明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

箱根駅伝で中央大学の吉井大和が激走!

2023-01-02 17:20:00 | スポーツ・ゴルフ

駒沢・青山・國學院の三つ巴の争いと見られていた今年の箱根。そこに割り込もうという中央大学が、出だしからサプライズをやってくれた!。申し遅れたが何を隠そう、私は昭和47年卒業の中大OBなのだ。今朝は6時の暗いうちから起き出して早速テレビにかじり付き、そそくさと朝食を済ませて薬を飲みスタートを待つ。

去年は吉井が驚愕の快走で稻妻の如く走り切った1区は、今年は学連選抜が独走で異例の一人旅。残りの20人は牽制し合ってダンゴ状態のレース展開で、我が中央の1年生溜池一太は集団を引っ張る形で先頭をキープするが、全体のスピードが中々上がらない。どうなるどうなる?と心配してたら案の定集団に飲み込まれて、それでも4位フィニッシュした。何とか離されずに「エース吉井」につなぐ。トップは明治で駒沢が2位、学生No.1の田澤廉がすぐさま明治を抜いてトップに躍り出た。

まあ、これは予定の展開。4位でタスキを貰った吉井大和はいきなり2分46秒台を連発して3位法政をあっさり抜き去り、駒沢に抜かれて落ちて来た明治も抜いて、グングン田澤廉に迫って行く!。「おいおい、大丈夫か?」とこちらが心配になる程の勢いで田澤を捉えると、スピードを緩めることなくあっさり抜き去ってトップに躍り出た。「やるねぇ、中央!」。今年も向かう所敵無し状態で、卒業生の私としては大のご満悦なのだ。

ところが途中で追い上げて来た青山に並ばれ、田澤にも逆転されて雲行きが怪しくなる。やっぱ「飛ばし過ぎたんじゃないの?」と不安がよぎる。しかし権太坂の登りで田澤に追い付くと、そのまま抜きつ抜かれつでラスト100mを中継所まで激しくバトルするハラハラの展開。抜きつ抜かれるシーンは、箱根最高の見せ場だ。最後に田澤が逃げ切ったかと見えたが豈図らんや、渾身の力を振り絞った吉井が、今までの疲労困憊の走りから一転「まるで飛ぶような異次元の走り」で、大きなストライドで田澤の脇をすり抜け、おまけに更に3秒差を付けて3区へとタスキを渡した。吉井の大迫力・圧巻のショータイムだ!

今年の中央は違う、全然違うぜ!

2区吉井が区間賞で、3区の中野翔太も負けじと区間賞。中央の万全のリレーに、駒沢も青山も打つ手無しである。

まあ4区を任された一年生の吉井弟は、駒沢や青山の選手に比べて実力がまだまだなので抜かれてしまったが、それでも何とか3位の「ギリ見える範囲」で5区阿部陽樹へとタスキをつなぐ。・・・ここまで全編、テレビは中央大の躍進の走りをアップで映していて、見ている私は大満足・大興奮というわけだ。

4区で順位争いも落ち着いて来てテレビ観戦も一旦小休止。トイレに行ったりコーヒーを入れたりする余裕をかましていた。ところが5区の山登りで、又しても阿部陽樹が「見せ場」を作っているじゃああーりませんか、皆の衆!。阿部はタスキを受け取るとあれよあれよと言う間に2位の青山をぶち抜いて、1位の駒沢に迫っていく。阿部は山登りもそうだが、実は下りの方が得意だとタイミング良く解説が入る。こりゃあもしかしたら・・・と期待しちゃうよねぇ。

まあ結果は30秒差の2位だったのだが、充分楽しめた箱根だった。それにしても往路2位というのは上出来である。藤原監督は総合3位以内を目標にしているそうだが、果たして明日の復路は如何に?

それにしても吉井大和の気迫の走り、鬼神も欺くとはこの事である!



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