消費生活コンサルタントの森田満樹さんが、話題のAERA最新号について論評する原稿を書いてくれた。AERAは、ホームページで表紙や広告について「編集部に恐怖心を煽る意図はなかった」と謝罪している。だが、記事の内容もかなり悪質のようだ。紹介します。
以下、森田満樹さんのコメント
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AERAの「放射能がくる」はひどすぎる
原発関連の様々なデマが、媒体を選ばず飛び交っている。この10日間、テレビ、新聞、紙媒体を中心にメディアウォッチングをしているが、中でも、週刊AERAの最新号(2011.3.18号)「放射能がくる」は、ひどい。表紙の、このキャプションもさることながら、防護マスクに防護服を着用した男性のアップ写真は大迫力。目次には「原発が爆発した」「最悪なら『チェルノブイリ』」、「放射能疎開が始まった」と読者の不安感をしっかり煽るタイトルが並ぶ。いつもは週刊誌を購読しない層にも大いにアピールするらしく、近所の本屋、コンビニでは店頭に並んだ翌日には売り切れてしまった。幸いにも(?)入手できたので、その中身を紹介したい。
巻頭「東京に放射能がくる」では、東大のある研究室が「換気扇を止めてエアコンを停止し、窓を開けないように」と他の研究室にメールを出したことを紹介している。『都内では通常の約20倍の放射線量を観測した場所もあり、その影響に日本の「権威」も脅えている』という。うーん、のっけから怖い。ちなみにここでは、約20倍の放射線量がどのような意味を持つのかという数字の説明はない。
続いてAERAは、長崎大学教授とのエピソードを書く。東京電力の担当者が「臨界が福島原発で起きている可能性もゼロではない」と認め、そのことを教授に電話で知らせた時、教授が「なにー」と声を上げたことを描写するのだ。
教授にとって、「最悪の事態」は、炉心溶融が起きて格納容器が爆発し、炉内の放射性物質が大量に飛び散る場合である。「炉心溶融が起きたとしても、さすがに臨界だけは起きない」とみている。だが、AERAは教授の意見を紹介しつつも、混乱の極みにある東電の会見を基に「しかし、その臨界の可能性までも現実のものとなった」と書く。えっ、どっちなの? 読者を混乱させる。
その後は、原子炉事故のシミュレーション事例を基に「急性死者540人想定」と書き、浜岡原発2号機が炉心溶融を起こした想定の話、チェルノブイリの事故の話と、読者の不安を煽る記述が続く。チェルノブイリの被害の詳細を紹介することで、目次タイトルのとおり「最悪はチェルノブイリ」を読者に想起させる内容になっている。
この記事だけを読んでいると「チェルノブイリと福島原発は炉の状況も構造も全く違うので、最悪の事態でもチェルノブイリと同じような状態にはなりません」とは、思えなくなってきてしまう。一応、原子力安全委員会の元委員長の言葉として「チェルノブイリは運転中に起きた事故だったから、燃料からなにからすべてを吹き飛ばした。それと比べれば、いまの福島は最悪の事態でもなんでもない」という意見を紹介しているが、「責任放棄」と切り捨てている。
続く特集も同じ調子で、住民の怒りを紹介し、東京電力のバカヤローと揶揄し、情報を隠ぺいする国を攻め立て、AERA節全開である。そして最後には「東京から避難する必要があるのか」として、「避難の判断については不確定な情報に惑わされず、国の指示に従うべきという専門家も多い」としながら、ある学者のことばを借りて「現在の東京の数値を聞くと家族を住まわせておきたいとは思えないレベル」とまとめているのである。さらに「放射能疎開が始まった」として外国人が国外退避や国内でも西の地域に移動していることも見開きで紹介している。煽った不安の解決策は、疎開の勧めですか。さすがに、お金持ちの朝日新聞関係者の“上から目線”の発想だ。
