言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

間違った反ユダヤ主義ほど有害なものはない!

2014-02-26 05:12:33 | 言いたいことは何だ




 
天木直人ブログより~

  間違った反ユダヤ主義ほど有害なものはない
 



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東京都内の公立図書館が所蔵する「アンネの日記」やユダヤに関する
書籍が何者かによって大量に毀損されるという事件が起きた。

誰が、何の目的で、そのような事をしたか不明な中で、とやかく言う
ことは控えるべきだが、私が直感的に思ったのは、
 
ついに日本でも反ユダヤ主義が表出してきたか、ということである。

反ユダヤ主義とは、一言で言えばユダヤ人およびユダヤ教に対する
差別思想である

 
欧州では反ユダヤ主義は大きな政治問題であり続けた。

 
しかし宗教的にも歴史的にも関係が薄い日本では、それが日常の生活
の中で表面化することはなかったと言っていいだろう。

 
ついに図書の破棄という形で日本にも反ユダヤ主義があらわれたとい
うことである。

 
しかし間違った反ユダヤ主義こそ有害なものはない。

 
私がここでいう有害とは、このような軽率な反ユダヤ主義が、
過剰に批判されるために、
正しいイスラエル批判が出来なくなるという意味である。

 
イスラエルは1948年に建国以来、
パレスチナ人を徹底的に弾圧、排除してきた。

 
その非人道的な政策は、なぜナチスの虐殺を経験したユダヤ人が、
ここまでパレスチナ人を虐殺できるのかと言われるほど非道なものであ
る。

 
ユダヤ人を救ったあの杉原千畝夫人をして、
こんな事になるのなら夫のしたことが正しかったのかと思うことすらある、
とまで言わしめたほどだ。

 
いまのイスラエルがパレスチナに対して行っている政策は、正しく批判されなければいけない。

 
その批判を反ユダヤ主義とひとくくりにされて批判されてしまう。

 
私などもたちまち反ユダヤ主義とよばれて批判される。

 
冗談じゃない、という思いだ。

 
今回の図書破棄事件は、そのような批判の口実にされかねない有害な
反ユダヤ主義になりかねない事件である(了)
 
 




 
リトアニアに赴任していた外交官の杉原氏は
「ナチスには問題にされるだろうが、家族にまでは手を出さないだろう」
と夫人に伝え、
一か月間、帰国ギリギリまで避難してきたユダヤ人にビザを書き続けた。
1日300枚。万年筆も折れ、ペンにインクをつけて書く。
一人一人の名前を間違うことなく、正確に、そして迅速に。
腕は感覚を無くしてゆくが書き続けた。
 
ソ連から何度、退去命令がきても無視して書き続けた。
しかし、ついに杉原氏退去の日。
退去する列車の窓からもビザは手渡された。
残された人々は列車にすがりつく・・・
 
「許して下さい!私にはもう書けない。みなさんのご無事を祈っています。」
 
そして、帰国した杉原氏は外務省を退職させられる。
 
詳しくは↓
 http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogbd_h10_1/jog021.html
 
 
「命のビザ」で有名な杉原千畝氏
イメージ 1
 
杉原 千畝(すぎはら ちうね、1900年(明治33年)1月1日 - 1986年(昭和61年)7月31日)は、日本官僚外交官
 
第二次世界大戦中、リトアニアカウナス領事館に赴任していた杉原は、
ナチス・ドイツの迫害によりポーランド等欧州各地から逃れてきた難民たちの
窮状に同情。
外務省からの訓令に反して、大量のビザ(通過査証)を発給し、
およそ6,000人にのぼる避難民を救ったことで知られる[1]
 
その避難民の多くが、ユダヤ系であった[脚注 1]
海外では、「日本のシンドラー[脚注 2]などと呼ばれることがある。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
コメント (1)
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