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自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

『Life 天国で君に逢えたら』

2007年08月29日 15時00分28秒 | Weblog
プロウィンドサーファー、飯島夏樹さんのお話。
がんに侵されながらも懸命に生きようとするその姿が
とてもかっこよかった。
といっても、いくら実話をもとにしているとはいえ、
この手の映画はやはり流れが似たり寄ったりになってしまう。

最初は元気→病気発覚→ちょっと欝→懸命に生きようとする

こんな感じ。
この映画、もちろん泣いたし、感動したけれど、
セカチューや1リットルの涙との違いはと聞かれると、
やはり根底に流れるものは変わらないと思う。
つまり「一瞬一瞬を一生懸命生きようとする」ということだ。
それが悪いということではない。
素晴らしいことだ。
でも、やっぱ同じなんだなぁと。
どんなに大きな困難があっても、
それを乗り越えて懸命に生きようとする姿は
多くの人に勇気と感動を与えるということなのだろう。

この作品の中で、一番涙したのは、
飯島夏樹さん(大沢たかお)の師匠である
藤堂さん(哀川翔)が亡くなったところだ。
その奥さん(真矢みき)が
「死ぬその直前まで、あなたのこと心配してたのよ」
というセリフ、とても感動した。
自分が死ぬそのときに、他人のことを思いやれる
その心の広さ、大きな思いやりに感動した。
俺は自分が死ぬそのときに、
他の人のことなんて考えられるのかな……。

大沢たかおは演技がうまい。
パニックになって暴れだすシーンがあるのだが、
人間、そんなに壊れるなんてことはないと思うし、
ましてや大沢たかお自身、壊れたという経験はないと思う。
でも見ている人に「これやべー」と思わせるぐらい、
人が壊れる演技ができるところがすごいと思う。
自分の知らない、経験したことないことを表現できるのが、
とてもうらやまく思う。

こういう感動系の映画を見て、必ず思うことがある。
自分はなんてちっぽけなんだろうと。
たとえフィクションだろうが、ノンフィクションだろうが、
劇中の登場人物は大きな運命とぶつかり、
それを乗り越えようと必死である。
その必死の果てに、死んでしまったり、別れてしまったり、
いろんな結末があるのだが、
彼らの乗り越えなければならない運命を考えると、
俺の普段の悩みとか生活ってちっぽけだなぁとつくづく思う。

伊藤美咲はやっぱりスタイルがいい。


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