これらの記事が書かれたのは、おそらく14,15日でかなり切迫している状況であっただろう。その点は差し引くにしても、せめて取材がどの時点だったかという時系列をしっかりと刻んで伝えるべきではなかったか。AERAの記事は、いつの時点だったかということはほとんど触れていない。いつ言ったかわからない学者の発言を繋げて、最悪の場合の話、想定の話を付け加えれば、読者を不安に陥れるには十分である。
刻々と変わる状況を適切に把握している読者であれば、紙媒体の時間差を含んで理解することもできる。しかし、多くの場合、紙媒体の記事はそのまま読者の記憶に刻みつけられるのである。センセーショナルであるほど、それだけ深く。
メディアからの情報がこんなものばかりだと消費者は救われない。しかし、今回の震災では、多くの科学者がインターネット上で、普通の人にもわかりやすく現状を説明しようと様々な試みをしている。信用できるサイトは、いつの時点の情報であるのか明記しており、それが変わる可能性があることも示唆している。しかも、事実と可能性をきちんと分けて、判断材料として示してくれる。出典も明確である。間違いがあれば、見える形で訂正もする。
私は、こうしたサイトから学んで、身近な地域のモニタリング値を確認することも覚えた。原発の状況は、決して楽観視はできないし、安心するのはまだ早い。でも、一昔前の消費者のように「危ない」情報に踊らされる消費者ばかりではない。いろいろな情報を取捨選択して、「正しく怖がる」ことを、私たちは学びつつある。今回の震災では、テレビや週刊誌よりももっとリアルタイムに正確な情報を入手することができるインターネットの役割を痛感した人が多かったのではないだろうか。
私ごとだが明後日は小学校の娘の卒業式である。娘の友達の何人かが、先週から本当に関西に疎開しており、「新幹線が動いているうちに森田さんも」と疎開を勧められた。みんな一緒に卒業式に出られるかな、子供たちの気持ちも揺れている。
必要以上に不安を煽る報道の被害者が、こんな身近なところにいる。
“文責”って言葉知ってます?
新聞記者やっていたぐらいだから知ってますよね。
察するところ毎日新聞かな?
佐々木といい、ゴミしか輩出、いえ排出しないですねえ、なんて香ばしい新聞社だ。
凄まじい“科学”ライターもいたもんだな。
恥を知るなら、もう、文章でお金を稼ぐのをやめなさい。そして公害でしかない文章を垂れ流して稼いだお金は、被曝者に賠償として支払いなさい。
罪を自覚しなさいね。とても重い罪をね。
未来ある子供たちまで被曝させた罪をね。
アメリカが80キロ圏内の退避勧告をしたことを考えれば、「もしや」と考えるのが正しい判断。
あの表紙は、日本人に危機感を感じてもらうのに必要なもの。批判をする方が可笑しい。
ですが私は朝日新聞と共に定期購読していた親戚から頂戴し、ほぼリアルタイムで読むことができ、大変ありがたかった事を覚えております。
被災地では停電により情報が途絶え、原発が爆発したことすら数日知らないで過ごしている人がほとんどでした。
やっと携帯メールの送受信ができるようになって、各地の友人、特に福島在住(福島は停電になっていなくテレビの情報も豊富だった)から入った、「放射能が危険だからマスクを!! 雨には濡れないで!!」というメールと、テレビで「デマに惑わされぬよう」と言う政治家の発言の間で、困惑していました。
そんなときにこの号を読んで、対策をした方が絶対にいいと感じ、情報が少い中で、マスクをしたり、雨や雪に触れないようにしたり、気をつけることができました。
結果として、全て正しかったですよね?
周囲の半信半疑の人に、この雑誌を見せて、対策をした方がいいと忠告して、多少なりとも被曝を軽減できたかもしれないことを、ありがたく思っています。
できることなら、被災地でも入手できて、あのフォールアウトが多かった時期に、もっと多くの方が対策ができていたら、と残念に思っています。
まもなく一年になろうとしています。
ブログ主様は、今どんな風にお感じでしょうか?
