Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

主役がニコール・キッドマンに激似だった『ソニア ナチスの女スパイ』

2020年09月20日 23時26分06秒 | 映画


【基本情報】
 原題:Spionen
 英題:The Spy
製作年:2019年
製作国:ノルウェー
 配給:東北新社、STAR CHANNEL MOVIES

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:119/128
 ストーリー:★★☆☆☆
キャラクター:★★☆☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
第二次世界大戦中のナチス占領下のノルウェーで、
ソニア・ヴィーゲット(イングリッド・ボルゾ・ベルダル)は
女優として活躍していた。
その人気に目をつけたナチスの国家弁務官
ヨーゼフ・テアボーフェン(アレクサンダー・シェーア)は、
彼女をプロパガンダに利用しようと画策する。

その一方で、ソニアはノルウェーの隣国スウェーデンの諜報部から、
スパイとしてナチスに潜入することを要請される。
語学が堪能で演技力もあり、スパイとして使えると判断されたからだ。
一度は拒否するソニアであったが、逮捕された父親を解放させるため、
承諾せざるを得ない状況に陥る。

次第にテアボーフェンの寵愛を受け、
信頼も得るようになったソニアは、
ある日、彼からあることを依頼される。

それは、ナチスのスパイとして北欧諸国の情報を収集することであった。

【感想】
まず謝りたいのが、主人公の女優を
ずーーーっとニコール・キッドマンだと思っていたこと(笑)
この主人公は30代で、ニコール・キッドマンって53歳だから、
さすが女優は違うなって、奇跡の50代だなってずっと思ってた。
で、公式サイトを見て、ようやくニコール・キッドマンではなく、
イングリッド・ボルゾ・ベルダルだと知るっていう(笑)

最近多いけれど、またもや実話ベースの映画。
戦争映画もスパイ映画もよく観るけど、
これはそのスパイが軍事関係者ではなく、
ただの女優だったというのがミソ。
確かによくよく考えれば演技力ってスパイに必要だものね。

しかし、何の訓練も受けていない女優が
スパイとして敵国のお偉いさんから寵愛を受けるようになるって、
肉体的・精神的に相当苦痛を伴うだろうけど、
よく耐えらえたなという感心が大きい。

さらに、彼女には途中で知り合った
アンドル・ゲラート(ダミアン・シャペル)という恋人もいるから、
女優業をこなしながら、テアボーフェンと関係を持ちつつ、
恋人とも愛し合うという忙しい身。

関係性は違えど、2人も相手にしてしまうこの感じは、
昨日観た『ジョーンの秘密』のジョーンを彷彿とさせる。
とはいえ、こちらの映画の方がスパイ活動と割り切っていたのでサスペンス感は強い。

強いんだけど、『ジョーンの秘密』より面白さがわからなかったなー。
理由はいくつかある。

第二次世界大戦中のスウェーデンやノルウェーの状況をよく知らなかったので、
いまいち各国の関係性が把握できなかったこと(これは僕のせい)。
敵の"何の"情報を得たいのかがよくわからなかったこと。
最終的に追い求めていた「マリア」が、、、これ以上は言えません。

なので、まあ歴史のお勉強になったって感じかな。
実話ベース映画あるあるの"淡々と進む"形だから、
そこまで面白さを感じられる映画ではなかったけれど、
こういう人もいたんだっていう知識としてインプットできたのはよかった。

なお、ソニアは1980年にこの世を去ったものの、
長らく彼女の任務は秘匿とされており、
2005年になってようやく公開されたとのこと。
国のために命がけで諜報活動をしたのに、
死んでからようやく認められるっていうのも悲しいな。。。

ところで、日本の実在したスパイ映画ってないのかな。
たまに思うのだけど、洋画って戦争モノに限らず、
ビジネス系や文化人、研究者など、実話ベースの映画が非常に多いのに、
邦画ってほとんど見ないよね。
大河ドラマや朝ドラでやってるからいいのかな?
継続して観るのが辛くて一度もちゃんと大河ドラマも朝ドラも観たことないから、
2時間の映画にして欲しい(笑)

映画『ソ二ア ナチスの女スパイ』公式サイト

映画『ソ二ア ナチスの女スパイ』公式サイト

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