空観方程式

「色」と「空」の一体化によって可視化され、相互作用で共感・共鳴が生じ、新たなる思いや生命力が実体化される。

新型コロナ感染者数の減少原因

2021年09月29日 | スクラップブック
超過死亡者数の国別比較

米国


日本


スペイン


米国、英国、韓国、日本



インド、Covid19感染者数と死亡者数


インドには超過死亡のデータがない。

インドでの感染者や死者数の実体を見ると、
ワクチン接種率が高いわけでもないのに、
急激に感染者数が激減するのに興味がある。
人口の多い国で自然感染に委ねることで、
集団免疫は確立するのだろうか?

インドでの感染者や死亡者数の収束は、
「集団免疫」を達成して感染が自然に終息に向かった
結果なのだろうか?

人口の60%以上の人が免疫をもっていれば、
感染は終息するとされる。
人口10億人の国で、数百万人の感染者でによって
国全体で集団免疫ができたのであろうか。
宗教色の強い国家であるし、
それ以上のロックダウンによって
収束したようにも見えない。


私は集団免疫ではなく、
ウイルス株変異が関係しているものと考える。

変異株が統一されることでウイルスの活性が弱まり、
弱毒化として現れ、収束したのではないだろうか。
それに至るまでの過程で、
異種の変異株が混在しているときが、他種間での
生存競争の激化によって、結果として感染者が急増する。
ウイルスは自分自身では増殖できないからだ。

カゲロウの研究においても、変異株の集団により
縄張りが守られているという。
やはり同型の株どうしの認識によって
行動している。

ウイルスにおいては
縄張りによる棲み分けでなく、異種株間での生存競争が
行われているのではなかろうか。
このとき感染者が急増する。
ある種のウイルスが勝ち抜き、やがて
一種株のウイルスによって支配されれば、
結果として多様性の欠如となって衰退するというものだ。

実際にも昨年には
インフルエンザウイルスとコロナウイルスとの
生存競争の結果によって、インフルエンザが駆逐された。
その時人間がウイルス生存競争に利用される形で
感染者が増える。

スペインなどでも生存競争の結果ではなかろうか。
比較的早い時期に変異株が存在し、株の統一によって
収束したのではないか。
今年になってからは、
ワクチンの効果によって収束が維持されている。

日本では変異株の混在化が、島国の入国制限で
後れていたことにより、感染者の急増が遅れて発生した。
昨年は幸か不幸か中国株が支配的だったせいで、
感染者の激増は抑えられていたが、
我国では今年になってから、インド株を初めとして
アルファ型(イギリス株)やガンマ型(ブラジル株)などの
新型株が拡散混在したことにより、
8月からの第5波感染拡大となった。
第5波の死者数が少ないのはワクチンの効果であろう。

コメント

マンドラゴラからの解放

2021年09月22日 | スクラップブック
薬草にも関わらず、人を殺す毒を持つ
マンドラゴラからの解放は、対立する
2元性と折り合いを付けるための特性として、
知っておいて無駄なことはない。


人間の二元対立を解決しようとする場合
マンドラゴラのように一体化している状態
であって、
そこに折り合いを付けようにもそうそう
簡単なことではない。

そこで
二元の対立が一体化している状態ならば
オイラーの公式にならって、
三角関数での解決方法ではなく、
指数関数の方法を取り入れることだ。



即ち
三角関数ではなく指数関数を使うということは、
例えば正しいか正しくないかではなく、
何が本当かということだ。さらには
例えば人生の意味を人間が問うのではなく、
人生の方から問われているのだと視点を変えることだ。



横から見れば四角だが、
上から見れば丸になる様に。
「理念の中で泳いでいる魚は、
自分が泳いでいることが解らない」
そこで上から見れば、
泳いでいることが見えてくる。

まずは理解することではなく姿に親しむこと、
姿を知ることだ。
何かが芽生えるまで、
答えが出てくるまで何度でも繰り返し、
心に宿すものが出てくるまでじっくり付き合う。
包んでいるように見えても、
包まれていることがわかる。
ごまかそうとする意識や逃げようとする姿、
夢や希望を抱きながら
何に関り、何に関ることを避けているのか、
そうした動的平衡状態の姿として知りつつ、
その場その場で最善を尽くすことだ。




要は、オイラーの公式が示す
三角関数から離れて
指数関数を使うということは、
自己主張による解決方法だけではないことだ。
例えば個性とは
自分が作り出すもの、目新しいものだけではない。
他者が作り出している外的要因、
そこにある水や土、気候風土から生まれてくる
ものを生かすことであり、
本当の良さとは自然にできてくるものであって、
そうした中で生まれてきた、昔からの個性をも
重んじることだ。