原発事故による食品汚染からの内部被曝と
自然放射能による外部被曝。
この二つの危険性を一緒くたに論じることなどできませんよw
ま、いいんじゃないですか?
みなさんご自分の思う通りになされば。
自分の命、つまるところ自己責任ですよ。
厳然たる事実はただ一つ。体内に取り込まれた
放射性物質は排出されにくく、ものによっては
ただただ蓄積してゆくのみ、ということ。
この事実をどれだけ重くとらえて行動するのか。危機感の差が行動の差になるだけだ。
安全だ、風評だ、と言いたいならそれでもいい。でも、自分と違う考えで行動する人々の
足を引っ張ったり非難したりするのはやめて
いただきたい。
食べて応援?どうぞご勝手に。
しかし食べたくない人の口をこじ開けていい道理も、逃げようとする人の足を引っ張っていい理由もありませんよ。
無責任もほどほどに。
読んでみたいです。
週刊ポストで勇ましい発言をした人の著書は絶対に買わないようにしていますが・・・。
取材後に朝日新聞から掲載はするなとの命令があって、3週間粘った末に記事にしたそうですが。
私もユウチュウブでの画像を消させようとする工作員とやらの脅しをたくさん受けましたが。アエラのお陰で放射性核種31種の意味も知り、その後の分析の知識を得ることが出来ました。
恐怖心の無さすぎる島国根性の日本人、農耕民族そのままの、お上の言いなりになるしか脳の無い日本人が多いのには呆れてしまいました。
この先どうなるものか、子供達を見ていると悲しくなってしまいます。
首長達の欲のために、疎開もできない子供達に未来はありません。
当然、この国にもです。
よど号事件の調査に行った昔の夫が言ってました。
石を投げれば役人に当たる国だと。その北朝鮮と同じレベルの国民だということが恥ずかしくなってしまいました。
安全だと3月にどれだけ騙され続けたか。
実際に急性被曝をした私や住民達の立場になってごらんなさい。
3月12日だけで、30ミリシートベルトを被曝した知人がいます。
400人以上の住民を運ぶために、朝まで何度も二本松や川俣にバスを走らせていたのにです。
その場で順番を待っていた人達、簡易マスクの若い自衛官達がどうなっているか心配です。
そんな事実はニュースにもなりませんでしたね。
浪江町の放射線量は4月になっても報道されませんでしたからね。
その後の健康調査も安全地帯にいた人から計測して、被害は少なかったと報道しているのが事実です。
放医研や政府の裏でのやり口を、現場の人達から聞くたびに腹をたてています。
私は現地に居座り続け、情報を探っています。
疎開を考えるてる人は決心につながるし
楽観視してる人がすこしでも興味をもってくれればいい。
私は政府の情報を信じない
少しでも危険ならば疎開させればいい。
というよりも私は放射能の知識は全くないが、もうとっくに逃げなければいけない数値は超えているとおもう。
政府も、ここで煽るなと言う人も、5年10年後、自分のやっていた事を覚えておけよ。
とありますが、たとえば某焼肉チェーン店ではユッケを食べて死者が何人か出ました。
これは大まかに言いかえれば、生肉の中の細菌が悪さをしたためと言っても大きな間違いではないと思います。
福島の事故では、半年以上経ってますが、死者は一人も出ていません。
放射能を怖がるひとつの客観的事実は、その「閾値」であることが、放射線防護学や医療に携わる医療関係者が示しています。
そして科学的根拠があるのは、そういう方たちの言っていることです。(ちなみに武田教授のような原子力を作った体制側の人は専門家ではありません)
西日本に避難することがひとつの解決のように論じられてましたが、西日本や関東は、中国が核実験を行ったときの放射性物質ならびに体に害のある化学物質が黄砂によって運ばれてきます。花粉にセシウムがまじっているとすれば、それは福島の事故後に始まったことではないはずです。
海外に逃避した方は飛行機を使ったはずですが、飛行機に乗っても被曝します。
飛行機といえば、宇宙空間に行く宇宙飛行士はもっとすごい。
何が言いたいかと言うと、国の言うことが信用できないなら、自分たちで科学的に根拠のある数値を知ることしかありません。
科学的根拠のない情報に惑わされ、精神的に不安になり、その犠牲になってる人の数は、まるで見えない細菌が人から人を介してアッと言う間に広がる様のように増え続けているような気がします。
「いじめ」が、無知からくる恐怖によって生まれることがあるように、放射能という恐怖が福島の人達をさらに苦しめているこの状況を打破するためにも、正しく怖がらなくてはいけないというのが、このブログ主の考えではないでしょうか。
そんなに「安全」だとおっしゃるなら、もちろんお子さんにも、
国の基準値をクリアした福島産の食べ物を毎日食べさせても支障ありませんよね?
