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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

病気をとことん肯定した『にじいろカルテ』

2021年03月19日 00時29分05秒 | ドラマ
【個人的な評価】
2021年日本放送ドラマで面白かった順位:3/4
 ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
医療ドラマ
ヒューマンドラマ
Dr.コトー診療所

【あらすじ】
東京の大病院の救命救急の現場で、
夢と誇りを持ちながら働いていた紅野真空(高畑充希)は、
ある日突然病に倒れる。

勤めていた病院を休職扱いになった彼女は、
偶然知った山奥の小さな村の診療所で病を隠して働くことに。

ちょっとヘンテコな外科医の浅黄朔(井浦新)と
看護師の蒼山太陽(北村匠海)の3人でシェアハウスをしながら、
村唯一の診療所で生活することになるが……。

【感想】
いい歳した大人3人が小学生みたいなノリで
村の診療所を運営するローカル医療ドラマだった(笑)

医療モノなのに、すんごい牧歌的だったね。
いつもだと1話完結型で、
毎週いろんな役者がゲスト出演して患者役をやって、
緊迫感ある展開ってのが定石だけど。

でもこれは、地方の村でのんびり(たまに緊急事態あるけど)暮らす、
箱庭感ある世界で。
これまでの同ジャンルのドラマと比べると
まったく異なる雰囲気。
空撮された風景もミニチュア風になっているから
余計にそう感じる。

このドラマのよかったところは、
新参者の真空先生をきちんと受け入れてくれたことだよなー。
コミュニティが小さいと、
他所からやって来た人には警戒心を抱きそうなものだけど、
これはもう最初からウェルカムだったから。
まあ、誰か一人ぐらい心を開かないキャラがいてもよかったかなとは思うけど。

真空先生は自分も病気を抱えているからこそ、
患者の気持ちを誰よりも理解できる人物だったと思うけど、
「病気だからこそ感じられる幸せ」ってのを常に考えていたように思う。

だから、痴呆症で何ヶ月かに一度自分のことも夫のことも忘れてしまう
雪乃(安達祐実)に対しても、
「何回も結婚式を挙げられること」を肯定できたのかなって。

僕はいつも観るような緊迫感にまみれた医療ドラマの方が好きだけど、
こういうのもアリだとは思った。

それにしても、最終回、
救急車の中でほっぺにキスしすぎじゃね?(笑)



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