いつのまにか、多臓器不全

普通より元気なオッサンがいきなり多臓器不全!?生死の境をさまよった約2か月間の闘病と、その後。

6月13日(土):目覚めの前日

2009-08-31 23:31:53 | 救命センター入院3週目
いつのまにか、多臓器不全
6月13日(土):目覚めの前日



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[Tの定期メール]

朝:モニターでは
脈拍→90~100くらい
血圧→160~170/70~80
酸素飽和度→98~100
呼吸→13~17回。
体は全体的に熱く、37.4度であった。朝は尿も出やすいらしく、いつもより少し多めに出ていた。覚醒具合は昨晩と変わらず、ときおり腹部や顔がぴくぴくと動く程度である。

夕:脳のCT、良かったです!やっぱりめざめるんやね。
モニターでは
脈拍→94~104
血圧→160~165/70~75。

発熱についてです。
18時の測定で、37.8度。面会時間の間は濡れタオルを額に当てて冷やした。看護師曰く、透析によって少なからず体に負担がかかっているので熱も出るのではないか、とのことでした。

覚醒具合についてです。
朝よりずいぶん動くようになったけど、まだ微妙なところ。しかし脳には何ら影響がないみたいなので、気長に待つ。あともう少し透析をすればすぐ麻酔も抜けるだろうと想像します。
面会時間はずっとMozartをかけています。Tは無理をしていたからか、ちょっと具合が悪く、昨日より微熱と倦怠感が続いているみたいです。



[妻の記録]

 脳のCT異常なし、というのは、最も嬉しかった。
 商売道具の頭に血栓とか脳出血とかあったら、目覚めたあとで、どう説明したらいいかわからない。
 今更ながらに、中途障がい者という状態になったら、何重もの苦痛を乗り越えなくてはならないんだと痛いほど感じた。

 早く話がしたい。



[娘の記録]

 脳のCTに異状なし。よかった。これで少なくとも以前のすいかに会えるということだ。今まで通り、好きに体を動かすことができて、表情もきっとそのままだ。
 それは何よりも安堵したことであった。
 「安定・健康の象徴」ともいうべき我が家のすいかである。病気も家族の中で一番なかったように思う。悪いところといえば視力ぐらいなもんだ。
 今回のことでこんなにショックを受けたのは、いつも変わらない(多分母と結婚してくらいからずっと)すいかが、まさに"激変"したことに驚愕したことと言っても過言ではない。
 このときばかりは「かみさま、ありがとう」と本気で思った。特定の宗教団体に籍を置いているわけではないが、人なみの宗教心からそう思った。

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