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Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

紙と妖刀

2007年06月30日 00時28分45秒 | Weblog
書店でバイトしていると必ず負う傷、
それは切り傷。
ハサミやカッターも使うけれど、
それ以上に紙で指を切ることがたまにある。
そして、紙で切った傷は
刃物で切った傷より何倍も痛い。
なぜだろうか。

紙は木から出来ている。
木は生き物だ。
おそらく木の思念がこもっているのだろう。
人間の手によって切り倒されるその瞬間、
「この恨み、はらすべし」という強い想いがそのまま残り、
加工されても消えずに、
紙になっても常に人間に仕返しすることを忘れないでいる。
紙と人間の体が触れ合った瞬間、
「チェックメイトーーーー!!!」
の掛け声でこれまでの恨みを傷口から体内に注ぎ込むため、
いつまでたってもジンジン痛みが残るのだろう。

実際俺の親指の切り傷は、
5時間たった今でも血が出続けている。

恨みや憎しみが込められた妖刀のようである。

きっと学校のトイレットペーパーも
そんな恨みがあるからこそ、
ふいたときお尻が痛いのだろう。

おそるべし、ペーパー。