10分
・京成線「京成上野」駅(正面口)から徒歩10分
【常設展入館料】一般・大学生 620円、高校生(高等専門学校生含む)以下 無料
*国立科学博物館大学パートナーシップ入会校の学生さんは常設展入館無料!
【開館時間】9:00 ~17:00 (入館は16:30 まで)
*金曜日のみ9:00 ~20:00 (入館は19:30 まで)

 

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【国立科学博物館】 宇宙・物質・法則 ―地球館リニューアル直前・見納め展示レポート②―

2014年08月08日 | 展示レポート

こんにちは、WEcafeスタッフの蓑田(みのだ)です。

2014年9月から国立科学博物館・地球館の

一部がリニューアル工事に入るということで、

見納めにやってきました。


地球館建築のこだわりと言えば、

このスケルトンタイプエスカレーター

エスカレーターのステップの裏側、内部の構造がよく見えます。

ステップがキレイに内部で折りたたまれて動く様子など、

合理的なデザインにうっとり

よく見ると、機械油の塗られた裏側の部品がちょっとホコリっぽい。

そこがまたリアル。

確かに、ラジコンカーなど動く模型を作るときも、

歯車や軸受けにグリスを塗ると、ホコリを拾っちゃいますよね・・・。

身近な機械の仕組みが見えると、

工学の世界やものづくりにも興味がわきます。

そういえば、エスカレーター修理工をしている知人が

「エスカレーターって、右側に乗るか左側に乗るか、

どっちが正しいかっていう話題を耳にすることがあるけれど、

摩耗の偏りを防ぐためには、

両側に均等に乗って欲しいんだよなぁ…(遠い目)」

と言っていたような気が。


最近は、安全面の理由から

「エスカレーターでは手すりにつかまって中央に乗ろう」という

スローガンを掲示しているところがあるようですが、

これはエンジニア視点においても喜ばしい流れなのかな。

 

地球館・地下3階にて、教育ボランティアさんを発見!

教育ボランティアは、

展示解説や学習支援活動などを担当されている方々で、

国立科学博物館では300名以上が活躍しています。

ん?

ボランティアさんが、地球儀に手をかざして交信中!?

これは怪しい・・・。

地球儀に近づいていくと、半球型のモニターに

世界地図と気象図(雲が流れている様子)

が投影されていました。

ボランティアさんの解説によると、

これは「手をかざして動かせる地球儀」とのこと。

展示名は「たっちきゅう」・・・。ダジャレ・・・。

さわれる展示は小さいお子様にも大人気です。

ボランティアさんが「今日は珍しいですよ。

ちょうど先日の『台風』が見えます」と教えてくれました。

わ、本当だ! 台風の目までくっきりと。

数日前から当日までの気象図が投影されている

リアルタイム展示とのこと。

来館の数日前に日本を通過した台風の動きが、

きっちりと投影されていました。

たっちきゅう、やるなぁ!

 

(私のように)展示内容に詳しくない来館者でも、

ボランティアさんが見どころをわかりやすく紹介してくださいます。

リニューアル後の新しい展示室でも、

またボランティアさんの解説を伺えるのを楽しみにしています♪


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 国立科学博物館 

【リニューアル工事について】
*工事等による閉鎖期間: 平成26年9月1日(月)~平成27年7月頃まで
展示改修エリアはこちらをご覧ください。
*国立科学博物館WEB「大規模リニューアル直前 地球館見どころ紹介」

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【交通】
・JR「上野」駅(公園口)から徒歩5分
・東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅(7番出口)から徒歩10分
・京成線「京成上野」駅(正面口)から徒歩10分
【常設展入館料】一般・大学生 620円、高校生(高等専門学校生含む)以下 無料
*国立科学博物館大学パートナーシップ入会校の学生さんは常設展入館無料!
【開館時間】9:00 ~17:00 (入館は16:30 まで)
*金曜日のみ9:00 ~20:00 (入館は19:30 まで)

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【国立科学博物館】 発見の森 ―地球館リニューアル直前・見納め展示レポート①―

