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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

冒頭のつかみからは想像できない感動作『ラスト・クリスマス』

2019年12月07日 00時17分43秒 | 映画


2019年公開映画201本中75位。

コッテコテのアメリカらしいラブコメかと思いきや!
そこらへんのサスペンス以上に絶対ネタバレ禁止の
ヒューマンドラマ寄りのラブストーリーだった!
冒頭のつかみと後半のまさかすぎる展開が最高!!

自分勝手でドビッチなひどい生活をしていたケイト(エミリア・クラーク)が、
偶然出会ったトム(ヘンリー・ゴールディング)に惹かれていくことで、
自らの行いを少しずつ改めていくという話。

これね、単なるクリスマスシーズンのラブストーリーで終わらないのがいいんだよ!

Wham!の“Last Christmas”に触発されて作られたっていう経緯があるから、
確かにクリスマスはクリスマスなんだ。

でも、その要素はたまたま付いていたって程度で、
映画としては人間誰しもが持つ悩みとそこからの脱却を表現していたから、
この映画はシーズン限定のものではなく、
より普遍的な作品として楽しめる気がした。

しかも、あの歌詞が映画の内容とリンクしていて感動的なんだよね。。。

ヒットソングをモチーフにした映画は日本でもあるけど、
個人的にはただ旬な若手俳優を使っているだけの微妙な作品が多い印象。

ところが、この映画は最初にカジュアルなラブコメだと思わせといて、
実は感動的なヒューマンラブストーリーになるっていうギャップがよかったのと、
歌の解釈が「そうきたか!」というやられた感が最大の面白いポイント。

特にトムのセリフが染みるんだよねー。
昔、とあることで特別扱いをされていて、
その後普通に戻ることが難しいと悩んでいるケイトに対して、
「“普通”という言葉は人の心を傷つけるだけ」となだめ、
「日々の小さな行いがその人の人格を形成していくんだ」
と諭すシーンが印象的だったな。
その言葉のおかげでケイトは少しずつ変わっていけたのだから。

まあ、あるあるな内容ではあるかもしれないけど、
個人的にはとても楽しめました。

こんな白人メインの映画の中に、
ものすごい存在感出してるヘンリー・ゴールディング好きだなー。
アジア人の誉れ!

それにしても、夏のTUBE、冬の広瀬香美は過去のものとなりつつあるけど、
クリスマスのWham!だけは生涯現役ですね。


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