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Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

『日本沈没』

2006年07月21日 16時01分09秒 | Weblog
たった今見てきた。
シチュエーション的には昨日の
『デイ・アフター・トゥモロー』と同じだね。
地下のプレート移動によって日本列島が1年以内に沈んでしまう。
さてどうしましょうという流れ。
でも『デイ・アフター・トゥモロー』よりも
人間の絆に主眼を置いている。

自分の命と愛する人、どちらを取るか。
実際かなり難しい問題だと思う。
「あの人のためになら死ねる」とは口ではなんとでも言えるけど、
現実にそんな状況に陥ったら絶対悩むだろう。
最初は自分と大切な人の幸せだけを考えていた草なぎも、
柴咲コウの「一人でも多くの人を救いたい」という想いに刺激され、
最後は柴咲コウを救うため、
柴咲コウの「一人でも多くの人を救いたい」という願いを叶えるため、
自ら帰り道のない選択肢を取った。

「自分の命よりも大好きな人を守りたいという想いが強いときもある」

草なぎの母親役の人の台詞にもあったように、
それが今回一番印象的だった。
困難な状況で人間はどう生きていくのかということを考えさせられる作品。

けっこう演技派が多かったと思う。
草なぎ剛も柴咲コウも演技うまいと思うし、
豊川悦史や大地真央など豪華なキャスティングだったし、
それぞれ役柄に合っていたと思う。
子役の福田麻由子の母親の死に直面するシーンの演技は
自然な感じなんだけど、すごいインパクトがあった。
って演技について何も知らない俺が言うのもなんだけど。
あと遠藤憲一って知らない人が多いかもかもだけど、
前にテレビで紹介されてて、
それからけっこう注目するようになった役者がいて、
脇役が多いんだけど、
この人の声がシブくて好きだ。
『明日の記憶』にも出てたしね。

あと邦画に使われるCGってハリウッドと比べると、
ホント「CG」って感じがして全然リアルさがないんだけど、
この作品はハリウッドと比べても遜色なかった。

でも全体を通してちょっと退屈だったかな。
自然災害系の映画は大体同じような被害になるし、
昨日ニューヨークが津波に飲み込まれるところを見た後じゃ、
ちょっとスケールダウンな気もした。
草なぎと柴咲の接近もなんか急だったし。
草なぎがブラブラしてそうで、いつも安全なところにいるのが不思議(笑)
どうやって移動してきたのかってとこも気になった(笑)

でもなんだかんだで感動作です。