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クラインの壺

2010-11-06 01:42:20 | 本・映画・テレビ
               

岡嶋二人
(岡嶋二人という名前は、徳山諄一と井上夢人のコンビ名である)


あらすじ
今までのゲームの概念を覆すような、人間の全感覚をゲームの中で感じることのできるヴァーチャルリアリティの最新ゲーム
そのゲームのテストプレイヤーとして選ばれた男女二人
ある日テストプレイヤーの女性が謎の失踪をする
その後、立て続けにおかしな出来事が起こる
不審に思った男性がそのゲーム会社のことを調べていくと、不可解な過去の出来事が浮かび上がっていく
ゲーム会社の陰謀を暴くために、どんどん足を踏み入れていく主人公だが…

現実で生きている中の感覚を全て感じることのできる装置
それを何度もプレイしているうちに、現実と仮想の境界線が崩れていく



よくありそうな話の筋なのだが
20年前の作品である
ファミコンの時代
残念ながら僕はファミコンピコピコしながらそんな空想を脳内に広げることはできなかった
どうしたら、クッパの頭上を上手く越えられることができるかと苦心するぐらいだったろう…

20年前のアイデアだということも驚くが、もっと驚くのは物語の進み方だ
だんだん主人公は仮想世界をメインにしているのか現実世界をメインにしているのかわからなくなる
とても巧妙に緻密に描かれる
SF作品の部類に入るが、過去の色褪せた作品とは微塵も感じさせない
物語後半は、どんどん加速度が増していきぐいぐい惹き付ける



中学生の頃だろうか
NHKの教育チャンネルでドラマ化されていたのを見た記憶がある
設定は原作とは違う点もあったように思うが…
正直なところ、殆ど記憶にはない
テレビドラマよりも小説の方が、100倍面白いだろうし