日曜日の晩、菅首相が記者会見で発表した「計画停電」。その時点では、電気の使用を多少がまんする場面が出て来るだろうけど、被災地の現状からしたらそれも仕方ないよな、くらいのお気楽な感覚だったんだけど、現実は想像をはるかに超えていた。
まずは、通勤電車。停電の時間帯のみ対象区間の電車が止まるという事態を想像してたんだけど、実際には、全区間・全時間帯で稼働率を5割~7割に落とす間引き運転。結果として、通常時でさえ超満員の電車が信じられない混み様に。昨日は、駅到着時点で電車が既に満杯のため、乗り切れない人でホームがあふれかえってた。日頃の混み具合が殺人的とまでは言えない東横線でさえこの調子なんだから、他の有名混雑路線の惨状は、推して知るべし。
次に、物流拠点。もちろんここでは実名を差し控えさせていただくが、会社の取引先の物流センターにおける計画停電の影響は、絶大だ。物流の出荷業務がシステムと連動してるのは、もはや当たり前。停電の度にシステムが停止してしまった日には、その都度出荷作業を中断せざるを得ない。結果、消化しきれなかった貨物が、毎日積み残しになる。つまり、物は有るけど客先に届けられない事態に陥ってしまってるということ。そこに限らず、首都圏の物流拠点は、どこも似たり寄ったりの状況のようだ。
おおっと、デパートも6時で閉店ですか!
子供の頃デパートの6時閉店は当たり前だったけど、その後の競争激化で営業時間延長となった今、やはりこの光景は異常だ。
あわてて直前調整して実戦に備えた、地元の野球大会は、3月いっぱいの中止が決まった。4月から開催の予定だが、微妙な情勢。
やれやれ、こうした混乱が、いつまで続くことやら。