空観方程式

「色」と「空」の一体化によって可視化され、相互作用で共感・共鳴が生じ、新たなる思いや生命力が実体化される。

2013年のコンタクトシナジー

2013年12月28日 | スクラップブック
「色不異空」から「色即是空」への波及を、コンタクトシナジーともいう。
自然にゆだねる。神に託す。火に託す思い。華に託す気持ちや意識。
日本には、たむけるという強い想いによって、身も心も、空間も清められる
という精神的な一体感が尊重される。
それらがコンタクト「縁」であって、そこからのシナジー「起」によって「縁起」が
もたらされる。

そうした人との関係性によって、新たな次元の信頼や安心が生まれるという内容。
これはまさに「空観」そのものではないかとの思いは、私の個人的な主観なのだが、
人々が一体となって(色不異空)、それによって信頼関係や、お互いが協力し
合って、安心が生まれる(色即是空)という「新たな姿」の関係を示している。
これは信仰とは関係なく、日本人が古来から、それぞれが無意識でして来たこと
ではないかとの思いから、それを改めて二次元空間で見える化して紹介しようと
いうのが当ブログのテーマである。

ところで、新たな姿への三位一体の関係式(方程式)では、このコンタクト「縁」
コトとモノの一体化)から始まる。これによって全てが解決するわけでもないが、
逆にいつまで経っても問題が解決しないのは、建前だらけでコンタクトに必要な
本音が欠けているからといえるのではなかろうか。
加えて実現のための具体的なプロセスが不在な正義や建前では、どんなに
正しくても、いくら正当性を主張しても、実現はしない。
正しいか正しくないかの一歩前に、実現できるかどうかである。
そこが突き詰められていないと、あるいは意識が向けられていないと、単なる
建前だけのスローガン文化となってしまう。
ここで問題なのは、不都合なこととは同居ができなくなってしまうことだ。
建前はいつでも正しいし、建前だけで具体的プロセスがないから、不都合なことと
同居する必要もない。

そうすると仲間や所属組織、あるいは建前を優先できるし、何より不都合なことは
なかったことにも
できる。こうして誰にも止められなくなって、実現はますます
不可能となる。こちらの弊害の方がとてつもなく大きい。
だから建前ではなく、現実に実現できた新たな姿を、あるいはチャレンジし続けた
姿を徹底的に意識していこうと思う。

今年のニュースにも多くのコンタクトシナジー(本音による相乗効果)があった。
いわばコンタクト(縁)によって生まれた、相互作用による新たな姿である。
仏教の根本原理である「縁起」の視点と共通しているものと思う。
「縁」とはそのさまざまな思い、その喜びや悲しみを理解することだからである。
それが共感する意識や、共通の夢、共通の空間で結びつく一体感である。
そこから具体的なプロセスが生まれて、単なる夢ではない野心と変化していく。
これがいわば「縁起」ということに繋がっているのではなかろうか。
このように実現させる上での鉄則・法則において、必須アイテムである「コンタクト」、
「縁」ということについて、2013年で印象深かったものを振り返る。






青木プロから「自分がどうやって戦うかを イメージしろ」とアドバイスを受けた。
「どうなるか」ではなく「どうするか」、その転機と気迫がプロゴルファーである
優作プロにとって、新たな姿、 新たなスタートとなった。
宮里兄弟がチャンピオンになった日 12/09

チームも地元も、被災地も「みんなで支える想い」で同じ方向を向いていたと思う。
みんなで支える想いのベクトルと、力を信じ続けたチームべクトルとが、「チームの和」
として一体化した。
東北楽天の日本シリーズ優勝 11/04


誓う・心をつかむなどのImaginと、現場のRealのベクトルで見える化し、
一体化することで新たなる世界が完成する。
地元ファンやチーム、監督と喜びも悲しみも共有するということだ。
米大リーグ・ワールドシリーズ優勝 上原投手の快挙 11/01
「ハートの熱い仲間と力を合わせた、一番思い入れのある世界一だ。」
ボストン レッド・ソックス、オルティスの言葉より