2014年07月23日 | 展示レポート

こんにちは、WEcafeスタッフ 古垣内(ふるがいち) です。

な、なんと、上野にある国立科学博物館・地球館の展示の一部が15年ぶりにリニューアルされるという発表がありました

リニューアルに伴い、地球館では、2014年8月末でお別れの展示もあるとのこと

これは、8月中に見納めておかねば!ということで、国立科学博物館の地球館リニューアル前の展示を緊急レポートします

 

 

レポート第一弾は、地球館3階『発見の森』。

『発見の森』は、雑木林の自然環境が再現されている森です。

子どもの頃、ここで探検をしたなぁという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

ここでは、少し時間をとって見学することをお勧めします!

実は、この森、雑木林の1日が再現されていて、展示室なのに夜が訪れるんです

昼間の森だけではなく、ぜひぜひ、日暮れから夕闇、朝日が昇るまでに森が見せる様々な様相をお楽しみください。夜の森は、静まり返り、フクロウの声が響いていて、ちょっとした冒険気分です

   



森の中を観察してみよう!

この森には、動物や鳥たちの剥製が展示され、その生活が再現されています。みなさん、森の中にいる動物たちを見つけられますか??

 

第一問:動物がいます

 

 

答え:イノシシ親子とリスです☆ 見つかりましたか??

   

 

第2問:鳥がいます

 

 

 答え:シジュウカラです☆

 

この森には、30種以上の生き物たちがいます。ぜひ、森の中での動物観察を楽しんでみてください

 

さすが国立科学博物館、「見る」だけでは終わりません!

色々な鳥や虫、カエルの声を聞き比べることもできます

え!? ゲロゲロではなくて、こんな可愛い声で鳴くの!?というカエルもいました!

  

そして、「触れる」ことができる剥製もあります この触感は、レポートではお伝えしきれませんので、ぜひ実際に展示室で体験してみてください。

タヌキの毛は、柔らかいのでしょうか?硬いのでしょうか?

 

 

 

鳥たちの視点から森の中を眺めてみよう!

木にとまる鳥になった気分で、森の中を見渡せる場所「鳥の目デッキ」があります

この鳥の目デッキでは、樹上で生活する生き物の様子だけではなく、普段は見上げるだけの木々も間近に観察できます。

 

「鳥の目デッキ」から展示室を一望!」

 

 

普段は見ることができない土の中を覗いてみよう!

植物の根は、種類によってさまざま。こんな太い木の根も

   

 

あちこちにある仕掛けも楽しめます。ここは…アリの巣が出てきました

  

 

『発見の森』は、雑木林の中で様々な発見ができるように工夫されています

子どもたちはもちろんですが、大人も新しい発見があること間違いなしです。

 

ぜひ、この夏の冒険の1つにこの『発見の森』も加えてみてください

 

 


こちらの展示レポートもあわせてどうぞ

【国立科学博物館】 宇宙・物質・法則 ―地球館リニューアル直前・見納め展示レポート②―

【国立科学博物館】 海洋生物の多様性 -地球館リニューアル直前・見納め展示レポート③-

【国立科学博物館】 たんけん広場 ―地球館リニューアル直前・見納め展示レポート④―


 国立科学博物館 

【リニューアル工事について】
*工事等による閉鎖期間: 平成26年9月1日(月)~平成27年7月頃まで
展示改修エリアはこちらをご覧ください。
*国立科学博物館WEB「大規模リニューアル直前 地球館見どころ紹介」

【住所】東京都台東区上野公園 7-20
【交通】
・JR「上野」駅(公園口)から徒歩5分
・東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅(7番出口)から徒歩10分
・京成線「京成上野」駅(正面口)から徒歩10分
【常設展入館料】一般・大学生 620円、高校生(高等専門学校生含む)以下 無料
*国立科学博物館大学パートナーシップ入会校の学生さんは常設展入館無料!
【開館時間】9:00 ~17:00 (入館は16:30 まで)
*金曜日のみ9:00 ~20:00 (入館は19:30 まで)

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【アメリカ前編】 シンシナティ自然史・科学博物館をレポート

2014年06月30日 | 展示レポート

こんにちは!WEcafeスタッフ『ほろ酔い1号』です

こちらのブログでは、国内の博物館や展示場での企画展の様子をレポートしてきましたが、

今回は展示レポート~アメリカ編~として、アメリカの博物館と科学館を2回の記事に分けてご紹介したいと思います

第一弾はオハイオ州のシンシナティ自然史・科学博物館!

