田舎暮らしの日々是好日

山羊とともにのんびりと農家生活をしながら日頃の憂さ晴らしをつぶやきます。

虎は死して皮を残し

2017-01-30 02:08:29 | 日記

        人は死して名を残す

 与論島に生まれて 名を残した人と言えるには
 名誉町民、栄誉町民と呼ばれることであろう。
 歴史に名が残るためには、
 与論町誌に記録されれば一応は名を残すことにはなるだろうか。

 町誌追録の編纂にあたり、執拗に人名を書きたがる人、
 入れたがるかたがあって、
 苦笑を誘うが、些細な団体の長として記録に残っても、あまり意味がない。
 昔は自分の身内(祖父・区長として)が町誌に名前が載っていて嬉しかったことを思えば、
 自分も同じだったことになるのだが・・・、
 現在は昔と違って、
 ごく普通の人がTVに出演したり、
 新聞紙上で紹介されたりして、
 必ずしも世の中に貢献したから名の知れた人になるというわけでもなくなった。

 行政や学校関係の職員名簿を必要以上に載せて紙面の無駄が多い。
 そんなのは、町誌を見なくても、
 学校関係の発行物で、必要があれば調べられる。
 町誌の追録に取り上げることは、
 そんなバカげたことではなく、新しい見解を紹介することにあると思っていたが、
 ついに切り出せなかった。
 言ったら、
 書かなければならないし、
 責任が伴うので臆病になってしまった。

 明日、最終校正の原稿の読み合わせがある。
 私の執筆したのが二稿あるが、後世のかたの参考程度にとどめることにした。
 全編を自分で構成し、その中で自分の考えを書かないと
 上手くまとめられないことも分かった。
 書きたい事実を隠さなければならないことなども出てきて、
 町誌は難しい。
 自己責任で書く記事程度が、僕には似合っている。

 死して名を残せるような仕事に取り憑かれてしまった。
 嬉しい 使命感に湧いている昨今だ。

 長生きしてもっと調べて、記録を追加していきたい。
 名誉町民と呼ばれるよりももっと大切なことが残せるかもしれない。
 わたしが共同調査にあたった新記録が今後も続々とでてくるだろう。
 私の先祖のことを調べるうちに
 もっともっといいことが明らかにされるであろう。

 自分学でもある。
 父のことを思いながら書いている。
 
 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