そもそも生命とは合成と分解による
動的平衡のバランスで成り立つように、
人体細胞との折り合いを付けながら、
代謝の持続と生命の連続を継続させる。

合成と分解を同時進行させながら、
わずかに分解が合成を先回りしたとき、
エントロピーの減少する方向が起る。
(福岡伸一著:西田哲学を読むより)
薬草でありながら人を傷つける毒を持っている
マンドラゴラのように、人間もこうした二元性と
折り合いながら人生や運命を維持してゆくものだ。
注目すべき点は、
合成と分解の繰り返しの場合には分解を優先する点だ。
薬草と猛毒の二元性では
猛毒の分解を薬草の合成より少し先回りすることだ。
もしも薬草の合成を優先させてしまえば
生命の維持がスムースに行われないということだ。

エントロピー増大の法則という、
どうすることもできないことと
関わってゆくために、
合成と分解による動的平衡という二元の
流れによる効果(福岡伸一より)によって
折り合いをつけている。
とりもなおさず
支配しながら、支配される関係であり、
ありのままのダイナミズムな姿の
自覚である。
理念の中だけで泳いでいる自分の姿を見る様に、
どんな実体や観念の中でいるのか、
真の実在は何なのか、何が本当なのか、
即ち本質との一体化であって、
ひいては居心地の良さの感得でもある。


一方、
オイラーの公式と同様に
三角関数の化学反応ではなく、
指数関数である触媒反応という
システムを使う方法もある



同様にして
例えば親水性と疎水性の動的平衡による
秩序の維持においては、
疎水性を少しだけ優先して、
エントロピー増大の老廃物を汲み抱いて廃棄しながら
生命秩序を継続させる。

親水性と疎水性の動的平衡状態によって代謝する
脂肪加水分解酵素リパーゼのように、
油というものを、
水のような液体に溶解させながら
分解して、心の老廃物をシステムを利用して
汲み出し廃棄する。
これはエントロピーの排出機能そのものであって、
エントロピー(増大)の法則に従う状態と
エントロピーに逆らう状態(減少)がそれぞれ交互に
繰り返されることで生命秩序が維持されてゆく。
エントロピー増大の法則と折り合いをつける方法でもある。
都合の悪い自分の姿から逃げることを優先するのではなく、
ありのままの自分の姿を少しだけ先回りさせて
白日の下に晒すことで、心の老廃物を洗い流すことができる。
これこそマンドラゴラのように、対立が一体化している、
どうすることもできないものとの化学反応ではなく
触媒酵素での折り合いをつける方法であり、
マンドラゴラからの解放でもある。


運命の法則によって生じた老廃物を、いつまでも
抱え込むことの無い様にする方法であって、
いささかこじつけ的であるが、
生命のダイナミズムにもつながるシステムである。

人生においても
何でもコントロールできると思って
自己主張するだけが解決方法ではない。
他人の意見を受け入れる方を
少しだけ先回りさせ、
自己主張は少しだけ遅らせる事で
人生をスムースにさせる方法となりうる。
これが化学反応ではなく、
触媒・酵素反応の代謝方法である。
人の細胞と同様に分解を少しだけ先回りさせる。
目の前にある対立によって生じた問題の
化学反応だけが解決法ではない。



秩序は守られるために絶え間なく壊され、
再構築される(福岡伸一より)
エントロピーを排出する代謝システム
=運命の老廃物を廃棄する。

これもまた、
理念や観念だけでなく、真の実在
即ち本質との一体化であって、
ひいては居心地の良さの感得でもある。




酵素触媒システムの参考例:
神輿を担ぐように対立を空洞化させる方法や
「相即」のシステムで解決する方法もある。

自分と他人との二元対立
他人のために生きる生き方も
苦しみを消す一つの道だ。
人の痛みが分かる人間となる


幸福と不幸の二元対立
自分の不幸を肯定的に受けいれる。
そもそも不幸を乗り越えることによって
幸福が訪れるものだ。
そして人間をより大きくするものだ。
また、素晴らしいものは困難から生まれる。

逆らわないと受け容れるの二元対立
逆境は必ず訪れるものだ、
それを回避するだけでなく
受け容れることも必要だ。
一方的、あるいは一元的なものは
人為的であって自然ではない。

人生の楽しみは自分の心の持ち方次第だ。
困難を乗り越えるだけでなく、
困難を受け容れ、
折り合いをつけることでも可能だ。
(方丈記)
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対立二元論と空観方程式

