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スーパーヒーロー"でありたい"人の映画『ミスター・ガラス』

2019年01月20日 18時52分38秒 | 映画


2019年公開映画5本中4位。

M・ナイト・シャマラン監督が贈る
「スーパーヒーローでありたい人」映画。
設定は面白いけど、
話として面白いかと言われるとなかなか難しい。
いわゆる「よくも悪くもこの監督らしい」という、
内容の評価が難しいときに使われるフレーズがピッタリくる感じ(笑)

本作は2000年の『アンブレイカブル』、2017年の『スプリット』の続編。
『アンブレイカブル』は、
まったくケガやキズを負わない体かつ、
触れた相手の罪を見通す力を持つデヴィッド(ブルース・ウィリス)と、
生まれつき骨が弱く、
ちょっとぶつかっただけで骨折してしまうが、
高いIQを持つミスター・ガラス(サミュエル・L・ジャクソン)の話。
『スプリット』は24の人格を持つジェームズ・マカヴォイの話。

「スーパーヒーロー」と言ったけど、
特殊能力を持ち、悪と戦うという、
最近流行りのマーベルやDCのような感じではない。

話としては、常軌を逸した力を持つ彼らが精神病院にぶち込まれ、
「スーパーパワーとかないから。思い込みだから」と、
その力ををまったく信じようとしない人々と、
スーパーパワーは実在するから
それを広く知らしめたいミスター・ガラスとのすったもんだがメイン。

特徴的だなと思うのは、ヒーローの定義。
マーベルやDCは、自らヒーローであると宣言することはなく、
まわりの人々がヒーローと認知していることが多いと思うけど、
この作品はミスター・ガラスが
自分を含めた特殊能力を持った人々をヒーローに仕立てたい
という想いありきなところが他と大きく異なる。
自己顕示欲というか、
自分の考えるコミックの世界観やヒーロー観を知らしめたい欲が強い。

コミックやヒーローを独自の視点で切り取り、描き切るというところで
すごくユニークな映画ではあると思うけど、
過去作見てないとまったくわらかないと思うので、
見るなら少なくとも『アンブレイカブル』だけは見ておいた方がいいです。
そこに出てる子役が成長して今回も出ているので。

ただ、設定といい、終わり方といい、
今回いろいろツッコミどころがある内容ではあった(笑)


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