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『LION/ライオン ~25年目のただいま~』

2017年04月16日 22時17分22秒 | 映画


くわーー、感動巨編だったー!

予告の時点でね、これ泣くわって思ったんだけど、
やっぱり泣いたよね。
リアル『母をたずねて三千里』だよ。

幼い子供が兄と出稼ぎに行ったもののはぐれてしまい、
そのまま家にも帰れず、さまよっていたところ、施設に預けられ、
里親であるニコール・キッドマン宅に引き取られ、
オーストラリアで20年近く過ごしたものの、
自分の出生の秘密を知り、再び家族を探し出す、っていう話。

子役の子がこれまたかわいい子なんだけど、
もうね、兄とはぐれてしまった時点で、観ている方としてはかなり不安になるよね。
自宅からカルカッタまで1600kmも離れたところで、
しかも言葉も通じず、後でわかるんだけど、出身地の名前も間違って覚えてて、
当然携帯電話とか持ってないし、もう不安の極みだと思う。

あれよあれよという間に、ニコール・キッドマンに引き取られるけど、
当時5歳ぐらいだったら、自我も確立されているだろうし、
いきなり人種の違う人たちに引き取られても怖くない?って思っちゃう。

一応、そこでは何不自由なく平和に暮らすんだけど、
まさかね、ホームパーティーで目にした揚げ菓子で過去の記憶が呼び覚まされるとはね。
あの揚げ菓子、いい仕事してるね(笑)

親を探すってんで、手がかりもほとんどないんだけど、
2、3日電車に揺られてカルカッタに着いたという情報から、
その当時の電車の時速と距離から、自分が乗った駅の位置をGoogle Earthで割り出すとか、
すげー一般に普及しているソフトでこんなことできるのかとびっくりしたよ。
てかGoogle Earthすご!これGoogleにとってもいい宣伝なんじゃないか疑惑(笑)

当然、里親に対して、本当の母親を探すっていうのは、
彼らを傷つけるのではないかという想いからなかなか言い出せないっていう葛藤も描かれているんだけど、
意を決して、自分の意志を伝え、25年ぶりに故郷に赴く、と。

自分の家を最初に見つけたとき、家畜小屋になってて、
「ああ、もう家族いないのかよ」って思ったけど、
通りがかりの人に連れていかれた場所で運命の再開。
ここが一番の泣いた。

母親は子供たちが戻ってくることを信じて、
遠くには引っ越さなかったという最後のテロップに愛を感じました。

そしてはぐれてしまった兄だけど、、、
実は弟がいなくなって間もなく、列車にはねられて死亡していたとのこと。
悲しすぎる。。。

これが全部実話ってのが本当に信じられない。
そしてインドでは毎年約8万人の子供が行方不明になっていると知って、
日本の平和さに改めて感謝したいと思いました。

ちなみに主人公のサルー。
実はこれも本人が間違って覚えていて、本当の名前はまた別。
その本当の名前が意味することが……。

まあ映画を観てください、ここは(笑)
「そういうことだったのかー!」って心の中で叫んだ(笑)


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