狭い庭のスリット花壇＜ノースポール＞

我が家は、駐車スペースが道路に面しているだけで、家自体の四方の殆どを近隣の家で囲まれた、いわゆる＜フラッグ型＞の敷地です。
奥まっている狭い狭い庭スペースは、南側にはあるものの、冬の間は殆どお日様は望めません。
冬の間、短時間ではあるけれど、お日様を望めるのは駐車スペースしかありませんT.T。

外構工事の相談のときに、駐車スペースと塀の間に、少しでいいから土の部分を残して欲しいとお願いしました。
それでできた幅８センチ（土の深さは２０センチ程度）の帯状の＜スキマ＞ができました。
細長ーいその隙間に市販の土を入れて、＜スリット花壇＞（と勝手に呼びます＾＾）にしました。

その＜スリット花壇＞に植えた＜ノースポール＞（写真は昨年のもの）です。
苗ポットの直径の大きさと変らないくらいの幅ですが、冬の間に根は横に張り、しっかりした株になり、初夏までの長い期間、楽しませてくれました＾＾。


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生物に必要なもの。
栄養だったり、空気だったり、水だったり…
そして、時間というもの。

種が発芽し、成長し、それぞれの最盛期を迎えることに…
花を咲かせて、最盛期を迎えるもの
葉を茂らせて、最盛期を迎えるもの
食べるために育てられているものは、それぞれの旬と収穫期を迎えるまでには、どれだけの時間と手間とお金をかけてその時を迎えるのでしょうか。

様々なことで被害を受けているということを聞いたり見たりするにつけ、その費やされた時間を考えてしまいます。

丹精込めて育て作られてきた野菜や果物が、出荷することも出来ずに廃棄されることは、それを育ててきた人たちにとっては、どれほどの苦痛に耐えなくてはいけないのでしょうか。

買い求める側の自分は、お手頃な値段で、新鮮で美味しくて栄養があって、形や見た目がよくて安心で…という基準のもとに選択していました。
それが（自分の中では）普通な基準と思っていましたが…
それって、贅沢で我が儘な基準だったのではないか…と。

いつものスーパーで、いつもの順番で通路をめぐり、必要なものを選び、レジへと行き、会計を済ませる。
その間、少しだけでも、謙虚で協力的になろうと思います。
なんとも小さなことですね。
今自分ができることは、こんなことしか思いつきません。

どうか、どうか、安心と安全と先の希望が普通にあるという日々がちゃんときますように。