シンシナティは北米の中西部、五大湖のほぼ真下にあります。

 

WEcafeのトークイベントの一つ、博物館見聞録でもご紹介してきたように、

海外旅行に行った際、現地の博物館を訪れてみるのもなかなか面白いものです!

特に今回ご紹介するような「自然史博物館」では、その土地の歴史や特徴も知ることができるので、おすすめです

 

それではいざ、館内へ~

 

雰囲気のある入り口を抜けると、立派なマンモスが迎えてくれました

 

このマンモスの化石はケンタッキー州で発掘されたそう。

シンシナティ博物館があるオハイオ州や、そのお隣のケンタッキー州は約18,000年前まで氷河に覆われていました。

かつてはこの場所に、マンモスが生きていたんですね~

 

 

 

“シンシナティの氷河期”コーナー!

 

さて氷河期は、どんな環境で、他にどんな生き物がいたのでしょうか?

 

 

入り口にはシャーロックホームズのシルエットが。

曰く、“それは探偵の仕事のようなもの 科学者たちは残された手がかりを元に調査します”

なんだかワクワクしますね

それでは、過去の生き物たちの“証拠”すなわち彼らの“痕跡”を調べることでその謎に迫っていきましょう

 

 

ヒントとなる痕跡は3つ。

、そして花粉です。

  

骨や貝は固く、微生物に分解されにくいため化石として残ります。

また、実は花粉も、化学的に安定な構造をしているため化石として残りやすいので、

骨や貝に比べるととっても小さいけれど、大事な証拠になるそうです

 

こちらは“ボーリング調査”という、地中から土を採取する作業について説明した展示です。

この細長い筒のような道具で、深いときには何十メートルも下の土を掘り出します。

 

地中を深く深く掘り下げていくと、地表から遠ざかるほど過去の植物の花粉が見つかります。

オハイオ州の湖の土を調査したところ、

地表から比較的近い約200年前の土には、ナラやカシなどの広葉樹の花粉が見つかりましたが、

さらに深くの約18,000年前の土からは針葉樹の花粉しか見つかりませんでした。

 

広葉樹は平均気温が3~20℃の地域に分布しています。

一方で針葉樹は平均-16~5℃の地域に分布し、地中が凍るような寒い場所でも生きていける植物です

かつてはとても寒冷だった気候が何千年ものうちに約15℃も暖かくなった、ということが花粉の化石から分かるんですね

 

また、

年輪の幅、つまり年ごとの木の成長度から、当時の気温を割り出すこともできるそうです。

 

直径2メートル以上ありそうな大きな年輪。

白い矢印には、年輪幅から計算した西暦が書かれていました。


幹を丸ごと切らなくても年輪幅を知ることができる、便利な方法もあります。

地中のボーリング調査については先ほどご紹介しましたが、

こちらは幹の中心に向かって掘り下げる木のボーリング調査

木の幹をボーリングしている様子です。

ドリルのような道具を回しながら、木の中心を目がけて掘り進めています。

 

この方法なら生きた木からも試料を取ることが出来ます。

 

ボーリングで掘り出した木の幹(下)と、その年輪幅を元に作成した、成長度の“年表”(上)


木の生長度は、気温だけでなく、洪水や干ばつ、害虫の大量発生や地震の影響も受けることから、

優秀な“記録表”として重宝されているそうですよ

 

 

