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今日も全開で・・・
パッショネイトにイカねーと♪♪

和のあかり×百段階段

2015-08-04 22:17:36 | アート


和のあかり×百段階段
目黒雅叙園


「酒呑童子」
青森ねぶたの山車の再現

圧巻の迫力
どこからともなく流れてくるお囃子の音色
音色が山車に息吹を与えている
鮮やかな発色が立体感をさらに高めている
靴を脱いで、畳の上で鑑賞できるなんて、滅多にない機会だ。
胡坐をかいて、ジッと見据えてやった!
見ていて飽きない。
いろんな角度から見れる。
見方の自由度が高いと、いろんな楽しみ方ができる。



見る角度によって、主役が変わってくるかのようだ。
(ちょっと気になる、ドヤ顔してる町娘)



百段階段

ご丁寧に、ちゃんと数字がふってある。






部屋一面の風鈴
暗い部屋に、風鈴に向けられたスポットライト
チリン、チリリン、涼しげな音色が部屋中に響く。
これだけの数があるのに、不思議とやかましさを感じない。


金魚ちょうちん


秋田竿燈


あかりはあかりでも「お祭りのあかり」をピックアップした展示。
大きなものは迫力が違う。
圧倒されまるからね!




特に、鬼の迫力に釘付けだった。
突き出た牙。
開いた口には奥行きがある。
鳥肌もの!!

マグリット展

2015-06-25 21:05:59 | アート

マグリット展
国立新美術館


摩訶不思議ワールド
そんな作品がなんと130点も集まる。
気持ちのいい、美しい絵画ではなく、
「何だこれは!?」と思わせるものばかり。



こんな風にね。
次から次へと「何だこれは!!!」
けっこうヘトヘトになったかも…


ルネ・マグリット
シュルレアリスム(超現実主義)を代表する画家の1人。
一般的にそういった括りで紹介されているが、実はそうではない。
一時はシュルレアリスムの仲間と関わりがあったが、考えが合わず離れていっている。
しかし、
作風としては、現実離れしている表現、あり得ないものを組み合わせる。
などなどがあり、シュルレアリスムの絵画に入れられるような趣は強いだろう。

似たようなモチーフをかたちを変えて何度も表現したり、
シンボルとして絵画の中で描かれるようなものも多い。
分析の的になるような作風になっているわけだが、
マグリット本人は、精神分析的な解読をひどく拒絶している。

彼が14歳の時、母親が川に身を投げ自殺している。
おそらく、ではなく確実に、その出来事はマグリットへの影響は大きいはずだ。
しかし、本人はその出来事について触れることをほとんどしていない。
過去への拒否も見受けらるぐらいだ。

敢えて閉ざしている、という分析をされても仕方がないように思う。

多種多様なイメージを連想することのできる作品ばかり。
それだけに、芸術家本人のイメージの連想も膨らんでくる。


だが、
マグリットの作品はそういった解釈を拒否している。

人生はニャンとかなる!展

2015-05-02 22:23:19 | アート


元は猫写真の本。
そこに一言を付け加え、偉人たちの格言をプラスしたもの。

それがドーンと10倍以上の大きさになって展示されている。
大きいとインパクトがあるし心にも残りやすい。
好きな猫のことだから、なおさらである。
印象付けるためのスケール感って重要だね。

猫の写真を持っていって、
インフォメーションカウンターで渡すと、
無料入場券をもらうことができる。



実家の牧場にいるノラ猫たち。
写真の題名と、猫の名前を書かないといけない。
題名 ニャンコ三銃士
名前 ノラ猫


だって、ホントに名前ないんだもん・・・




言葉が写真を意味づけているような印象を受ける。
言葉によるシチュエーションの誘導。
言葉を取り去ったら、ただのヘンな顔した猫だもんね。


同じことを感じたことがあったな・・・


ひとりごっつ 写真で一言

これだ。
この最後のお題はとくに共通しているかも。


猫グッズ、たくさんたくさん売っていた。
ってかね、
物販のスペースの方が展示スペースより広いかも・・・

オルセー美術館展

2014-10-03 19:38:22 | アート


オルセー美術館展
国立新美術館



ものすごい作品群とボリューム
名画、その数84点

マネ、ルノアール、セザンヌ、モネ
クールベ、ミレー


名だたる画家たちの作品が集まっている。

中でも印象派モネの作品が多かったようにかんじる。
日本人はモネが好き、ということからの選定だったのか?



<笛を吹く少年>
エドゥアール・マネ


美術の教科書で見たことある作品だ!!
マネは知らずとも、この作品は誰もが見たことあるのではないだろうか。
かなり大きな作品 160×97
少年はほとんど原寸大と言ってもいいのかもしれない。
ぼんやりとした背景の中に、しっかりと縁取られた少年。
今にも抜け出してきそうな迫力があった。
しかし、実際の作品を見て「少年ぽくない顔だなぁ」
と、思ってしまったのは私だけでしょうか…?



<ロシュフォールの逃亡>
エドゥアール・マネ

実物をじっと見ていると、なんだか波がゆらゆら揺れているような感覚に陥る。
少し気持ち悪く船酔いするような気分になった。
それぐらいに、波にリアリティを感じる作品。


ピックアップした作品の他にも、
名画が数多くあり!!
見逃せない企画展だ!!

戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家

2014-08-18 22:56:14 | アート


戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家
埼玉県立近代美術館


企画展の題名からして、ちんぷんかんぷんのちちんぷいぷいです…
ようするにだなぁ、
不思議家ってことでしょ!

