Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

紳士すぎる銀行強盗ってアリ?!な『さらば愛しきアウトロー』

2019年07月15日 17時39分49秒 | 映画


2019年公開映画111本中89位。

ハリウッドで初めて
「演技と製作の双方で地位を確立した映画人」
と言われたロバート・レッドフォードの引退作品。

僕の場合は、あと30年ぐらいしたら、
この映画のよさがわかるかなという印象(笑)

実在する強盗犯を題材にした映画で、
主人公は人生で16回も脱獄に成功した驚異のジジイ。
今作でも74歳にして、
銀行強盗しまくりのクズ野郎なんだけど、
とにかく紳士過ぎるのがウリ。
優しい笑みで支店長に近づき、
「こんなものでどうでしょう」
とジャケットの裏に隠した銃をチラリ。
誰も巻き込むことなく、
静かにお金をいただく手際のよさはたまげたもの。
被害に遭った人たちも口を揃えて「紳士でした」と。

金を強奪する明確な理由もなく、
単に楽しんでいるだけ。
だから、捕まってもいつも笑ってる。
そんな、頭のネジが飛んでるジジイは、
ある意味魅力的でもあった。

銀行強盗モノだと、
1975年の『狼たちの午後』、
2000年の『スペーストラベラーズ』、
2017年の『ジーサンズ はじめての強盗』、
『ベイビー・ドライバー』
などが記憶に新しいけど、
大体は犯人が興奮気味だったり、
派手なシーンがあったりするのだけど、
ここまで静かに優しい銀行強盗モノは初めてかも。

それだけに、僕の好みのジャンルではなかったけど。
自分がジジイになったら感じ方変わるだろうか。

でも、ロバート・レッドフォードがカッコいいんだよ!
もう82歳なんだけど、まだ60代に見えるぐらいの若々しさ。
ひょんなことから知り合った女性とのロマンスもあるのだけど、
あのウィットに富んだ会話術は、大人の余裕を感じさせる。

あんなジジイになりてー。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