いつのまにか、多臓器不全

普通より元気なオッサンがいきなり多臓器不全!?生死の境をさまよった約2か月間の闘病と、その後。

6月16日(火):意識が戻ると尿量UP

2009-09-03 23:49:35 | 救命センター入院3週目
いつのまにか、多臓器不全
6月16日(火):意識が戻ると尿量UP


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[Tの定期メール]

朝:昨晩は寝られなかったらしいです。
やはり人工呼吸器がついているのが苦しいみたいです。
けど呼吸の状態はいいと思います。呼吸器の呼吸回数の1分間の最低回数の設定が14⇒10回になっていました。それなのに、平均14回ほどの呼吸。これは、4回余分に自分で呼吸できている証拠らしいです。
尿量は意識が戻ってからは急激にふえていっています。 脈拍70後半。血圧最高は170後半最低は80後半でした。

夕:特に変化はありません。酸素濃度を30㌫に下げていました。人工呼吸器離脱に向けて準備をするために、いろいろ人工呼吸器の数値を変えて試しているみたいです。



[妻の記録]

 尿量が増えている。家族はみんな面会に行くとまず尿量を確認する。それで一喜一憂する。
 一番少ない時には全く無尿だったが、意識が戻ってから3日目だが、その間に毎日尿量が増えている。このままなら回復するような気がする。



[娘の記録]

 なんといっても尿量が増えたことが嬉しい。しかし、この時点ではまだまだ慢性腎不全は免れないと確信していた。妙なところに確信を持っていたなあと思う。(やはり、それなりに「覚悟」をしていたからだろうか。皆、すいかの透析生活が始まることを十分想定して、これからのことを考えていた。)
 それにしても、使える腎臓がまだあったことを意味する尿量の増加は、とても嬉しかった。見舞いに来たとたん
 「おしっこは?」
 「おしっこ出とるか?」
とわらわらと尿タンクの周りに集まって見るものだから、ちょっと父はいやだったかもしれない。
 このころの父は慢性腎不全よりも、思うとおりに体が動かせないストレスに苛まれていたから、腎臓なんてあまり気にしちゃいなかった様子である。


[すいかの記録]

夜はあまり眠れない。看護師たちが影絵のようにあちこち動き回る。何をしているのか気になると目がさえてくる。看護師にしてみれば、寝ているはずの私が目を開けているので気味悪かったであろう。
列車の音のような心音が聞こえる。結構早く、ついていけないときがあり、時々リセットされる。これが不整脈だったかもしれない。
(このときは生命維持装置がついていると思っていたので、別に息をしなくても大丈夫と思っていた)
その他、警報音やモニター音などいろいろな音が聞こえ強迫観念に縛られる。何か判らないけれど恐ろしいのである。早く朝になれと思う。
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