Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

母娘の絆よりも焼肉を推したい『漁港の肉子ちゃん』

2021年06月17日 01時17分49秒 | 映画


【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:64/114
   ストーリー:★★★☆☆
  キャラクター:★★★★☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★★☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
ヒューマンドラマ
親子愛
焼肉

【あらすじ】
愛情深い性格ゆえに、
これまでの人生、
ダメ男ばかりを引き寄せては、
何度もだまされてきた母・肉子。

とんでもなく豪快で、
子供みたいに純粋な母に比べて、
しっかりもので大人びた性格の小学5年の娘・キクコ。

ふたりは肉子ちゃんの恋が終わるたびに各地を放浪し、
北の漁港の町へと流れ着く。

漁港で途方にくれる母娘の胃を満たしたのは、
一軒の焼き肉屋「うをがし」の焼肉だった。
妻に先立たれ、
店をたたもうとしていた店主・サッサンは、
目の前に現れた肉子ちゃんを”肉の神様”だと思い、
「決しておなかを壊さないこと」
を条件に肉子ちゃんを雇い入れる。
こうして、
サッサンが所有する漁港の船を住処に、
肉子ちゃんとキクコの新しい生活が始まった。

キクコは地元の小学校に転入する。
学校ではこの年頃特有の女子グループ間のやっかいな抗争や
風変わりな少年・二宮との出会いを通じて、
キクコは少しずつ成長していく。

肉子ちゃんの次の恋が終わったら、
またこの町を出て行かなければならない。
そんな不安がよぎるキクコと肉子ちゃんの大きな秘密が明らかになり……。

【感想】
涙ちょちょぎれる母娘の物語。

明石家さんまが前面に出てるから、
てっきり彼の創作か半生に近い話なのかと思ったら全然違った(笑)
普通に2013年に発売された小説が原作。

お話としては、
前半はあまり動きがなく、
肉子とキクコの日常が流れるだけ。
後半から面白くなってくるかなー。
まあ、「わかってましたw」
っていう流れではあるんだけど。
感動的ではあるものの、
肉子の顔芸がおかしくて、
なかなか泣くに泣けなかった(笑)

個人的には、
肉子とキクコのエピソードよりも、
キクコの友達のマリアのエピソードの方が印象深かった。

女子グループのいざこざなんだけど、
ちょっと変革を起こそうとしたら、
失敗して孤立するっていう。

大人の世界でも革命に失敗して左遷されてしまい、
まわりからは腫れ物に触れるかのような
扱いを受けるってこともあるから、
社会の縮図かなって(笑)

全体的に『となりのトトロ』へのオマージュがいくつかあるから、
同作を観てる人はいろいろ気づく点があるかも。

キャストの声の演技もよくて、
肉子を演じた大竹しのぶはもちろんのこと、
キクコの声をやったCocomiも、
よくある専業声優さんじゃないことの不自然さがなくて、
普通にうまいなって感じた。

あと、焼肉!
これはもう焼肉好きとしてはポイント高いよ!
厚切りのみすじを焼いてるところが
メチャクチャうまそうで腹減るわ。

それにしても、
公式サイトをスマホで見たときの企業のバナーがえげつない。。。
これだけで作品の世界観がぶっ壊れるほど。
まあ、ビジネス的に仕方ないとは思うけど。。。

劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』公式サイト

企画・プロデュース:明石家さんま×原作:西加奈子×制作:STUDIO4℃。心温まる感動エンターテイメント『漁港の肉子ちゃん』大ヒット上映中!

劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』公式サイト

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