デフレ脱却を最優先する日銀の決意とインフレ期待の二つの異次元ベクトルによる
金融緩和政策(金利政策)、期待(予想)との一体化。
期待インフレ率の指標マクロ経済学における期待形成メカニズム 10/23


「共感によってリアリテイを感じる」
心に伝わるもの、心に響くもの、共感し共鳴することで
新たな夢の実現に向かうことができる。
是枝監督と姜教授の対談  10/16


「被災地のために」ではなく、 自分が出来ることを精いっぱいする
むしろその意識に ポジティブな満ち足りた人生観が伝わってくる。
三陸ワインによる復興  10/10


直にふれあうモノから、心に伝わるもの、心に響くもの
共感し共鳴することで、新たな「夢」の実現に向かうことができる。
科学に向かい合う一途さ、 取り組もうとする覚悟や純粋さ、
心地よさ等の精神的な関係性、コトが関わっていると思う。
ユーグレナ  9/17


「多くの想いが一つになればなるほど実現する」
「その想いが強ければ強いほど実現する」
夢と希望のあるプレゼンとの一体化。
五輪招致プレゼンテーションでの三位一体  9/15


勝ち負け、成功失敗よりも、「想いの強いものが、新たなるステージに到達する」
「思いの強いものが勝つ」三浦和良 日経9月13日付。


ひたむきな想い、志、将来への期待、
魂の炎とがプロボクサーへと一体化した。
期待や希望、感謝、あるいはチャレンジ、努力。
一体感とは、そのことにドキドキ、ワクワクすることだ。
プロボクサー村田諒太の闘い 9/04


心を尽くすという清らかさとの一体化
清められた空間と、おもてなしによる落ち着きのある心。
精神や美意識の空間と時間との共有、一体化。
お茶会にて 8/22


アイドルという虚構と現実のテーマ    ワクワク
影武者という虚構と実体の一体化    ドキドキ
夢と郷土との一体化
「あまちゃん」はなぜヒットしたか 8/14


心機一転、心に誓って乗り越えた時が成長する時だ。
苦難から逃げずに闘い、乗り越えたプロ野球選手 7/10


大谷選手への思いがチーム全体に強くなっている。
日本プロ野球史上共通のドキドキワクワク夢/想い」で結びつく関係。
チーム共通の夢に向かう姿、プロ野球大谷翔平選手 6/19


情熱と挑戦」の一体化。
ゴルフ岡本綾子プロ 5/29


共通の「夢」、共通の「想い」、前を向く強い志、情熱の共有。
仕組みと魂の一体化。
JALの再生 5/22


共通の夢に向かって一生懸命打ち込む師弟の姿と想い
共通の「夢/想い」で結びつく関係。
国民栄誉賞の子弟 5/06


共通の「夢」、共鳴・共感からくる「想い」
共通の「想い」と「情熱」の共有。 「夢で結びつ力」
プロボクシング井上選手 4/17


希望の光を、弔う、たむける、捧げる
そうした内面の思いとの一体化。
作曲家佐村河内守レクレイムの作曲 4/05


共通の夢を共有、夢で結びつく関係性。
彼も郷土の人たちも共通の『夢』を共有した。
それはある意味、一番のプロ意識と呼べるものだ。
夢で結びつく、そういう「関係性」それこそが「空」である。
共鳴・共感からくる「思い」はそれを描くことにほかならない。
プロ野球 楽天斎藤隆投手 4/03


自分が信じているものを崩さない
ありったけの自分をささげる思い
ヤンキースのイチロー 2/11


目に見えない関係性、生命にみなぎる原動力 、
湧き上がる思いを感じ自身と共鳴し、受け入れる。
島井哲志教授(ポジテイブ心理)2/03


火に託す自分の意識と自然が、幸せな形で手を結ぶ
 自己と火との一体化
楽吉左衛門(楽家十五代)1/04
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