明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

NBAも最後の試合でプレーオフ進出が決まる!

2018-04-11 21:00:00 | スポーツ・ゴルフ
NBAの最終戦が明日朝行われる。プレイオフ進出を決めているチームでも順位で当たる相手が違ってくるので、試合結果によっては微妙に嫌な相手と初戦でぶつかることになってしまう。出来れば1ー4位になることが望ましい。イースタンはトロントが1位でボストンが2位。7位と8位は最終戦で両者とも試合があるが、マイアミが負けてワシントンが勝つと思われ順位が入れ替わって、プレイオフの初戦がトロント対マイアミになる。ウェスタンは1位・2位は確定だが3位から7位までが1試合しかはなれてなく、おまけに8位のミネソタと9位のデンバーが「同じ勝敗」なのだ!

ああ神様、明日朝のウルブス戦の生放送を「とても見ていられない」と思う私は小心者でしょうか!?

とはいえプレーオフ進出をかける2チームが「直接対決する」のだから白熱することは必定である。またまたおまけに3位のユタと4位のポートランドも直接当たるというのだから恐ろしい。ついでに言うと、5位のニューオーリンズと6位のサンアントニオも当たるのだから、7位のオクラホマが勝てば(相手はメンフィスだから勝つと思うけど)ウルブスが7位に上がることもありうるわけで、プレーオフの相手が一段戦いやすくなることも考えられる。ウェスタンのプレーオフは8位がどうなるのかも含めて、まだ全然決まらない「戦国時代」そのものである。それもこれも「ウルブスのジミー・バトラー」がひざを怪我したのが始まりだ。

それまで快調に4位を突っ走っていたウルブスが急降下し始めたのは「エース」の怪我が原因である。そのバトラーがようやく復帰して、前の試合ではメンフィスを大差で破っている。本来ならばもっと上でプレーしているチームだから当然と言えば当然だが、バトラー一人がいないと「ガタっと」力が落ちてしまうのも困りものである。ゴールデンステートもカリーが怪我で休んでいるし、ボストンもアービングが怪我していてプレーオフに間に合うかどうか分からない。ワシントンもジョン・ウォールが怪我していて、こないだ復帰したばかりだ。サンアントニオのカワイ・レナードが長期離脱して「スパーズに残るかどうか」さえ危ぶまれている。今年は例年にも増して「エース級に」怪我人が多いので、チームの戦略にも大きな影響が出ているのだ。

しかし怪我の功名ではないけれど、代役で出場時間を与えられて大活躍する選手もいるから、何が幸いするか分からないとも言える。76ersのジョエル・エンピードも怪我して休んでいるが、若手の力が上手く協調して「イースタン第三位」の大躍進である。去年はドア・マットだったのだから、信じられない成績である。ベン・シモンズとロバート・コヴィントンにJJ・レディック、マルコ・ベリネッリ、ダリオ・サリッチと、伸び盛りとベテランが上手く噛み合って、いまや破竹の勢いである。こんなチームに「エンピード」が帰ってきたら、トロントやボストンも真剣に戦わなければならない。イースタンのプレーオフの台風の目である。

だがよそのチームの心配をしている場合ではない。もしウルブスがプレーオフに進出するとして、ウルブスが上位のチームに勝っていくためにはまず「ゴールデンステート」に勝たなければならない。プレーオフの組み合わせは1位と8位、2位と7位、という風に決まっている。ウルブスが明日勝っても7位になるとは限らないから「ヒューストンと対戦」する可能性も十分あり得る。ゴールデンステートはウルブスから見ると割と相性がよくて「何度か勝った」ことがあるチームだけに、もしかすると「撃破」しちゃうかも知れないがヒューストンでは「残念だが可能性はゼロ」である。怪我人もいないし絶好調だから「4タテ」を食らうこともあり得る(困った)。

先ずは明日勝ってプレーオフを確定させることだが、ついでに戦う相手がゴールデンステートになるようにというのが私ののぞみだ。メンバーはジミーが帰ってきてベストな状態になっているが、ウィギンスが点を取れていないのがどうしても気になる。今年はトレードを要求しない代わりに「スーパーなんとか」という高額給料を勝ち取ってさぞかし大活躍してくれると思いきや、「いまいち」な働きでがっかりしているのは私だけではない筈だ。バトラーやジェフ・ティーグ、タージ・ギブソンらのトレード組が先発メンバーに加入してガラッとメンバーが変わってしまい、いままで積み上げてきたチーム内の流れが変わってしまったようで心配なのだ。とにかく、どうも去年のような安定した活躍を出来ていない。タウンズがリーグ屈指のセンターに成長しているだけに、調子が出ない彼が目立ってしまうのかもしれないが。

バトラーをシカゴから取って、代わりに「私の大のお気に入りだったザック・ラビィーン」とドラフト1順目クリス・ダンを交換トレードで渡してしまったのはシボドーの間違いだと思っていたが、そのとおりになった。ルビオはユタ・ジャズに行って大活躍してチームの柱になっているし、まあバトラーも「ウルブスを上に引っ張り上げる」牽引車になっているので一概にどっちがどうとも言えないがデリック・ローズまでが途中から入ってきて、チームが「シカゴカラー」に染まってしまったことには少なからず疑問を持っているのである。ビエリッツアとかゴーギー・デンとか(シャバス・ムハンマドは気に入っていたが、今はトレードでミルウォーキーにいるらしい)、渋い選手の出場時間が減ってきたのは寂しい限りである。NBAの最近の風潮だが、余りにトレードで選手が移動して、「生え抜きの選手がいなくなる」のも問題ではないだろうか。そもそもはレブロンがマイアミになんぞ行ったからであるが、そこで優勝してクリーブランドに帰ってきてまた優勝しちゃうんだから、誰も文句は言えないのは確かだが。

去年のKDに始まった大物選手の移籍ラッシュは今季はヒューストンのCP3、オクラホマのポール・ジョージにカーメロ・アンソニー、それにニューオーリンズにラージョン・ロンドと玉突き状態とも言える。去年はボストンの顔だったアイザイア・トーマスがトレードでクリーブランドに移籍したのには驚いたが、怪我が治ったと思ったら突然今度はレイカーズに飛ばされたのには「吃驚仰天」である。カイリー・アービングがボストンに移ったのだって、元はと言えばレブロンが原因みたいだし、来年のことを言うと鬼が笑うと言われそうだが「何かありそうだ」と勘ぐらりたくなるのは仕方がない。ここ2、3年は、レブロンの動向によって各チームの移籍合戦も激しくなりそうだ。

何はともあれ明日はウルブスの必勝を祈願して、大好きな酒を断って早めに寝るとしよう。と言うか、関係ないか・・・

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