市場に出回っている福島産の食べ物を毎日食べてください。
大丈夫なんですよね?
ヨウ素もセシウムもウランもプルトニウムも。
取るに足らない微量ですからね。
母子共に問題ありません。
西に避難する方を非難されるなら、逆疎開はどうでしょうか?
福島は今、国の命令、自主含めて、たくさんの人口が外に流出している状態です。
国が定めた安全ギリギリの場所に、母子共に疎開し、「安全宣言」をすれば、
このようにネットだけで「安全宣言」をするよりも、
とても効果があると思いますが、
如何でしょうか?
(私は「国の基準がおかしい」「日本はもう安全じゃない」と思ってらっしゃる方に、こんなことは申しません。)
必要以上に国民の思考停止を煽る、安全デマの被害者がこれ以上増えませんように。
しかし、原発のウラン、原爆のウランは自然物とは違った高濃度の加工物です。
私は「事実誤認」などは致しません。
>放射能が人類に害毒を流し始めて、まだ半世紀しか経っていません。
ここだけ、これ(↑)は事実誤認ね。
(地球上の)放射性物質の量は(平衡状態にあるのを除いて)減少をしています。単に人は自然界にある放射性物質のごく一部を集めているだけです。
基本現在ある放射性物質は元々ある物で人が作ってはいません。超ウラン元素だって元々存在していたもものです。
>○14世紀のヨーロッパでは人口の約30%がペストで死亡した。
>○1918年、スペイン風邪(新型インフルエンザ)で全世界12億人のうち、2000万人から6000万人が死亡した。最も多くの人を殺した病気と言われている。
放射能が人類に害毒を流し始めて、まだ半世紀しか経っていません。膨大に残った制御できない放射能残留物がこれからどのような悪影響を及ぼすのかも不明です。また、チェルノブイリの影響による癌の発生も報道されています。福島の放射の飛散を隠蔽していたためにこれから福島県人に起きる影響も未知数です。
人が作り出した放射能による疾病と自然の循環にある疾病を同列に論じることは出来ません。「影響度」とはそのことを指しています。
でも、ソーシアル・ネットワークが発達した今では、そういう隠蔽・ねつ造・強弁は通じなくなっていることを彼らは見落としています。
騙されないようにしっかりするのが一人一人の義務です。
今となっては土壌汚染、海洋汚染チェルノブイリを超えるとまで言われている状況。
アエラに対して批判しておいてあながち間違いではない現状ですからお詫びの記載ぐらいしたらどうですか。
これからも、騙されるんですね。悲しい、愚かしい、悔しい。また繰り返すんでしょう?
