田舎に帰るせっかくの機会なんで、月曜日休暇を取って、クワガタの捕獲活動を1日だけ延長。
昨夜の活動において、自宅近くのポイントで、樹液の穴に頭を突っ込んでる黒光りする胴体を発見するも、懐中電灯の光に驚いて、あっという間に奥に隠れてしまい、取り逃がし。ヒラタクワガタ固有の光沢を放っていたそいつのことが気になり、翌朝もその場所に行ってみたら、昨夜と同じと思われる個体が、めくれ上がった樹皮の陰の洞(うろ)にそのまま隠れていた。いつも持ち歩いてるクモの巣避けの棒の先を上手く使えば、外にかき出せそうな状態につき、トライ。途中、差し込んだ棒を、小さな大あごで挟んで抵抗するのを何度か確認…どうやら♂?無事捕獲!と同時に、イタタ、挟まれた!
期待した通りヒラタクワガタだったが、残念ながら小さな♂。小さくともそこは気性の荒いヒラタクワガタのこと、挟まれたらけっこう痛かった。
♂は既に大物を確保済みにつき、こいつは元いた樹皮の陰に戻しておいた。お互い♀とそう簡単には出会えそうもないけど、そっちもがんばれよ!
ここ4年で3度有ったヒラタクワガタとの遭遇は、いずれも自宅近く。自宅から離れた生息場所では見た例なし。子供の頃も、見かけたのは専ら近くの川沿いの柳の木だったような気がする。栃木市内で細々と生息しているこの種だが、生息場所は自宅周辺に限られているのかもしれない。かつて自生していた柳の木は、宅地化に伴う護岸整備で激減というより、ほとんどなくなっちゃってるんだけど、そこで繁殖していたヒラタクワガタは、別の環境になんとか順応して今も生存しているということか。
今回も捕獲できなかったことで、自宅の♂の花嫁候補は、ショップで調達するしかなさそうだ。