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自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

トドメの一撃がB級スプラッターな『モータルコンバット』

2021年06月18日 23時34分20秒 | 映画


【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:34/116
   ストーリー:★★★☆☆
  キャラクター:★★★★☆
      映像:★★★★★
      音楽:★★★★☆
映画館で観るべき:★★★★☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
アクション
格闘ゲーム
スプラッター
フェイタリティ

【あらすじ】
胸にドラゴンの形をしたアザを持つ
総合格闘技の選手であるコール(ルイス・タン)は、
自らの生い立ちを知らぬまま、
金のために戦う日々を送っていた。

ある日、魔界の皇帝がコールを倒すために放った
最強の刺客サブ・ゼロ(ジョー・タスリム)に命を狙われる。

コールは家族の危険を察知し、
特殊部隊少佐のジャックス(メカッド・ブルックス)と
女性戦士ソニア(ジェシカ・マクナミー)と合流。
地球の守護者ライデン(浅野忠信)の寺院を訪れる。

そこで太古より繰り広げられてきた
世界の命運を懸けた格闘トーナメント“モータルコンバット”の存在と、
自らが魔界の敵たちと戦うために選ばれた戦士であることを知る。

コールは新たな仲間たちと共に、
自らの秘められた力を解放し、
家族、そして世界を救うことが出来るのか?

【感想】
ゲーム好きにはお馴染みの残虐格闘ゲーム
『モータルコンバット』の映画版。
このゲーム、
あまりにも残虐すぎて、
日本じゃ発売されていないんだよね。
どれだけ残虐かと言うと、
対戦終了後、
勝者が敗者の首を脊髄ごと引っこ抜いたり、
チョップドサラダみたいに細切れにしたりするから(笑)

で、1995年と1997年にそれぞれ映画化されていて、
1作目は映画版『バイオハザード』シリーズの
ポール・W・S・アンダーソンが監督。
アメリカではメチャクチャヒットしたらしいけど、
僕の中ではワーストに入るぐらいつまらなかったw

オリジナル版はね、
とにかくポッと出のキャラクターたちがわちゃわちゃして終わりだし、
映像技術が今ほど発達してなかったから、
見た目もショボくて、
アクション映画なのに眠くなる。

ただ、今回のリブート版はよかった。
まあ、ストーリーはねー、
武術大会に向けて因縁の強敵を倒すっていうだけだから、
正直あってないようなものだとは思う。

でも、主人公だけが奥義を発動できない苦悩や、
敵との戦いに大敗を喫するなど、
負の部分を踏まえた上での
そこからの脱却があるから、
ジャンプ的な展開で個人的には好きだったなー。
だいぶ都合よく進んでいるところはあるにせよ、
オリジナル版と比べたらかなりいいと思う(笑)

バトル自体は『るろ剣』と比べちゃうと、
ちょっともっさりしている印象はあるんだけど、
刀に格闘に炎に氷にと、
最新の映像技術で実写化された
超絶空想バトルはやっぱりかっこよかったわ。
今後、格闘ゲームの実写化は
これぐらいの派手さが欲しいなと思う(笑)

特に真田広之ね、
あの渋さと強さを兼ね備えたキャラクターはしびれたわ。
唯一、定期的にハリウッドのアクション映画に出演している
日本人俳優ではなかろうか。

浅野忠信は雷の神様って役どころなんだけど、
彼は『マイティ・ソー』で
雷の神様の友達だったよねと思って
感慨深かった(笑)

そして、今回あってよかったなと思ったのが、
ゲームの一番のウリである残虐シーン。
過去作にはなかったけど、
今回はちゃんとあります!
ここだけB級スプラッターになってて
笑っちゃうんだけど(笑)

続編もありそうな終わり方だったし、
個人的には好きな映画なんだけど、
ポスターを見る限り、
誰が主人公なのかわからない。。。(笑)

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恋愛か漫画のどっちかにした方がよかったんじゃないかと思った『レンアイ漫画家』

2021年06月18日 01時01分04秒 | ドラマ
【個人的な評価】
2021年春ドラマで面白かった順位:5/6
 ストーリー:★★☆☆☆
キャラクター:★★☆☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
ラブストーリー
おっさんの少女漫画家
美女の居候