当初の予想をはるかに超える事態ですから。
その後のアエラで特集をやっていたけど、かなりトーンダウンしているのではないだろうか。
都内では確かに20倍の放射線が記録されたし、東大で換気扇を止める窓を閉めるなどの連絡があったのは事実だろう。経験値のある政府なら3/15は外出を控えるように指示をだすべきタイミングだったと思う。低レベルであろうと放射線を顕著に測定されてしまったのだから、今後、どうなるか判らないなかで、国民の生命財産安全を守るのは政府の勤めだから、緊急回避的処置は当たり前でしょう。それをやらなかった時点で、too small too late は免れない。
報道はいつも正しくなければいけないなんて思うのはやめませんか? 客観的な数値や学説なんて、いくらでもあって、都合の良い数値や学説を採用すれば良いだけの話で、正しそうに見える報道なんていくらでも作ることができる。
今起きていることは何十年かしたら、誰が正しかったのかを検証できるはずでしょう。ひょっとすると、あの時のアエラが一番正しく客観的だったかもしれないという判断が出るかもしれない。
色んな報道があって良いと思う。むしろ皆が一本かぶりの報道こそ危険だと思う。みんなを右にむかせておいて、左側の大事なことから目を逸らせることなんて過去に何度もあったでしょう。酷い時は、何もなかったかのように一切ふれないことすらありましたから。だから、内容が過激であろうと、不正確だろうと、不誠実であろうと、一つの考えを提示するという報道のあり方は大切にしなければならないと思います。
あの時のアエラ。案外、いい線いっていたかもしれません。
知識層ぶってるお前笑えるww
隠蔽体質も見抜けないんだなww
報道というの名の広報を信じるオメデタイ日本人、昔小泉がやったB層戦略を思い出しました。
○故意に
ちょっと調べたらすぐにわかる様な事を碌に確認もせず不安を煽る人とそうでない人との違いです。多くのマスコミが前者に近い様に思われてなりません。
2つだけ例を挙げます。
○14世紀のヨーロッパでは人口の約30%がペストで死亡した。
○1918年、スペイン風邪(新型インフルエンザ)で全世界12億人のうち、2000万人から6000万人が死亡した。最も多くの人を殺した病気と言われている。
また、時系列比較しないと律令時代からの細菌死者と福島原発の放射の死者(将来分含む)を比較することは無意味です。
放射能汚染の危険性というのは”今、そこにある危機”を指しています。
政府(文科省、経産省、保安院、安全委員会)や東電の“隠蔽体質”は、眼にあまるものがあり、私(達)は、彼らの情報を信頼することは出来ません。
「今回の報道で最も大事な「科学的な客観性」が抜けているからです。」
「科学的客観性」などというのはこういう政治・産業が絡んだ大事故でだれがそういう客観性を保証するのでしょう。科学というのはいつでもイデオロギーと無縁ではありませんから。
また、あなたが「抜けている」と主張するなら、それを具体的に示さないと”反アエラ”煽りの一員と見なされます。つまり、あなたの書き込みも大いに党派的だという事になります。
「細菌汚染とは放射能とはその影響度は比較にならない」という意見にコメントさせていただきます。
今までの事例から言うと「細菌汚染」の方が遥かに多くの人命を失しています。普通に調べれば誰でも見つけることが出来ます。
放射能は日常的に人が曝されているものです。例えば、食塩の中に含まれるカリウムには放射能を発するカリウム40という同位体が含まれ、人や動物は普通に放射能に被曝しています。
「細菌汚染」や「放射能」が悪い、というのではなく、その「程度」が問題なのです。
ほとんど影響の無い放射能の強さもありますし、死に至るような強さもある訳です。
もし「放射能が危ない」というのであれば、その根拠となる「数値」を示すべきで、それにより人々は「客観的な判断」が出来ます。
現在のところ都市部で観測されている放射能のレベルは人の健康に影響しない程度であることは、既に分かっています。
その上でのAERAの表現は、やはり問題であると感じます。「不快にさせる」ということでは無く、今回の報道で最も大事な「科学的な客観性」が抜けているからです。