また、暑さが苦手なカタツムリの移住記録から、その土地の気温の変化を知ることもできるそう

“カタツムリは語る「暑いのに我慢できなくなったら、オハイオから引っ越すしかないよ」” 

 

先へ進むと、何だか幻想的なトンネルが・・・

トンネルを抜けると、そこは氷河期のオハイオ州

木陰や川のほとりに、かつてこの時代に生きていた動物たちが隠れています。(もちろん、復元模型ですけれど・・)

風の音や、鳥の声も聞こえてきて、まるでタイムスリップしたかのようです

 

上段左から、オオナマケモノ、ダイアウルフ、アメリカワシミミズク、

下段左から、古代バイソン、プラティゴヌス、ジャイアントビーバー


この中でアメリカワシミミズクだけが、現在も北アメリカに生息しています。

残りの生き物は氷河期以降の気温上昇に適応できず絶滅してしまい、私たちはもう彼らの生きている姿に出会うことは出来ません

環境が変わるとそこに住む生き物も変わる、ということが体感できる展示でした。

 

他にも、世界一長い洞窟としてギネスブックにも登録された、ケンタッキー州の洞窟を再現した展示や

洞窟に住む生き物、コウモリの生態について博物館のスタッフが説明するコーナー、

Bat Flight!(コウモリ飛びます!)」も。 

このコーナーでは生きているコウモリが登場しましたが、コウモリは網に掴まったままスヤスヤ・・・(夜行性ですもんね

なかなか飛んでくれませんでした。笑

 

網を張った小部屋の中で、博物館のスタッフがコウモリを手に乗せながら説明してくれました。

子供たちが興味津々に見つめています。矢印は網に捕まるコウモリたち。

 

 

その他にも宇宙コーナーや、

オハイオ州でとれる鉱物コーナー

 

白亜紀の生き物コーナーもあり、盛りだくさんの博物館でした

 

次回の展示レポート【アメリカ後編】では、コロンバスの産業科学博物館についてご紹介したいと思います。

どうぞお楽しみに

 

<参考>

シンシナティ自然史・科学博物館について

Cincinnati museum of natural history and science

ユニオン ターミナル シンシナティ博物館センター(トリップアドバイザーHP)

 

常緑広葉樹と針葉樹の生息地の気候について

http://www.keirinkan.com/kori/kori_biology/kori_biology_2_kaitei/contents/bi-2/4-bu/4-3-5.htm

 

 

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【栃木県】なかがわ水遊園(フィッシュパル おもしろ魚館)

2014年06月23日 | 展示レポート

こんにちは、WEcafeの古垣内 彩 (ふるがいち あや) です。

初めての展示レポートです。

今回は、那須旅行の際に立ち寄った水族館「なかがわ水遊園」 をご紹介します

 

なかがわ水遊園は、栃木県北部の那須岳から茨城県の海へ流れる那珂川(なかがわ)に生息する魚を中心に、淡水魚の展示に力を入れています

水産試験場に併設されており、海のない栃木県唯一の水族館として地元の方々に親しまれています

 

那珂川の魚といえば、「鮎(アユ)」。

私が訪れた6月1日は、アユ漁の解禁日。

那珂川では大勢の方がアユ釣りに興じていました

 

アユもそうなのですが、川魚ってどれも同じような色をしていて、区別がつかないし、川魚の水族館なんて地味そうだなぁ…

と思った方は、大間違い !なかがわ水遊園では、川魚たちがダイナミックに展示されていて、その魅力を存分に感じられました

 


那珂川をのぞいてみよう!

中へ入ると、那珂川の上流から河口までの様子が再現された大きな水槽が並びます。

目の前に広がる水槽に、我が家の息子(1歳)からひいおばあちゃんまで4世代で大興奮

 

関東一の清流に生息する魚たちの暮らしが垣間見えますよ。

 

那珂川が注ぐ太平洋に生息する魚たちも紹介されていました。

大きな鯛(タイ)が悠々と

 

 

水産試験場ならでは!