【あらすじ】
久遠あいこ(吉岡里帆)の働く「あかり葬祭」では、
彼女の初恋相手だった刈部純(白石隼也)の葬儀が営まれていた。

そこで、彼の兄である刈部清一郎(鈴木亮平)と出会ったあいこは、
唐突に「レンアイしろ!」と詰め寄られるも、
驚きのあまり突き飛ばしてしまう。

清一郎にケガをさせたことが原因で
葬儀社を解雇されてしまったあいこ。
職探しも難航する中、家に戻ると不審な男がいた。
出版社の向後達也(片岡愛之助)と名乗るその男は、
あいこに仕事を依頼したいと持ちかけ、
ある豪邸に連れて行く。

そこであいこを迎えたのは、
なんと葬儀場で突き飛ばした男・清一郎だった。
彼の正体は大ヒット漫画『銀河天使』
の連載を続ける人気少女漫画家。

その漫画のネタのために
疑似恋愛のミッションを課せられたあいこ。
渋々引き受けるも、
やがて清一郎との間に妙な感情が芽生え始める。

【感想】
世間的にはどうだったのかわからないけれど、
個人的には正直微妙なドラマだった。

とにかく、あいこと清一郎の結びつきが不自然というか、
「そうはならんだろ」としか思えなくて。。。

もともとの設定は好きだった。
超人気少女漫画の作者である苅部マリア先生が、
実はイカついおっさんだったっていう振り切った設定で。

ハリウッドスターと比べると、
見た目にインパクトある知名度高い役者が少ない日本で、
鈴木亮平って本当に貴重だと思った。
ガタイも顔もイカつくて。
(これハリウッドだったら、
 ドウェイン・ジョンソンにやって欲しいけどw)

でも、肝心のその後の展開が微妙だったなー。
前半は吉岡里穂のコスプレドラマかって思うほど、
彼女のキャラ変身に寄ってて、
「これ、どうやって清一郎とくっつくんだろう」
って疑問しかわかず。

後半になって、
ようやく人嫌いだった清一郎が
人らしくなってきて。
それまでずっと漫画という
虚構の世界の住人だったのが
現実世界に入ってきて。

まあ、全然タイプが違う人間といっしょに暮していたら、
何かしらの変化はあって然るべきだとは思うけど、
そもそもタイプが違う人といっしょに住みたいとは思わないだろうし、
この2人ぐらい違うなら、
家出てくだろって思った。

それを引き留めたのが、
清一郎があいこの初恋の人の兄だったということと、
その子供がいるってことなんだろうけど、
それだけでストレスフルな同居生活するかなっていう違和感。
そんな関係性で恋仲に発展するってのも、
なかなか考えづらいよな。。。

そして、終盤で起こる清一郎が恋をしてしまったせいで
漫画が描けなくなるという事件。
ここで『映画大好きポンポさん』のセリフを紹介したい。

「満たされた人間っていうのは、
 満たされているが故にモノの考え方が浅くなるわ。
 だって、深く考えなくても今幸せだから。
 幸福は創造の敵」

僕はこれが清一郎にも当てはまったのかなって思ってた。
でも、最終回で言ってたのは
「自分は天才がゆえにひとつのことだけに集中してしまう。
 恋愛したことで漫画のことだけを考えるという
 ルーティンが変わってしまった」
という自己分析。
わからなくもないけど、、、
イマイチつながりが見えにくいかな。。。
(ちなみに、クリエイターが幸福を感じると
 ダメになるのは本当なのかは知りたいw)

結局、後半は恋愛に焦点が当たりすぎて、
漫画の創作上の苦悩ってのがオマケっぽくなってしまった印象。
それなら、クリエイターな職業である必要性が
あまりないんじゃないかなって感じてしまった。
で、恋愛自体も2人がくっつくところに違和感がありすぎて、
キュンがないっていう。。。

このドラマで唯一面白かったのは、
最終回で清一郎がメッチャハイテンションで
「モッツァレラチーーーズ!!」って叫ぶところかな。
昔、たまにそのゲームで遊んでいた身としては懐かしい(笑)

それにしても、いまだに異業種交流会であんなことしてんのかな。

レンアイ漫画家 - フジテレビ

レンアイ漫画家 - オフィシャルサイト。毎週木曜よる10時放送。鈴木亮平,吉岡里帆

フジテレビ