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インディアンドリームな『ガリーボーイ』

2019年10月21日 20時05分20秒 | 映画


2019年公開映画171本中29位。

まさにアメリカンドリームならぬ
インディアンドリームのような映画だった。

インドのスラム街で育った主人公ムラドがラップと出会い、
大成功するまでを描いた実話をベースにした話。

ラップが主軸なので、BGMも全部ラップ。
そういう意味では、あまりインド映画っぽくない感じだったかな。

階級社会のインドでは生まれがすべて。
使用人の子として生まれたムラドにはそうなって欲しくないと、
両親は一生懸命働いて彼を大学に通わせるも、
ムラド本人はどんどんラップにのめり込んでいき、
それがきっかけで父親とも険悪な中に。

それに加えて、自動車窃盗やクスリの密売をしている悪友モインとのいざこざや、
将来外科医を目指しているヒステリックですぐに手が出る恋人サフィアとの喧嘩、
ムラドの才能に惚れ込んで彼と仲が深まっていく女性音楽プロデューサースカイとの関係など、
けっこう情報量の多い映画ではあった(笑)

中でも、恋人のヒステリックさがヤバくて、
彼女がキレるシーンはかなりヒヤヒヤするのが印象的だった。
気が強いとかそんなレベルじゃないからな。。。

それでいて、ちゃんと泣かせてくるよねー、ボリウッドは。
終盤のモインとのやり取りは感動的だった。

無名な主人公が一気にスターダムをのし上がる話としては
『シークレット・スーパースター』と似ているけど、
個人的にはそっちの方が「ザ・インド映画」感が強くて好き。
『ガリーボーイ』はよくも悪くもインド映画感が薄いので。

ヒンディー語はわからないけど、
韻を踏んでいるのは聞き取れるから、
ラップ素人でもそのすごさは何となくわかったYo!

インド映画好きかラップ好きなら観るとよき。


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