燕たちの憂鬱

ここ神宮の杜では、今宵も燕たちの溜息まじりの歓声がこだまする!

終戦宣言

2011-10-19 07:30:00 | プロ野球
ジャイアンツが首位ドラゴンズ相手に最後の最後で意地を見せ、マジック「1」で足踏みしていたドラゴンズの優勝が、昨夜決まった。

スワローズ・小川監督のコメント:
「最後の勝負どころで中日に勝てず、歯止めが利かなかったのは力の差だと認めざるを得ない。現状をしっかりと受け止めて、やっていくしかない」


終わってみれば、総論は、たしかに小川監督の言う通り。
各論まで掘り下げた敗因を挙げると…

・あまりに多過ぎた投手陣の故障
 シーズン当初期待していた先発5本柱の内、先発ローテーションとしてフルシーズン働いたのは、石川ただ一人。
 由規・村中に至っては、シーズンの内半分も働けず!
 シーズン当初完璧に相手を抑えていた中継ぎ投手陣にも同じことが言え、バーネット・久古の勝負どころでのリタイアは、なんとも痛かった。
 いくらいいピッチャーを揃えても、実際に働いてくれなきゃ、何の意味もない。

・得点力不足の打線
 8月の成績低迷の責任は、ひとえに打てない打線に在った。勝負どころでの打線のひ弱さが、先の優勝をかけた天王山のドラゴンズ戦で、もろくも露呈してしまった形。
 青木・畠山におんぶにだっこで、2人が打てなきゃまったく点を取れる気がしないというのは、優勝を狙うチームの打線として、あまりに頼りない。

・(敢えて個々の選手に言及するとしたら)イム・チャンヨンの不調
 防御率=2.20というのは、ストッパーとして、かなり物足りない数字だ。
 実際、今シーズンのイムは、3人でピシャリという投球はほとんどなく、バッターを打ち取るのに四苦八苦していた。
 9回イム投入で逃げ切れなかった試合と9回・延長で引き分けに持ち込めなかった試合が、自分が記憶してるだけでも6試合有り、その半分でも抑えてくれてたら、まだ優勝の望みがつながっていたはず。
 腰痛持ちで、今までフルシーズン働いた試しなく、ストッパーはもう一人要ることを痛感。

以上の敗因を踏まえ、しかるべき補強をしないと、来シーズンは、優勝を狙うどころかBクラス転落必至でしょう。


さて、優勝を逃したスワローズにとって、雪辱を期するクライマックス・シリーズの第1戦は、29日。前半戦に比べチーム力がかなり落ちているスワローズが、チーム力が上向いているジャイアンツ・ドラゴンズ相手に勝ち抜くのは至難の業だが、ファンとしては、最後の最後に一泡吹かせてほしいところだ。

最後までがんばれ!スワローズ


 


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