いつのまにか、多臓器不全

普通より元気なオッサンがいきなり多臓器不全!?生死の境をさまよった約2か月間の闘病と、その後。

6月12日(金):麻酔を中止、あちこち少し動く、覚醒間近か。

2009-08-31 23:19:20 | 救命センター入院3週目
いつのまにか、多臓器不全
6月12日(金):麻酔を中止、あちこち少し動く、覚醒間近か。



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[Tの定期メール]

朝:特に変動なし。モニター上では脈拍→70~90、血圧→160/60前後、酸素→100、呼吸→18~20回/60秒。今日はミニスピーカーと音楽プレーヤーを持ってゆき、面会時間の間、耳元でMozartをかけていました。かなり発汗したのか、手足がチョー臭かったので濡れタオルでふきました。

夕:モニターでは
脈拍→93~103
血圧→145/70くらい
酸素飽和度→100
呼吸→15~20回/60秒くらい。

今日、麻酔の投与を中断しました。
このまま口の呼吸器をつけたまま覚醒させます。
凄まじい苦痛なのではないかと気をもんだけど、隣の患者の方は口に呼吸器をつけたまま覚醒しており、しゃべることはできないが目や手を動かしたり頷いたりしながら看護師と意志疎通ができていた。
苦しんでいる様子もあまり見られないから、安心した。

覚醒具合についてです。
目・鼻・唇は時おりぴくぴくと動く程度です。
呼び掛けてもこれといった反応が返ってこないところを見ると、体にまだ麻酔が回っているのだろうかな。
尿もあまり出ていないので、明日の透析に期待します。透析で麻酔も大分抜けるのではないか?と想像してみたり。

若干の発熱がありました。
今晩は看護師さんが来なかったので正確な体温は分からなかったが、やや発熱しているもようです。終始脈拍が高めだったのもそのせいかな。
濡れタオルで拭いてもすぐ汗が吹き出してきます。
しかしその発汗のおかげか、帰り際には熱は少し下がっていたように思います。



[娘の記録]

 よかった。ホッとした。
 となりの患者さんが、呼吸器をつけたまま、目くばせや相槌などでちゃんと意思疎通できている。苦しんでいるといった様子もない。このころはもう慢性腎不全は覚悟していたから、とにかくなるべく早く苦痛なく目覚めてほしかった。
 やっぱり大丈夫なんだ。父が起きても大丈夫。
 この日から
「もう起きてもええねんで」
「呼吸器つけたままでも苦しくないって」
「早よ起きや」
と頻繁に言っていたと思う。
 もちろん、すいかが、私たちの不安(目覚めたら苦しいのではないかという)を感じ取ってなかなか目覚めないのだ、なんてことは考えていなかった。
 それでも、この頃は常に不安にさいなまれていたので、「大丈夫」という言葉はまだほとんどかけていなかったように思う。
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