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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

"ゾンビ×マッド・マックス"な『新 感染半島 ファイナル・ステージ』

2021年01月01日 23時24分13秒 | 映画


【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:1/1👑
   ストーリー:★★★☆☆
  キャラクター:★★★☆☆
      映像:★★★★☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★★☆☆

【以下の要素が好きなら楽しめるかも】
アクション
サバイバル
ゾンビ
銃撃戦
カーチェイス
マッド・マックス

【あらすじ】
韓国をたった1日で壊滅させた感染爆発が起きてから4年。
家族を守れなかった元軍人のジョンソク(カン・ドンウォン)は、
亡命先の香港で廃人のような暮らしを送っていた。

そんな彼のもとに、
ロックダウンされたソウルに戻り、
大金を積んだトラックを見つけ、
3日以内に帰還するという仕事が舞い込む。

潜入に成功したジョンソクだったが、
彼のチームを待っていたのは、
さらに増殖した感染者たちと、
この世の地獄を楽しむ狂気の民兵集団631部隊。

両者に追い詰められたジョンソクを助けてくれたのは、
ミンジョン(イ・ジョンヒョン)と2人の娘の家族だった。

大金を奪えばこの国を出られるという最後の希望にかけて、
手を結ぶことにした彼らの行く末は……。

【感想】
あけおめです。2021年一発目の映画です。
本作は日本でも話題になった
『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016)の続編。

ではあるのだけど、話のつながりはほぼなく、
「感染爆発があった」
という設定だけしか引き継いでいないので、
前作を観ていなくても問題ない。

個人的には、前作の方が圧倒的によかった(笑)
前作は、新幹線という限られた空間内で増殖するゾンビの恐怖だけでなく、
醜い人間同士の争いや、
愛する者を守るために戦う人たちの人間ドラマがあって、
スリルと涙の両方を存分に味わえる秀逸な作品だった。

一方、今作は完全にアクション寄り。
まさに“ゾンビ × マッド・マックス”といった感じで、
まったく作風が異なる。

激しい銃撃戦や大迫力のカーチェイス、
大量のゾンビをボーリングのピンのように
車で跳ね飛ばしていくシーンは、
目を見張るほどの映像クオリティ。
まるでハリウッド映画を観ているかのようで、
「韓国映画もついにここまできたのか。。。」
と圧倒させられる。

が!

ややCG感が強くなっている印象を受けるので、
ちょっと作り物感が出ちゃってるのと、
よくも悪くもゾンビと戦うために
ドンパチするだけの話になっているため、
前作の秀逸さからくる期待感を踏まえると、
ちょっと残念だったかなー。

キャラクターも前作の方が、
「極限状態に陥ったときの人間の本音」
が垣間見れて見ごたえあったけど、
今回の映画だとゾンビがいることが
当たり前になった世界でのサバイバルだから、
深い人間ドラマみたいなのはなかった。

なんか、『バトル・ロワイアル』に衝撃を受けて、
『バトル・ロワイアルⅡ』を観たら、
「あれ?」って思った感覚と似ているかも
(あそこまでひどくはないけどw)。

ただ、映像自体はものすごいので、
そういう意味では、“観る”という選択をするなら、
間違いなく映画館の方がこの映画の魅力を最大限に味わえるだろう。

ちなみに、前作と今作をつなぐ
『新感染半島 ファイナル・ステージ アナザーストーリー』
がピッコマで配信されてます。

映画『新 感染半島 ファイナル・ステージ』 公式サイト

あれから4年——。かつての祖国は、別世界となっていた。

映画『新 感染半島 ファイナル・ステージ』 公式サイト

 


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