2021年09月03日 | スクラップブック
AとBが対立する二元の関係について
近江商人の公式「三方よし」は、
オイラーの公式とよく一致する。
A:売り手
B:買い手
C:信用


A(売り手)とB(買い手)により、
C(世間よし)が新たに見えてくる。
あるいは、Cはもともと潜在的なものであって
新たに感じることができるものであって、
且つ、CにはAとBの存在が保持されている。


注目すべき点は、
三方よしの意識は問題の解決にも役立つ。
対立する二元に対しての意識を持つことは、
「対立の解決法になる」ということだ。
要は二元対立を解決するための公式、
即ち、
解決のためのシステムの存在である。


オイラーの公式イメージ

複素空間システム
A:三角関数COS
B:三角関数SIN
C:指数関数

CはAとBの二元対立から生まれる
問題の解決法である。


上図の三角形は、空観方程式のイメージで、
ABCの関係を象徴するシステムである。
複素空間である
オイラーの公式とよく一致する関係である。

空観方程式におけるオイラーの公式での
対立二元との関係イメージ

三角関数での二元対立ABから波動状態での
指数関数Cが生まれてくると同時に、
三角関数と指数関数との二元対立ABからは
もともと潜在的なシステムとしての
複素空間Cでの状態が見えてくる。

空観方程式においての二元論も、
虚と実の関係にあって、
虚である複素空間は
意識のシステム空間として存在して、
二元対立という問題の解決に向かう。

以下の対立している状態に対しても、
このシステム(公式)を使うことにより、
解決に向かうことができる。


自他喜びの公式(創作システム)
A:カレー
B:トンカツ
C:カツカレー

利益・健全性(システム)
A:資産
B:借入金
C:バランスシート

議会制民主主義(システム)
A:衆議院
B:参議院
C:多数決

色彩と調和(織物創作システム)
A:縦糸
B:横糸
C:布

ホモ・サピエンス(意思疎通システム)
A:支配する
B:支配される
C:虚構(想像上の秩序)

希望・開放・平穏(システム)
A:私は何をしたいか(理念)
B:私は今何をしているのか(現実)
C:瞑想

希望・開放・平穏(システム)
A:自己に頼れ(苦の否定ではなく乗り越える)
B:自己に頼るな(苦の否定ではなく法に頼れ)
C:無明の存在意識

生命の代謝(システム)
A:エントロピーに従う
B:エントロピーに逆らう
C:動的平衡状態

運命(公式)
A:運命に従う
B:運命に逆らう
C:折り合い意識


自己増殖(システム)またはワクチンシステム
A:DNA
B:mRNA
C:たんぱく質





我国には仏教の伝来に対し、神道との二元論に
どう向き合うべきか、
古来より知恵を絞ってきたように見える。
いわゆる「違いを呑み込んだ同一性」である。
西洋とは異なる方法で、
より大きな集団を形成するときの知恵である。
様々な集団の対立のない多様性への知恵である。
象徴的には対立二元に対しては
権威を神輿の様にみなで担ぎ上げながら進めて、
時間をかけて対立を空洞化させる方法だ。
だから中庸というものを尊重する。

要は二極・二元をあるものとして認め、
バランスをはかることで進める方法だ。


あるいは仏教のように
対立する境界の概念を取り払う方法だ。

陰陽二元論の象徴
「光があれば影もある」
相即のシステム



二つのものが一体となって、
切り離すことができない関係であって、
相手なしでは存在できない関係。

二つの対立するものが実は相互に融合しあい
一体となっていること。 「相即」広辞苑

「実は」がわざわざ挿入されているところに、
目に見えない状態として存在していることを
強調しているように思う。

一体化(構造美公式)
A:左
B:右
C:平等院

一体化構造物
A:表
B:裏
C:コイン

自己都合からの開放システム
A:自利
B:利他
C:一切法空

無碍の一道
A:無義 (本願)喜び
B:義 (はからい)悲しみ
C:信心 (救済)感謝

三位一体トリニティの公式
A:三者(父、子、聖霊)
B:位格(一体)ペルソナ
C:神



これと対照的なものが西洋の「止揚」統合である。
曖昧なものや中間的なものを排除して善か悪かを
決める。
止揚における対立二元の場合、
分別・合議によって新たに統合したものを
上位のステージに発展させることで、
問題の解決に当てようとするシステム。



植物成長法
A:蕾
B:花
C:果実

クリスマス(休日名)
A:キリスト教
B:ユダヤ・イスラム教
C:ハッピーホリデー
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