ふりかけ/B定食

基本は日記。思いつくまま、気のむくまま。ふたを取るまで中身が見えないから、定食というより、“どんぶり”ですかね。

キャッホ~~!

2007-12-19 11:31:12 | ひとこま絵日記

●母めが、リビングに万年床をしつらえて、“片付けようとすると怒る”...というはなし。

その後も、“ふとん”は延々と、リビングの一角を陣取っておりました。
ある時期から、完全な『敷いたまま状態』から、『全体二つ折り』状態に進化いたしまして、見ようによっては、一歩前進。見ようによっては、“かえって目障りな状態”になっておりました。

●“ふたつ折り”になった時点で、一応提言してみたのです。
「おふとん、片づけさせてくれない?」って。でも、にわかに顔色が変わって、「年寄りはいつ具合が悪くなるかわからないんだから...」とかなんとか....。ぶ然とした返事しか返ってきませんでした。

●それが、どうしたことでしょう!
昨日、散歩から帰ってくると、母さまは、毛布を、かけ布団を、きちんと畳み始めておりました。
「あら、今日はちゃんと畳むの?」と言いますと、「一旦、畳んで、敷き直さないと、どうも具合が悪い。」と申します。これはチャンス! すかさず、「ここまでちゃんと畳んだんだから、一旦押し入れに仕舞っても構わないでしょ?」

●気持よくスンナリ..という雰囲気では無かったのですが、でも、『お片付け、成功!』
ここぞとばかりに、掃除機をかけました。 掃除をするということが、こんなに気色の良いものだとは、思いませんでしたねえ。キャッホ~~! でゴザイマス!

●母は、ふとんの上げ下ろしを、私にやらせることに、一抹のふがいなさを感じているのかもしれません。悪いなという遠慮の気持もあるのでしょう。なるべく、娘の手を煩わせないで生活しなければ...。そう思って、自分なりに結論を出した結果が、万年床だったのかもしれません。一番奥まった所だから、ここなら、じゃまにはならないだろうと踏んだのでしょうか。....娘が、目くじらを立てる意味が、まるで分らないと同時に、善かれと思ってやったことに、いちいち「NO」と言われる悔しさから、仕舞いには意地になっていたかもしれません。

●これはもう、何度言っても、分ってもらえないことなんですが、
ふとんの上げ下ろしに限らず、生活のすべてにおいて、介助したり、代行したり、そんなことはちっとも構わないんです。仮にトイレが間に合わなかったとしましょうか。その後始末をすることなんて、何でもない。そのくらいの覚悟はできているんです。
家族が辛いのは、手を煩わせることを遠慮して、自分で無理をした結果、ますます身体を悪くして不機嫌な顔をされること。そして、そのことを年のせいにして、二言めには、「年はとりたくないもんだ。」「早く死にたい」と泣かれることなんです。

これは、辛いです。涙が出るくらい、むなしくなる瞬間です。

●さて、↑これは昨日の出来事でした。
今朝、散歩から帰ってくると、おふとんはサッパリと片付けられて、代わりに膝が痛いと、うずくまっている母がおりました。
「....私がやるから、そのままにしていて良いんだよ。どうして、そんなにムリをするの。」
思わず、語気が強くなりました。 

この先の展開、まだ読めません。まだまだ波瀾含みの予感.....。








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2 コメント

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そんな日もあるさ! (こきりこ)
2007-12-25 23:43:38
私は母と一緒にいるわけではないのでず~っと一緒にいる嫁である義妹には本当に大変だろうなという思いがありますがきっとそれ以上にもっとしんどいことばかりがあるのでしょうね。
私に言わないだけだろうと思います。

ましてこれが母であればまともにぶつかるし、遠慮もなくなるだろうし・・お母様の気持ちも一日あれこれ揺れ動いて浮き沈みがあるんでしょうね。
とりあえずお布団がかたづいてさっぱりしましたね。

血がつながっているからわかりすぎて辛いんですよね。
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すっきりしましたよ~~。 (ふりかけ屋)
2007-12-26 09:56:32
こきりこさん。

今、このお返事を書いているのは、12月の26日、朝。
その後も、母はおふとんを自分で片付け続けております。

痛みがひどくなれば、“やりたくでもできない”はずだからって、こちらも鷹揚に構えることにしました。

いやあ、狭いうちのリビングですが、ふとんが無いだけで、スッキリ、広々と見えるんですよ。

しつこいけど、『キャッホ~~~!』
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