色々な視点が報道に必要なのは分かりますが、それを理由に報道倫理を逸脱してしまっては意味がありません。ただ、これはAERAが「報道」という立場にある雑誌かどうかによりますが。
報道誌なのか、報道っぽい娯楽雑誌なのか。ここの見極めは我々自身の役割なのかも知れませんね。
以後の健康管理や疫学調査、場合によっては補償問題への介入や労働組合結成の推奨などやるべきことがたくさんあるはずです。
今後のこともあるし、そのようなことも危機管理の仕組みとして検討されるべきではないかと思います。
「でも、一昔前の消費者のように「危ない」情報に踊らされる消費者ばかりではない。」
この人は消費者ってバカだから情報で踊ると考えているようです。今時の消費者は、しっかりした情報に接していればほとんどパニックを起こしません。ITも展開していますし。
こういう方が消費生活の問題に関わると、消費者はいちまでも自立できません。
って、誰が言っているのでしょう?政府が言ってるんじゃ、泥棒が泥棒をつかまえるような話です。
「大幅に遅れてしまった理由だと思います。」
ロジシティック(物流)の問題と情報伝達の問題は別でしょ。政府(経産省、安全委員会)は、東電とぐるになって事態の悪化を招き下請け作業員を被曝に追いやっています。少しは怒ってください。
阪神淡路大震災の経験が生かされた結果です。
しかし、福島第一原子力発電所の問題において対応が遅かったのは、
福島第一原子力発電所から情報が政府側に降りてきてなかった事が大きな原因であり、
さらには、そこへ通ずる主要道路の多くが震災により寸断されてしまい、
冷却システムの電源を確保する事が優先であると判った後でも、
必要な物資を用意してもそこに辿り着く手段を失っていたというのが大幅に遅れてしまった理由だと思います。
やたらあちこちの掲示板などでニュースの深層という番組のYoutubeへUPされたURLを目撃したので
内容を見てみましたが、広瀬隆が発言していた内容は
道路事情などまったく鑑みてない単なる政府批判でしかないと思います。
寧ろ批判されるべきは最初に明確な情報を提供していなかった東京電力側だと思います。
かなり早い段階で「セキカン」と言って
セメントを上から流し込むしかないと
コンクリートで固めるしかないと言ってました。放射能の危険性も言われていて
政府の楽観的な話とは、まったく違ってました
ネットではかなり前から、そうとう危険だと。
大丈夫とか言ってたのは政府だけでしたよ。
海外、CNNとかBBCとかは、かなり悲観的でした
もうどうしようもないと思いますが
逃げ出せる人は早く西日本に逃げ出した方が
いいと思います。
起きてから、すぐに。TVでは報道されなかったんですが、大使館が関西に移動してるとか
そういう大事なことは報道されませんでした。
西日本に赤ちゃん連れの人が移動してるって
話も、かなり現実的に危ないと感じてるからだと思います。放射能の影響は幼児には大人より
危険だから疎開するのは当然だと思いますよ。
九州か、沖縄くらいでしょうか。安全圏は。
沖縄は原発がないですから。
福島第1原発1号機、核燃料溶融の可能性=読売新聞。1号機、2、3号機に比べて、最も危険な状態
メルトダウンも進行しており、福島県の皆さんは集団的に避難した方がいい状況です。
「安全バカ」にならないようにしましょう。
確かに今回のAERAはひどいでしょうが、
毎日新聞もひどいですよね!?
ジャーナリストも企業も政治家、科学者も、幾度も繰り返されてきた人類の悲しい経験を学んで、自分の行為や言葉がそんな恐ろしい倒錯を媒介、増幅するかもしれないことをひと時も忘れないで欲しい。
だそく
工作員とかマスゴミとかネットウヨとかもうたくさん
こういうアホなネットウヨの常套句を使うようじゃ、あなたにはAERAを読むのは無理でしょ。マンガのエロ雑誌でも読んでいて下さい。
“事実誤認”は、だれがどういう資格で判断するのでしょう。自分が考える事実を報道誌が守るべきだとは笑止ですね。
また、“誘導がある”といいますが、どのような報道でもある考えに賛同してもらったりするために伝達しているわけで、“誘導”のない報道なんてないでしょ。
あなたは政府の一方的な広報に誘導されているんじゃないでしょうか?