と、感じたのがこちらの巨大ニジマス。

 

この巨大ニジマスは、栃木県水産試験場で品種改良されたもので、大きい個体は2kgを超えることも(スーパーなどで販売されているニジマスは、おおよそ130g)

自然界のニジマスは、父と母から一組ずつもらった、二組の染色体を持っています。ところが、受精卵を温かい湯につけておくと、二組ではなく三組の染色体をもつ(三倍体と呼びます)ニジマスが生まれるのです。三倍体のメスは性成熟をしないため、その分のエネルギーが体の成長に使われて、このように巨大なニジマスとなります。水産試験場では、父親のニジマスにホルモン処理を行うことで、生まれてくる三倍体ニジマスがすべてメスとなるようにしているとのこと。

栃木県内で基準をクリアした巨大ニジマスは「ヤシオマス」と認定され、県のブランド魚として売り出されています。

 

そして、見てください、この可愛いトラフグたち

このフグたちは、なんと温泉育ちです 

那珂川町には、ナトリウム塩化物泉という、塩分濃度が魚の体液と近い温泉があります。この温泉水を使えば海のない栃木県でも海水魚を養殖できる!ということで、町の特産品として、この「温泉トラフグ」が町おこしに貢献しています。

 


栃木のアマゾンに潜入

栃木の川魚を満喫したところで、隣の展示場へ…

初めて来た方は、ここで驚くこと間違いなし!

アマゾン川の中を歩くトンネル水槽です

体長2m以上の巨大なピラルクーたちが頭上を泳いでいきます。

 

トンネルを抜けると、アマゾンのジャングルが広がります。

先ほどのトンネル水槽を上から眺められる造りになっています。

パイナップルやバナナも

 

そして、こんな動物も

アマゾン川流域に生息するカピバラです。

巨大魚が泳ぐ水槽の真上まで歩いてきました

まさに自然のままの飼育環境ですね。

運が良ければ、カピバラが泳ぐところも見られるかも

 

ここでは、巨大魚ピラルクーのエサやりを見ることができます

飼育員がエサの魚を投げ入れると、水面へピラルクーたちが集まってきます。

我が家の息子は、ぱくっと飲み込まれてしまいそう。。。

 

大迫力のエサやりでした

ピラルクーはもちろん、この水族館には、大きく育っている魚たちがとても多く、きっととても丁寧に飼育されているんだなぁと思いました。

 

他にも見どころたくさん

日本各地の珍しい淡水魚たちも見られます♪

四万十川の希少種 アカメ

北海道の巨大淡水魚 イトウ:成長すると150cmに達する。


お子様連れにオススメ タッチングプール♪

展示ゾーンの中央では、ウニ、サメ、ヒトデ 、カメに触れることができます。


ふらりと立ち寄った水族館でしたが、広くてきれいで、大人でも十二分に見応えがあり、楽しい時間を過ごせました

イベントなども数多く行われているようですので、この夏、那須方面へお出かけ予定の方、ぜひ足をのばしてみてはいかがでしょうか?

 

☆ちなみに☆

ワールドカップ期間中(7月6日まで)は、

アマゾン企画「Viva!マナウスキャンペーン」開催中です。

園内カフェでは、ピラニアバーガーが限定発売中!

http://tnap.jp/topics/detail.php?id=1180

 

 

なかがわ水遊園(フィッシュパル おもしろ魚館)

〒324-0404 栃木県大田原市佐良土2686

TEL 0287-98-3055

http://tnap.jp/

 

入場料 大人 600円 子ども(小・中学生)250円

駐車場 無料

開館時間 午前9時30分~午後4時30分(水族館の入館は、閉館30分前まで)

       ※夏季期間は午後5時00分まで

休園日 毎週月曜日(祝・休日の場合は翌日) & 毎月第4木曜日

アクセス 東北自動車道西那須野塩原I.C.から国道400号を経由して25km(約45分)

      JR東北新幹線/那須塩原駅から公営バスで70分

      JR宇都宮線/西那須野駅から東野バスで40分

ベビールーム あり☆ 

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