
お米10キロ買って、福引券を5枚GETしてから
毎日のように、福引きのガラガラを回す時の為に
右手に少しずつエネルギーをためていた

買って待つだけの宝くじとは趣が少し違う
自分の腕で回すことができる

それが福引きの醍醐味だよね
決定権は自分にあるような気持ちにさせてくれる

(実際はグルグル回してるだけで運任せ?)
最近は何だか当たり続きだから
「こりゃあいける!」
良い運の波に乗っている気分のお気楽パッション


チャンスは5回だけだ

たとえ回数が何十回あったとしても
当たらない時は当たらないのだろうと思う
「下手な鉄砲、数打ちゃ弾切れ」ってやつだ
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
(ジョジョ的効果音)
赤玉はハズレか…
ジャラジャラ チーン コトン
ジャラジャラ チーン コトン
ドーン!!
紫色の玉が転がった
(パッションの不安定な心情風景が反映されたのか?)
カランカラーン
机を隔てて見てる係りのオバチャンが鐘を鳴らした
(少し早いクリスマスか??)
「一等です!」
「一等、ホントですか!?」
「一等はお米で~す」
当たったものよりも、一等の響きに酔いしれる
一等なんて、社会の荒波に飛び出して10年以上
「君、やったな一等だ

なんて言われることは皆無だ
運動会の駆けっこでも一等を取った記憶はない

(まさかの人生初一等????)

でも、お米3キロが一等?
一等ならもうちょっと豪華でもよくないかい??
そんな欲深い気持ちが顔を出す…
「一等は、米俵一俵です!」とかさ

(プラス、何等か忘れたけど当たりのポテチ)
当選順位の一覧を見てみると
一等の上の特別賞が5種類ぐらいあるんだけど


当たった時のオバチャンの言葉
福引券の裏には、どこで買ったのかお店の名前が書いてある
「お米買って、福引きしてまたお米だわね~(オホホホ)」
一等の高揚感を急落させてくれたお祝いの言葉を頂いた


放っておいてよね
