びわこオオワシ夢日記後半総集編
2020年が明けた。 おばちゃんからの年賀状が届いた。この年賀状大人気でした。
元旦のおばちゃん詣でだ。
新年おめでとう。今年も元気に暮らすのよ。
あいよ! あんたもね!
80歳のおばちゃんに励まされ1年のスタートだ。
年が明けてもオオワシのセンター通いが続く。エサの取れないときはセンター通いで体力補強。
毎朝、日の出前に現れて拾い食いだ。これに付き合うには6時の暗いうちに現場着でめちゃ疲れた。
近くを漁船が通っても知らぬ顔。
遠くから(約1㎞以上)から獲ってくる。
浮き礁へ
オオワシは今日も明日も明後日もセンター通いの日々だった。
オオワシの魅力は第一に狩りだ。
オオバンを拾ったり
ミサゴの横取りもあったが1/18日の石川からの飛び出しで前方100メートル以内に飛び込んだ時だった。
頭上を早く見切ったから何とか写せたが、すごい羽音にびっくりだった。
黄金の右足は今年も健在だ。
オオワシ生活を見ているといくつか癖のような事が起こっている。
センター前通いが始まるとしばらく続く。
取水塔で食べ始めるとしばらく続く。
石川に留まりかけるとしばらく続く。
正面の止まり木も然り、飛ばない木、逆F2など。
1日2食になるとしばらく毎日2食。
そこから待ち伏せの作戦が出る。
遠くでミサゴの獲物を捕った。
取水塔まで追ってきた。ミサゴよほど頭にきたのか執拗な攻撃でオオワシは上を向いて対応していたら魚ごと落ちた。
後ろに魚が浮いてるけど飛び立つのに必死。
私、死ぬかなぁと思った事でしょう。大型の猛禽は水かき無いから、はまったら大変。
何とかピンチから脱したが執拗なミサゴ攻撃にたじたじだった。
何もないときは静かな食事テーブルなのに。
取水塔はプレートだから嘴の掃除がしにくい。
低いし取水塔から飛び立つと羽が湖面に着くこともある。
湖面を滑るオオワシも絵になる。
山本山に戻ってきて、止まり木で掃除の仕上げをする。そこから取水塔で食べて帰って来たが解るようになった。
そんなオオワシの食事でピンチが来る。
ルアーとテグスに絡まったキンクロ事件。
心配した。
吹雪いた取水塔事件。
こんな日も。テグスが絡んだ口事件。
とにかくややこしいもの食べないで欲しい。
岡谷の知人さんはグルは鉛中毒かも?と伝えて来た。
それを無事乗り越えて生きてきたおばちゃんだ。
冬季だけでも尾上近辺のバス釣り禁止、に取り組んで天然記念物のオオワシを守ってやりたい。
今シーズンは斜面にも良く降りた。トビやカラスに追われて獲物をもって降りる事、度々だった。
地面の方が落とさず食べ易いのだろうか。
以前はミネラル補給程度だったが。
おばちゃんは高齢で風のない日は獲物を運んでしばらく羽をたたまず、はあはあしている。
決まって低い食べる木に留まる。
電柱2本分の高さだが人なれしていて平気だった。
こんな木も。
オオワシの魅力の第2は飛翔の奇麗さだ。
羽の長さが目を見張る。白と黒のコントラストに黄色の嘴と爪、何でこの色なのだろうといつも思う。
あまりの奇麗さにファインダーから目を離し、近場は肉眼で見ることにしている。
オオワシは目で見る、それが昨シーズンから解った事。
現場でそんな方を見ると、あの人、できる!オオワシ通!って。
青空しょってが素晴らしい。
遊び飛びすることも。
おばちゃん最高!!
今シーズンは暖冬で雪のオオワシが写せなかった。2月の10日ごろにようやくちらほら。
降っても5センチ前後で期待外れだった。
雪のすだれを試みたが吹雪の量が足らず
これが唯一冬景色。
今季の最大の思い出は呼び込みだった。
1月30日 午後14時 オオワシは遥か北で飛び込んだ。いかにも遠すぎて狩りの写真は写したものの
諦めていた。そこから山本山へ、石川の方向を向いている。ブロックからは米粒ぐらいしか映らない。
あかん!
そっちへ行ったらあかん!こっちへ来て! こっちこっち!と叫びながら手を回した。
その時オオワシが方向転換こっちへ向いた。
こっちこっち!
やって来た。しかもしっかり私を見てる。
目と目が合った。鳥肌が立った。すぐそこだ。
カモメが執拗に追っかけてきた。
ビワマスだ!
こんな近くまでしっかり見ながら飛んできてくれたのは初めてだ。おばちゃんありがとう。
そばにいたお二人さんも山岡さんのお陰と感激!
おばちゃん認識していてくれてありがとうと何回思ったか。 してやったり。
この暖冬、北帰はいつですかとの問い合わせが殺到、仕事休むからとの事。
予想が外れたら休暇の責任は? で、予想付かずの返事をしていました。正直今年は解らなかった。
一応19日から見送りバージョンに切り替えた。
午前中は麓でお見送り、帰らなかったら午後は湖岸へだ。
19日帰らず。20日まだ。
21日南北の中道へ。風がないし、もやが出て逆光、ピンが来ない。
3月3日のひな祭り北帰もこんな条件と話していたら飛び出した。
ボケボケの写り。
石川に留まりそう。
おや!
ひょっとして帰るの?
そのまま片山の山を越えた。10時ちょうどの北帰。
オオワシの詩の
みんなの声に励まされ 静かに高度を上げていく のイメージとまるで違う。
みんなあっけにとられた北帰だった。
昨日、今日の悪天候を察知して、条件悪くても帰って行くことの凄さに感心しきりでした。
このオオワシをメディアも紹介してくれました。
オオワシの詩ができましたと。
また会おうと。
有難いことです。
長い3か月間、あっという間の3か月、その時々にいろんなドラマを見せてくれました。
0点の日も沢山ありました。
沢山の方にブログを見て頂きました。
沢山の方との出会いがありました。
個別にお礼申し上げたいですがそれもままならず、ブログの紙面でお許しください。
みなさん ありがとうございました。
11月までお健やかにお暮らしください。
おっと 言い忘れ。
おばちゃん ありがとう! 11月にまた会おうぜ!! ダスウィダ-二ヤ (ロシアの鳥だからロシア語で)