>それでも報道機関が危機を煽ることが当然な姿勢だとお考えなのでしょうか。
民間でガイガーカウンター計測しているなどは承知しています。しかし、こんな大事件で放射能汚染について隠蔽する政府なんて共産圏や北朝鮮以外には存在しないのではないでしょうか?
なにを根拠に「危機を煽る」といっているのでしょう。全国民に甚大な危機を及ばしかねない原発大事故を厳しく伝えるのは報道として当然でしょ。
一方、週刊ポストなどは“愛国心”を喧伝するなどといったゲスなイデオロギー宣伝しているじゃありませんか。
>そうでなればデマに真っ先に踊らされる筋金入りの馬鹿。
こういうネットウヨは、集団の議論の後追いと国家報道を後追いするだけ。自分人の考えなどマルでないのではないでしょうか。
放射能の危険性と永続性を考えれば細菌感染のような“風評被害”と同列に扱うべきではありません。
国民も馬鹿ではないですから、放射能が危ないという報道を自分なりにきちんと比較考慮して判断します。国民を馬鹿にするのは止めてもらいたい。
AERAは働きかけてますか?
政府と仲良くして、本来なら非難されるべき対象から矛先を逸らしているんじゃないですか?
だから”マスゴミ”と呼ばれるんですよ。
今回の原発事故は人災です。原発大好きな学者ですら人災だと認めてます。
風評被害はかってに湧き上がるわけではなくまず事故があってそのためにおきている。
重大な事故が起こしたこと。それこそが大きな損失を招いている一番の原因です。
その点を忘れてはいけません。
それから事故に関して責任ある立場の人からの説明が少なすぎます。情報不足です。
これがデマを生み出す要因を作ってます。
今回の事故にかんして直積責任を持たない学者やジャーナリストや評論家の解説など意味ないんです。
やるべきことはマスコミ批判ではなく国に情報をちゃんと出すよう働きかけることです。
雑誌や新聞の制作側にいる人間は、職業上そのことを熟知している。
今回のAERAの報道は、こういう事態において、いろいろと出回った、出所の不確かな「・・・が・・・らしい」という逸話、つまり多くの人を不安に陥れた「根拠のないうわさ」ではない。そこをまず、自覚したい。
朝日新聞社という、大新聞社が発行する雑誌が、取材を行っているにもかかわらず、そこから得た情報を紡いで意図的に、原発事故の影響を、過度に誇張した記事を編んだことが、明らかだから、問題なのである。
そこにあるのは不安をあおることで、雑誌の売り上げを高めようというはっきりとした営利目的だ。
話は変わるが、海外に多くの友人をもつ人間として、今回の災害のあとに「見舞いの言葉」をくれた友人には、本当にありがたく思い、簡潔に礼を伸べた。
しかし11日の地震直後から頻繁に、「日本では報道されていないから」という断りつきで、ドイツ気象台の風向き予報に始まりヨードを飲むように、などのメールをくれた友人とは、正直いって距離をおきたくなった。余震が続き報道から目を離せない中で、もっとも心にこたえたのだ。
ただしここで途絶えさせてしまっては、「日本は本当にわけのわからない国」という印象をドイツ人に抱かせてしまう。そうはいかない。そう思ってやりとりを続けた。現在になって彼らもやっと、東京の現在の状況が理解できた、というようになった。
冷静に考えれば、まず、私も不安であった。遠く離れた国に住む彼らも、日本の震災を引き金に、不安になった。
お互いの不安から、たがいの状況を思いやれない事態にも陥った。でも、コミュニケーションはあきらめたら終わりだ。
被災地の方々と、東京に住む私の間にだって、同じことは起こりうる。自戒を込めて、コミュニケーションとは、正しい相互理解とは、時間をかけて行わなければいけないと思う。
日本の国内でいえば、東電と国民も、政府と国民も、原発推進派も反原発派も(この2等分思考からまず離れるべきだと思うが)、丁寧なコミュニケーションを重ねるしかないと思う。
