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自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

下流社会/三浦展

2006年03月14日 23時36分41秒 | Weblog
『下流社会』(三浦展/光文社新書)。
ずいぶん前に読み終わったのに、
すっかり感想書き忘れていました。
ミーハーな僕は、
とりあえず話題のものはチェックするわけで。
といってもめんどくさがりなので、
そこまでチェックしているわけではないですが、
とりあえず読んでみました。

下流と呼ばれる人たちの出現を
いろんな角度から分析しています。
消費行動から、自分の性格から、さらには居住地から、
世代別にアンケートをとり、
その結果をもとにいろいろ説明してあります。
表が多い上に細かいものもあったので、
ちょっと読むのが大変でした。
上流の人ほど、社交的で責任感があり、アクティブな人です。
下流の人ほど、暗くて引きこもりっぽく、外より内を好みます。
本書ではそう書かれています。
僕はどちらかなとドキドキしながら読んでいましたが、
どちらでもありそうで、
どちらでもなさそうな感じです。
上流の人ほど強く感じる部分(社交的とか、仕事がんばるとか)が
当てはまっているときもありますし、
下流の人ほど強く感じる部分(一人が好きとか、のんびりしたいとか)が
当てはまっているときもあります。
中流ってことですかね。

この本では「こーゆー人が下流だ!!」と定義しているわけではなく、
あくまでもアンケートをとった結果を述べています。
例えば、のんびりするのが好きな人が、
自分をどの階級に位置づけるかを調査すると、
下流が多いわけです。
逆に自分は目立つのが好きだと思っている人が、
自分をどの階級に位置づけるかを調査すると、
上流が多いわけです。
定義通りに人を当てはめないというか、なんというか、
でも大体合ってますよね。
やっぱり下流な人は中にこもりがちなようです。
中にこもりがちな人は自分を下流だと思っているのです。
もちろん例外はあるでしょうが。
それは人それぞれなので。
あくまでも傾向としての話でしょう。

僕は別に下流は悪いことだとは思いません。
それぞれの階級で、自分がベストだと思うことをすれば、
人としての満足は得られると思います。
年収1000万稼がなきゃ嫌だと言う人は稼げばいい。
年収200万でもいいやという人は、それでもいい。
ただ、格差が広がってくると、様々な面で摩擦が起こるでしょう。
人間ですもの。
上に立てば、他人を見下したくなる人もいます。
下に落ちれば、上を恨む気持ちも出てきます。
そういうことを関係なしに、
己の道を進めればいいんですけどね。
無理そうです。
自分から進んでやっていることに、
とやかく言う権利は他人にはありません。
上流の人は自分でどんどんやっていけるので、
後は他人に迷惑をかけないようにご自由にと思いますが、
下流の人でがんばろうとしているのにできない人、
そういった人たちには救いの手を差し向けるべきでしょう。
やる気があるのです。がんばろうという気持ちがあるのです。
不可抗力でその気持ちが阻害されているならば、
助けてあげられる人が助けてあげるべきです。
でも、がんば「ら」ない人はどうかと思います。
自分から動こうとしない人たちです。
自分から動かないという道を進んでている人たちです。
放っておきましょう。
説得して気持ちを変えることができるならば話は別です。
が、説得しても無理ならあきらめて他のことに力を向けましょう。
まあがんばらない人ほど、自分のやるべきことをほったらかしにして、
権利だけを主張し、他人に責任をなすりつけることに長けているのですから、
もうどうしようもないですがね。

そう、僕のように。

あ、でも僕は自分を下流とは思っていませんよ。
ただ自己中なだけです。

無意味に長い感想文ですね。
何が言いたいのかよくわかりませんし。
もっともっと本を読んで、何かを書いていかないと。

下流社会 新たな階層集団の出現

光文社

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