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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

ワニがいなくなったその後の展開に救われる『100日間生きたワニ』

2021年07月11日 11時38分18秒 | 映画


【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:116/136
   ストーリー:★★☆☆☆
  キャラクター:★★★☆☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★☆☆☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
ヒューマンドラマ
動物
100日後に死ぬワニ

【あらすじ】
桜が満開の3月、
みんなで約束したお花見の場に、
ワニの姿はない。
親友のネズミが心配してバイクで迎えに行く途中、
満開の桜を撮影した写真を仲間たちに送るが、
それを受け取ったワニのスマホは、
画面が割れた状態で道に転がっていた。

100日前―――。
入院中のネズミを見舞い、
大好きな一発ギャグで笑わせるワニ。
毎年みかんを送ってくれる母親との電話。
バイト先のセンパイとの淡い恋。
仲間と行くラーメン屋。
大好きなゲーム、バスケ、映画…。
ワニの毎日は平凡でありふれたものだった。

お花見から100日後――。
桜の木には緑が茂り、
あの時舞い落ちていた花びらは雨に変わっていた。
仲間たちはそれぞれワニとの思い出と向き合えず、
お互いに連絡を取ることも減っていた。

そんな中、
みんなの暮らす街に新たな出会いが訪れる。
引っ越ししてきたばかりで積極的なカエルに、
ネズミたちは戸惑いを隠せず…。

変わってしまった日常、
続いていく毎日。
これは、誰にでも起こりうる物語。

【感想】
今、いろいろ話題になっているやつ(笑)
元はtwitterでバズってた4コマ漫画。
僕は4コマ漫画が終わってから、
この存在を知って一気に読んだのだけど、
正直ハマれなくて。
ワニだけいつも上裸だよね
ってところが気になったぐらい(笑)

なので、あんまり期待せずに観に行ったのだけど、
全然つまらなくはなかったし、
悪い話でもない。
まあ、元がハマれなかったから、
アニメになったことで
「うおおおお!メッチャおもしれー!」
とはならないけど(笑)

63分というかなり短い尺だから観やすいし、
アニメで動物しか出てこないから、
子供に読み聞かせる絵本的に捉えてもいいかもしれない。

前半は4コマ漫画の内容のおさらい。
4コマ漫画の方は、
言い方はアレだけど、
けっこうどうでもいいシーンとかもあったものの、
映画ではそういうのはそぎ落とされているから、
スッキリした印象。

後半からがオリジナルストーリーで、
ワニがいなくなった後のみんなの心境を描いた話。
新キャラのカエルがやってくるんだけど、
こいつがまた本当に空気の読めないウザいやつで(笑)
イラッとさせる天才というか、
身近にいたらブロックしちゃうかも(笑)

でも、結果的に彼がきっかけとなって、
ネズミにある行動を起こさせ、
みんなも悲しみから解き放たれていくという流れは、
4コマ漫画の悲しみに対する救いかなって思えた。

まあ、ありきたりと言えばありきたりだし、
「きれいな方向に持ってったよね」ってだけなんだけど、
話自体は感動的で悪くないなって。
タイトルも『100日後に死ぬワニ』じゃなくて、
『100日間生きたワニ』と
ポジティブな感じにしているのもいいよねー。

キャストも豪華だし、
多分制作期間もそんななかったと思うけど、
総じて作品自体は否定的に捉える必要のまったくない映画かと。

けっこうね、
作り手の人格とか不祥事とか大人の事情とかで、
罪のない作品に対して否定的な意見を言う人も多いけど、
そういったことと作品はもう少し切り分けてみてもいいと思うんだけどなー。
まあ、難しいか。
気持ち的に。

ネットで流行ったものは、
どうも「我々のもの」
(この我々が誰かはわからないけど)
という意識が働いて、
そこに広告代理店とかビジネス臭がする連中が入ってくると、
拒否反応示す人も多いけど
(僕もそう感じるときはゼロじゃないけどw)、
あくまでも作品そのもののよさを
褒め合えるようになるといいね。

映画『100日間生きたワニ』公式サイト

きくちゆうき原作、神木隆之介・中村倫也・木村昴出演。 100日間のワニの日常と、そこから100日後の大切なものを失った仲間たちの姿を描いたア...

映画『100日間生きたワニ』公式サイト

 


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