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超ライザップな『母との約束、250通の手紙』

2020年02月07日 01時28分43秒 | 映画


鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:12/25
⠀ 狂気🤯:★★★☆☆
⠀ 感動😭:★★★☆☆
母強し🤱:★★★★★

全国のお母さん、聞こえていますか。。。
この母親の目指すところは、子供への愛でしょうか。
それとも、単なる自己顕示欲でしょうか。

この映画、とにかく母親がやべえんですわ。。。
ある意味、狂気に満ちてる。。。
子を持つ親の感想を聞きたい(笑)

話としては、フランスの三島由紀夫とも評される文豪ロマン・ガリの自伝を映画化したもので、
フランスでは100万人を動員するほどのヒット作なんだって。

ロマン・ガリの幼少期から作家になるまでを、
母親との交流という観点から描いているのだけど、
さて、この母親をどう見るか。

子離れできないメンヘラと見るか、
壮大な夢と期待を子供に押しつけるサイコパスと見るか。

僕は、目標にフルコミットするライザップだと思いました(笑)

ロマン・ガリが小さい頃から、彼を外交官および作家にするために、
一切の隙も与えず鍛えまくるという星一徹のような母親です。

なぜ、彼女がその2つにこだわるのかは詳しくわからないけれど、
とりあえず子供の意見は完全無視。

ヴァイオリンをやらせて才能がないとわかったら即効やめさせ、
絵を描き出したら「画家とかふざけんな!」と。
外交官と作家になること以外は一切認めなかったんだよね。

男が闘っていいのは、女・名誉・フランスのためだけと豪語し、
ロマン・ガリが戦地で病に伏したときも「書け!書きまくれ!」とまくし立てる始末。

戦争中は離れて暮らしていたので、2人は文通でやり取りをしていたのだけど、
その手紙に隠された秘密がまた感動的で。

こんな母子物語観たことないけど、
この母親のもとで育ったらそりゃ作家になるわというぐらい人間的にぶっとんでた(笑)
愛と自己顕示欲の入り混じった母親の子に対する想い。
しかと受け止めました。

ロマン・ガリの女性関係は、やや太宰治を彷彿とさせたけど、
昔の作家はみんな女性関係派手だったのかな?(笑)

映画『母との約束、250通の手紙』公式サイト

フランス有名作家ロマン・ガリのベストセラー自伝小説をシャルロット・ゲンズブール×ピエール・ニネ豪華共演で映画化!あの日、ぼくは誓った。母の途...

映画『母との約束、250通の手紙』公式サイト

 


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