アエラの、「即時性のある有効な情報を束ねた」と見せかけた編集は、まったくもってそこからほどとおい誌面でしかない。
だからこそ今回のAERA報道は唾棄すべきものだ。もちろん、福島県原発の避難区域にある人々のことをまず読者として想定していないのか? という問いが出発点にある。
>AERAの報道は、報道機関としては当然な姿勢だと私は思います。(キリッ
こいつAERAの中の人、つまりAERA工作員かなんかでしょ。
そうでなればデマに真っ先に踊らされる筋金入りの馬鹿。
一方で、今の日本。原発無しに立ち行かないのも現実。ぼく自身、原発反対の立場を自認しつつも、電力需要の内の原発分の3割を節電するわけでもなく、反原発の運動をするわけでもない。
ぼくのような多くの日本人は、原罪を背負っていると思う。リスク&ベネフィットに即して考えれば良くわかる。存分に電力を使っているのだから、原発のリスクは甘受しなければならないのだ。
原発は私たち日本人全員のうんち。漏らしてしまったら、自分できれいにしなくちゃ。自分で掃除しなかったら、いつまでも汚いままです。
疎開するのは勝手ですけど、いつまで疎開出来るんですか?
向こうに生活の基盤を置けるなら別に止めませんが その場合は
そう言う人達には東京にはもう戻って来て欲しくはないですね
見捨てた訳ですから後で安全になってからどの顔してノコノコ
戻って来るんでしょうかね 極論だと思いますがこういう時
だからこそ皆で力を合わせて乗り切らなきゃならんでしょうに
ちなみに今日の東京のモニタリングポストを見た所最近よく
引き合いに出されるローマと同じくらいでした スーパで埼玉産のほうれん草も買って来て後でおひたしに使用かと思います
既存のマスコミの消滅が必要かと思います。で、今の世の中を勉強し直しさせて再構成。諸悪の根源の古い考えの両断が必要かと。
(私が思っていたことも同じです)
ただ、最後の3行、
疎開される方を、「必要以上に不安を煽る報道の被害者」とすることには違和感を憶えます。
彼らも、マスメディアだけでなく、ネットなどでも情報収集をした上での決断だと思います。
私も、様々な情報を総合して、知り合いには疎開を勧めています。まぁ、仕事している成人男性は動けないことも多いので、妻子だけは西日本なりに移動するように勧めているところです。
根拠のない感覚値ですが、原発も90%大丈夫だと思います。でも、通常よりも危険度が上がっている場所に、愛する人を置いておけますか?
と考えた時に、明確な知識を持っている人たちがどのようにして、知識を得てない人々に的確に伝えていくかが問題であり、不用意に恐怖心を煽るべきものではないと思う。
今回のAERAの記事は私は読んではおりませんが、
松永さんのブログを拝見して私個人としての感想を述べさせて頂きますと
100%の知識を持たぬ素人が、過去の原子力発電所の事故の様子を調べて、それに恐怖しているに過ぎないと思います。
もちろん、今後数十年の間に、生理学上という点で何らかのトラブルが出てくる可能性は否定出来ません。
しかし、国をパニックに陥れるような具体性のない物を公に出すような真似だけはすべきではないと思います。
個人的には衝撃的な写真を掲載しまくるのも、また、あえて避けまくる(国内のテレビメディアなど)のも、いずれもどうかと思いますが、「中身のない記事に衝撃的な写真を添えて販売刷数増加を狙う」なんてのは最低最悪と考えます。
信頼出来ない人間がそれないの対処するのは判るが、自分が信頼出来ないからといってこれ見よがしに不安を煽る真似をするのは外道でしょう。
今起きていることを正しく伝えるのが一番必要なのに、何やってるんですか? としかいえない。
上でコメントされた方は、こういうものがあることをご存じのことと思いますが、
それでも報道機関が危機を煽ることが当然な姿勢だとお考えなのでしょうか。
AERAの報道は、報道機関としては当然な姿勢だと私は思います。