わくわくかあさんの日ごとめぐり

ペンションわくわく村のかあさんの日記です。

1995年1月17日

2023-01-18 10:51:59 | 日記

早朝ここ大山でも大きく揺れがあり飛び起きた!

TVを付けてニュースを見たら名古屋の震度だった

え?名古屋?

名古屋の地震が鳥取まで・・・

こんなに揺れる?

と不安に思いながら。

 

ちょうど神戸市の美容院を経営されていらっしゃるお客様がお泊りでした。

お部屋の様子は静かだったので

お休み中かとお声は掛けずに朝食の時間を待ちました。

 

元気で起きてこられ、

お宅はどうですか?とお訪ねしたら、

高速道路が倒れて地面に着きそうになっているところ付近に

自分たちの美容師室があると

友人に電話して美容室が倒れているか?と聞いたら

大丈夫!ということだったと

お話くださいました。

 

勿論すぐに帰られるかとお尋ねしたら

いや、今帰っても混雑しているだろうから

スキーしてから帰りますとの返事

ちょっと驚きましたが、そうかも知れないと

スキー場まで送迎したことを覚えています。

 

その後しばらくして連絡があり

帰宅するまで大変時間がかかったこと、

周りの様子は凄いことになっていると聞きました。

 

心配しながらもろくにお手伝いできなかったこと

悔やまれます。

 

地震に加えて火災が被害を大きくしました。

 

その被災の中で1人の青年が亡くなりました。

アーチストのマサ君(奥野勝利)が青年が生前母親に送った手紙を

歌いました。

『親愛なる母上さま』

ふとしたきっかけでマサ君と出会い

大山町でもコンサートをしました。

親愛なる母上さま

ー加藤貴光の手紙ー

作曲 奥野勝利

あなたが私に命をあたえてくださってから

早いものでもう20年になります。

これまで、ほんのひと時として、あなたの優しく暖かく大きく

そして強い愛を感じたなかった事はありませんでした。

 

私は貴方から大きな羽根を頂いてきました。

人を愛すること、自分をいさめること、人に愛されること・・・・

この20年で、私の羽根には立派な羽根が揃ってゆきました。

そして今、私はこの羽根で大空を飛び立っていこうとしています。

誰よりも高く、強く自在に飛べるこの羽根で。

 

(これからの私は、行先も明確でなく、とても厳しい旅をすることになるでしょう。

疲れてやすむこもあり、間違った方向へ行くことも多々あることとおもいます。しかし)

 

私は精一杯やってみるつもりです。

あなたの、そしてみんなの希望と期待を無にしないためにも、力の続く限りちび続けます。

こんな私ですが、これからもしっかりと見守っていてください。

 

(住むところは、遠く離れていても、こころは互いのもとにあるのです。

けっして貴方は一人ではないのですから・・・・

それではくれぐれもお体に気を付けて)

 

また会える日をこころ待ちにしております。

最後に、貴方を母にしてくださった神様に感謝の意を込めて

 

翼の生えた牛より

 

()の部分は作曲の時割愛しました。

 

この手紙は青年が20歳の時、母親のポケットにそっと入れた感謝の手紙でした。

そして

神戸市のアパートで建物の下になり

亡くなってしまいました。

 

この地震では沢山の人が被災し、また亡くなりました。

1人1人の大切な命が失われたのです。

 

私たちは決して忘れずに1人1人の命に向き合って

大切に生きていかなければと

1,17にはその思いを強くします。

 

どうか安らかに・・・・

どうか

どうか

どうか

 

1月17日の誕生木

シナマンサク

花言葉「ひらめき」

 

1月18日の誕生木

ネコヤナギ

花言葉「自由」「素直」

コメント
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