今日からお盆です。多宗派に比べ禅宗(曹洞宗)は、なかなか大変です。お盆のやり方を知っている人も少なくなりつつあります。そのため西光寺では、写真のようなパンフレットをくれます。細かいところまで図入りで説明があり、とても分かりやすい。まず仏壇の前に机を出し、まこもを敷きます。仏壇には五如来旗を飾ります。蓮の葉を敷きその上に食事をお供えします。今日は迎え団子を備えます。横にはキュウリの馬と茄子の牛を置きます。キュウリの馬で「早く帰ってきてほしい」、茄子の牛で「ゆっくりお土産を積んで戻ってほしい」の願いが込められています。今は市販の藁製の馬と牛を売っていてそれを使用します。食事も位牌の数だけ用意しましたが、簡素化し今は一つで代表して供えます。昔は食事は各家で作っていましたが、今やスーパーなどでそれ用のものを売っているので、それを買ってくることが多くなりました。無理のない範囲で簡素化しています。というか、時代とともに変化してくるのは仕方がないことかも。先祖を敬う気持ちに変わりはないのですから。