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まさかすぎる設定に爆笑と興奮の『ヒットマン エージェント:ジュン』

2020年10月04日 13時29分57秒 | 映画


【基本情報】
 原題:히트맨
 英題:Hitman: Agent Jun
製作年:2020年
製作国:韓国
 配給:アルバトロス・フィルム

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:9/143
 ストーリー:★★★★★
キャラクター:★★★★★
    映像:★★★★☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
対テロ保安局"猛攻隊"のエージェント、ジュン(クォン・サンウ)。
彼は誰もが怖れる暗殺者が転身したのはウェブ漫画家だった!

酔った勢いで国家機密をネタに描いた漫画がまさかの大ヒット!
その代償に、テロリストだけでなく、国からもターゲットにされてしまう。

愛する妻子が命の危険にさらされたとき、
ペンを銃に持ち替えて、眠れる本能が目を覚ます!!

【感想】
これね、このシリアスなポスターじゃ伝わらないだろうけど、
中身はハートフルファミリーアクションコメディというまさかのギャップだよ!

いやいや、売れないウェブ漫画家が
実は特殊部隊のエースだったなんて設定、
秀逸すぎるでしょwww
本当に、こういうぶっ飛んだ設定を盛り込んでくるところが
韓国映画の好きなところである。

ずっと漫画家になるのが夢だったジュンは、
国家機密のプロジェクトの一環で暗殺者として育てられるんだけど、
自由の身になりたくてウェブ漫画家に転身。

しかし、描いた漫画は鳴かず飛ばずで、
新しいエピソードを配信するたびに、
「連載やめろ」だの「クズ以下」だの、
読者からの辛辣なコメントが飛び交う日々。
このひどすぎる批判もまた、
振り切ってる感じがして逆に笑えちゃうんだけど(笑)

読者からもバカにされ、家族からもバカにされ、
「てめぇら、、、本当の俺を、、、見せてやる、、、!!」
と自身の経験を漫画にしたがために、
テロリストからも国からも狙われてしまうという詰めの甘さwww

せめて身元がわからないようにしろよとは思うものの、
その抜けているところが愛らしく感じるwww

気が強い奥さんやラッパーを目指す娘、
同じ特殊部隊のエースなのにいつも利用されてしまう後輩など、
濃いキャラが勢ぞろいな上に、
終盤は敵味方入り乱れての大乱闘バトルと、
情報量が多くお腹いっぱいになってしまう感じは否めないけど、
コメディ要素たっぷりで笑えるのと、
スピード感あふれるストーリー展開によってカバーされるんだよね。
まさに『エクストリーム・ジョブ』を彷彿とさせるような構図だ。

また、本作では実写の間に漫画を元にしたアニメーションのシーンもあるんだけど、
そのアニメーションならではのアクションを
実写でも遜色なく表現できているのも推しポイント。

なんだろうね、韓国の俳優さんは兵役があるからか体が鍛えられているために、
アクションにすごくキレがあるんだよ。
そこはもう邦画じゃ絶対追いつけなそうなところなんだけど、
そのキレのよさから生み出されるド派手なアクションが
ものすごくかっこよくて、まったく飽きることがない。

ストーリーの秀逸さももちろんのこと、
画で見せるという点においても満足できる内容だし、
さらに家族愛も感じさせる幕の内弁当みたいな映画。
アクションやコメディが好きな人ならなおさら楽しめるかも!

映画『ヒットマン エージェント:ジュン』公式サイト

クォン・サンウ主演、映画『ヒットマン エージェント:ジュン』公式サイトです。

映画『ヒットマン エージェント:ジュン』公式サイト

 


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