日本を代表する建築家、16の作品が紹介されている。
建築関係のことに身を置く人ならば、
設計図を見れば、そこに部屋のイメージがリアルに浮かび上がるのだろうか?
全くの素人の私、いまいちピンとこないのがホンネなところ・・・




「塔の家」
東 孝光

東京の狭い敷地内に工夫を凝らし建てられた家。
敷地面積は約20平方mしかない。
そこに五階建て、さながら塔のような家を建てた。
この二階部分の設計図を原寸大に引き伸ばし、
床に張り付け、その空間を実感するというユニークな試みをしている。


住居する者の変化に対応できるように作られた家。
部屋の交換や増設、取り付け。
間取りの変更など。
そんなコンセプトで作られた家の展示が二つあった。

実家にいた頃も、一人暮らしをしている今でも、
家や部屋の作りに対して疑問を感じることはほとんどない。
すでにそこにあるものを、そのまま使っているかんじ。
「ここのかたちを変化させたらもっと快適に住めるのに」
などど、想像を巡らせることは皆無である。
そんな自分自身の思考が浮き彫りになった、新鮮な企画展だった。



生け花

2014-06-02 21:29:14 | アート
草月流




花瓶と全体のバランスが絶妙な作品
単体できちんと撮れれば、もっと素晴らしさがわかるのに・・・




配置とバランスの妙
角度によって見え方がぜんぜん違ってくる
この角度はいまいち
ベストな角度だと、後ろに作品がしっかり入り込む…



展示スペースが狭いため、
それぞれの作品に余裕をもたせる空間がない。
とても残念。
個々にしっかり楽しめれば、見せてくれる表情も変化しただろう。

ザ・ビューティフル 

2014-05-03 23:59:17 | アート



ザ・ビューティフル
英国の唯美主義
三菱一号館美術館


唯美主義
唯、美しくあることのみを願って存在する芸術
物語や道徳を語ることのない絵画
視覚的で触覚的な悦びのみをもたらし
官能的な快楽をほのめかすような彫刻


作品を鑑賞していて考えたことは
「美しさ」という言葉についての解釈方法だ。
男女で言えば、美しさを備えているのは女性の方が強いであろう。
男性がモチーフになっている作品は実際に少なかった。
しかしだ、
女性の顔が明るくない。
それを多くの作品から感じた。
どこかほの暗い。
そして憂鬱さをも内包しているような目をしている。
「美」とはなんであろうか、と考えてしまう。

明るく描こうとはせず、ありのままの陰影を描いたのではないか。
もっと輝くような美しい描き方もできただろう。
しかし、あえてそれをしていないのではないか、と感じた。


パンフレットの作品を見てみても、
女性たちの顔は、みな笑顔とはいえない表情だ。
作品名が「真夏」とあるので、暑い中での表情なのかもしれない。
手に持つ扇子はジャポニスムの影響だろう。


一番の特筆すべき部分は
作品を見ていてジョジョ立ちを彷彿とさせるポーズがあったこと!!
さすが西洋絵画の影響を受けているマンガ!!

六本木クロッシング2013

2014-01-12 19:30:34 | アート
              

アウト・オブ・ダウト
日本の現代アートのいまを問う

ダウト→疑念

29組の日本人アーティストが、
いろいろなアートのかたちで提示していく。
絵画でありオブジェであり映像であり写真でも。

時の流れを疑い
空間と時間を疑い
近代化された文明を疑い
社会秩序を疑い
国家権力を疑い
もののあり方を疑い
世界とわたしの関係性を疑う


疑いを持ち、そこからどう新しいものがうまれてくるのかを模索する。
「疑念」を持つきっかけとなったのは東日本大震災。
当たり前のようにあるものが、次の瞬間にはなくなってしまう。
今までの価値観が覆された出来事。



これからの来たるべき将来について
自分たちは考えなくてもいいなんてことにはならない
もっと鋭敏になり感じ取って、自分は何を成さなければいけないのか
それを真剣に考えて生きていかないと、生き抜けない時代がくる
様々なものを通して感じて考えていく必要がある

アンドレアス・グルスキー展

2013-09-15 19:37:50 | アート
             


アンドレアス・グルスキー展
国立新美術館


写真?

カミオカンデ
上の写真の作品名です。
本当に写真?
ニュートリノ検出装置、スーパーカミオカンデを題材にした作品。
縦2m以上、横3m半、実物は圧巻です。


はっきり言って、作品の説明は、あまり意味を成さないような気がします。


ジェームス・ボンド・アイランド

写真をデジタル加工した作品。



99セント

全品99セントのディスカウントショップ
そのままだと、そのままなディスカウントショップを、
視点を変え、スケール感を出し、アートとして切り出している。


写真といえど、ほとんどが加工された作品で、
写真であって写真でないもの。
否、写真であらねばならぬ必要はない。

切り取り方と視点とイメージ。
凡人がマネできなから、アートとなっているわけだ。


展示されている作品の横に、普通なら作品名が書かれたものがあるのだが、
この企画展ではそれがなかった。
作品名を知りたければ、いちいち会場入り口でもらう作品リストを見なければいけない。
けっこうな手間になる。
どうしてだろうか。
作品名は重要ではない、ということなのか?
まずは作品を見る、そして作品名を見てもう一度作品を見る。
作品名を知って作品を見ることと、作品名を知らずに作品を見ること。
この違いは、かなり大きな差が出ることがある。
どちらがいいかわるいかではなく、名前によってイメージが狭まるからだ。
その意図が気になるところだ…